1996年に登場したFPS『Duke Nukem 3D』の楽曲を担当した作曲家のBobby Prince氏は、同作が2016年に『Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour』として再販された際に、楽曲の使用許可を得なかったとしてのパブリッシャーGearboxと同社CEOのRandy Pitchford氏、そして配布を行ったValveを訴えました。
Bobby Prince氏の主張によれば、1996年発売の『Duke Nukem 3D』では販売1本あたり1ドルのロイヤリティを受け取る契約をデベロッパーApogeeと交わしており、楽曲の著作権は同氏が所有。2010年にGearboxがゲームの権利を獲得して2016年に『Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour』を発売したが、その際に楽曲の使用許可を取らなかったとのことです。
Prince氏はゲーム内の楽曲の電子ファイルには同氏が権利を保有していることを明記したテキストが含まれているとも指摘し、Randy Pitchford氏に対してロイヤリティを支払うか楽曲を削除するかの選択を提示したものの、どちらも行われなかったと主張しています。また、Valveには2018年1月にGearboxの著作権侵害を通知したが、通知を無視して現在もSteamでの配布を続けているとしています。
Gearbox Software、Gearbox Publishing、Randy Pitchford氏、Valveにはこの訴訟に対応するため21日間の猶予が与えられます。なお、『Duke Nukem 3D: 20th Anniversary World Tour』はPS4/Xbox One版も配信されていますが、そちらに関しての言及はありません。
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