【吉田輝和の絵日記】移植版『モンスターファーム』データベースでモンスター再生!―今の子はCD知らないだと… | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】移植版『モンスターファーム』データベースでモンスター再生!―今の子はCD知らないだと…

移植版『モンスターファーム』は、オリジナル版とは異なり、昔の音楽CDを思い出す楽しみも生まれているそうです。

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今回プレイするのは、音楽CDを読み取ってモンスターを再生する育成シミュレーション『モンスターファーム』です。

1997年にテクモ(現:コーエーテクモゲームス)から発売された本作ですが、2019年に移植版がニンテンドースイッチ/iOS/Androidにて配信されました。

僕はニンテンドースイッチ版を購入!


でも、ニンテンドースイッチやスマホにはCD挿入口は無いし、どうやってモンスターを再生するんだろう……」と思っていたのですが、専用のCDデータベースにアクセスして音楽CDを選ぶシステムになっていました。

他にも、オートセーブ機能やインターネットを介した対戦モードなどの新要素が搭載されているほか、ロード時間も短縮されています。

移植版とはいえ変更が加えられていますね!

当時持っていた音楽CDを思い出して再生!



古代遺跡から極稀に発掘される円盤石には、古代伝説のモンスターが封印されている。

『モンスターファーム』の世界では、人間とモンスターが共存しており、モンスター同士を戦わせるモンスターバトルがさかんに行われているのだ。

そしてモンスターを再生し、育成するブリーダーは憧れの職業だ。


主人公がブリーダーとして働き出すところからゲームが始まる。

派遣された調教助手のホリィさん、可愛いな!


前述したとおり、移植版である本作は、専用のCDデータベースから音楽CDを選択してモンスターを再生する。

発売当時、僕はオリジナル版『モンスターファーム』を持っていなかったので、友達の家でプレイしていた。あの頃持っていた思い出の音楽CDを再生しよう。


まずは専用のCDデータベースにアクセス。ブラウザ画面が立ち上がり、タイトル名やアーティスト名を入力する。

僕は、TVアニメ「地獄先生ぬ~べ~」のEDテーマであるCDシングル「ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~」(B'zの名曲だ!)で、モンスターを再生した。

モンスターは、ゴーレムやディノ、ピクシー、ワームといった様々な種類が登場するが、今回は果たして……


作品や音楽CDとは関係なさそうなモンスターが誕生!とりあえずコイツに「じごくせんせい」と命名した!

ちなみに、モンスターの再生は円盤石を消費するぞ。円盤石は、ログインボーナスやランダム対戦の報酬として得られる。

モンスターを育てながら働かせる!



まずは今月与えるエサを選択する。

高級なエサの方がモンスターも喜ぶのだろうけど、開始直後でお金はそんなにないのだ。ちょっと安めのエサで我慢してくれ。

お金は、エサ代、アイテムの購入、修行、モンスターの合体などで使う。では、お金はどうやって稼ぐのかというと、モンスターを働かせるのだ。


僕は働かない……


選んだ仕事内容に応じて、「ちから」や「かしこさ」といったステータスが上昇する。ついでにお金ももらえて一石二鳥だ。


「じごくせんせい」は、ポリゴンでは不気味な姿をしているが、ドット絵では可愛らしくなっている。ちょこちょこ動いててキュート。

働き詰めだとモンスターも疲弊するので適度な休養が必要になる。


しかし、疲労を回復させるアイテムを使うと、休養で1週間潰す必要がなくなるのだ。その分しっかり働いてもらうで……僕は働かないけど。


ただストレスには気をつけていないと、病気になったり、小屋をぶっ壊して脱走したりしちゃうので注意だ!

大会を勝ち抜いてランクアップ!



ある程度モンスターを鍛えたら、次はバトルだ。

モンスターバトルに挑戦できる大会は定期的に開催されている。総当り式で戦い、勝数が多ければ優勝だ。公式大会ではモンスターのランクも上がるぞ。


バトルでは、モンスターの前進・後退、各種技を選択できる。

攻撃のヒット率は常に変動しているので、良いタイミングで技を発動させる必要がある。相手との距離によって出せる技が変わるので、使いたい技によって距離を詰めたり離れたりしなければならない。戦略性が高いな。

「ちから」のステータスを上げて一発で勝負を決めるか、「命中」を上げてちまちま確実に削っていくか、育成の仕方によって戦い方も変わっていくのが面白いところだ。

別れもあれば出会いもある。新モンスター誕生!



あれから月日は流れ、「じごくせんせい」はBランクまで昇級したのだが……寿命を迎えてこの世を去ってしまった。

早すぎる死にビックリしてしまって、思わずリセットした。オートセーブ機能があるので、再開は死の1週間前。リセット技は僕の流儀に反するのだが、ビックリしてついついやっちゃった。もうしないから!


とりあえず「じごくせんせい」は冬眠させて死亡を回避。冬眠させたモンスターが2体居るとモンスターの合成が可能なので、その時が来るまで眠っていてくれ。

さあ、新しいモンスターを再生するぜ!


友達の大原君に音楽CDを選んでもらって再生したモンスター。その名も「おおはら」だ。


「おおはら」は不真面目な性格なのか、仕事をよくサボる。ここはしっかり叱らなければ!


だが、リアルの大原君は妻子持ちなのに1年近く無職のまま。一応は仕事をする「おおはら」の方がだいぶマシなのである。


教育の甲斐あって「おおはら」は順調に育ってきた。


「回避」を捨て、「ちから」と「命中」に特化させる育成方法を実践したおかげで、「おおはら」は敵を1~2発で倒せるようになっていたのだ。

先手必勝で、やられる前にやる!


そしてEランクからSランクに到達し、ようやくツワモノたちの祭典「オールスター・バトル杯」への出場が認められた。

優勝すれば名実ともに最強モンスターと一流ブリーダーへの道が拓けるのだ。

残りの2ヶ月、みっちりトレーニングするぞ!


しかし、うっかり大会の日程を忘れてしまう。

また来年頑張ろ。なっ……?


その後、冬眠した「おおはら」は「じごくせんせい」と合体し、なんだかヘンテコなモンスターに生まれ変わった。2体のエースの能力を引き継いだ新モンスター「じごくおおはらくん」の今後の活躍にご期待ください!


モンスターの再生方法が変わって、「自分の音楽CDから再生出来ないんじゃ、愛着も湧かなくない?」と思っていたのですが、当時持っていた音楽CDを思い出しながら検索している内に、懐かしくなって夢中でプレイしていました。

本作は、リメイクではなく移植なので大きな変更点はありませんが、爆速ロードやオートセーブ(手動セーブもあり)のおかげで快適にプレイ出来ます。

ただ、アニメーション中のスキップが無かったり、カーソルの初期移動が遅かったりと不親切なところが見られます。元々昔のゲームなので仕方ないですね。

そういえばプレイ中、友達のお子さん、かつとし君(10歳)に音楽CDを選んでもらっていたのですが……彼はCDの存在を知りませんでした。


これがジェネレーションギャップか……。

『モンスターファーム』は、ニンテンドースイッチ/iOS/Androidを対象に配信中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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