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【吉田輝和の絵日記】勝つために仲間だって陥れる! 躊躇なしのデスゲームバトル『ワールズエンドクラブ』

デスゲームの説明中に騒ぐ奴は大体死亡フラグ。

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【吉田輝和の絵日記】勝つために仲間だって陥れる! 躊躇なしのデスゲームバトル『ワールズエンドクラブ』
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今回は、Apple Arcade(iOS)向けに配信されているイザナギゲームズの『ワールズエンドクラブ』。本作は、突如殺し合いのデスゲームに参加させられることになった少年少女が繰り広げる、サスペンスパズルアクションゲームです。

可愛らしいキャラクターとデスゲームといった組み合わせがどことなく『ダンガンロンパ』シリーズを彷彿とさせると思ったら、実際に同シリーズを手掛けたスタッフが開発に携わっていると聞きました。


それだけではなく『パンツァードラグーン』シリーズのスタッフも参加しているとのことで、両作のファンである僕はニンマリしてしまいます。

いきなりクライマックス!強大な敵に立ち向かえ



物語はいきなりクライマックスから始まる。ガンバレ組と呼ばれる少年少女たちは強大な敵に立ち向かうのだが……返り討ちに合ってしまうのだった。

そして話は過去へと遡る。


1995年7月……ガンバレ組の少年少女たちは修学旅行の移動中、落石事故に巻き込まれ気を失ってしまう。


目を覚ますとそこは海底に建設された遊園地の廃墟だった。

幸いにも皆無事だったのだが、誰がどんな目的でこんな場所に連れてきたのか……。


そんな時、突然現れた「ピエロ」と名乗るヤツから、デスゲームの開催を告げられる。


話は変わるが、僕はゲームの登場人物として主人公のパーティに参加する妄想をよくする。

僕のキャラクターだと損な役回りだろうなあとしみじみ思う。幸い本作では初っ端から誰も殺されることなく会話は進む。


いつの間にか全員の手首には、バングルが嵌められており、そこには「ノルマ=やるべきこと」が表示されている。

一番先にそのノルマを達成した者がデスゲームの勝者となるのだが……バングルに表示されているのは自分のノルマではなく他人のノルマだ。


自分のノルマを知る為には、他の人にバングルを見せてもらう必要がある。説得して見せてもらうか無理やり見るか、どんな方法を使うのも自由だ。


僕がここにいたら、きっと役立たずと見なされて消される!

死にたくなければ陥れろ!デスゲームスタート



一番先にノルマを達成した勝者はこの廃墟から脱出する鍵を手に入れ、それ以外の全員は敗者となり、恐ろしいロボットにより「罰」を与えられる。おそらく、殺されてしまうのだろう。

こうしてあっさりと始まってしまったデスゲーム。少年少女たちは困惑しながらも、自分より先にノルマを達成させないため、散り散りに去っていった。


残されたのは主人公の「れいちょ」と「兄貴」のふたり。

兄貴はれいちょに協力を持ちかけ、信頼の証にお互いのバングルを見せ合おうと提案するのだが……


明らかに怪しいので丁重にお断りし、れいちょもこの場を離れる。


やはり罠だったようだ。

しかし、それにしても君たちガンバレ組の仲間だったんじゃないの?兄貴さん、デスゲームにノリノリ過ぎない……?


少し離れた場所で「ニョロ」が兄貴と同じようにバングルの見せ合いを提案していた。これまた明らかに罠くさいが、言葉巧みに誘導された「たっつん」がニョロとバングルの見せ合いをしてしまう。

そしてニョロのバングルにはたっつんのノルマが表示されていた。そのノルマは「制限時間6分前まで、自分のバングルを誰にも見せない」といったものだった。

つまり、この時点でたっつんのノルマは未達成確定となり……どこからか現れた巨大なロボットアームによって、たっつんは連れ去られてしまった。


作戦通りと言わんばかりに悪そうに微笑むニョロ。

ほんと君ら仲間じゃなかったの?たっつん多分死んだで……。


特に兄貴とニョロ、心配だわ……。

全員がデスゲームガチ勢……殺る気満々!



その後再び登場した兄貴の策略により、れいちょは皆から追われる立場になってしまう。捕まるとゲームオーバーになるので逃げねばならない。


フィールドでは、行きたい方向に画面をスワイプすると移動出来る。画面を上にフリックすればジャンプが可能だ。

本作は画面のタッチ以外にも、コントローラーやキーボード、リモコンといった様々な操作に対応している。


慌てると画面を指で覆ってしまう癖があるので、これは非常に助かる。


なんとか逃げ延びた先で理性的な仲間と出会い、一緒に行動することになった。


仲間とともに探索を続けていると、れいちょたちと同じように協力関係を結んでいた人を見たし……。


醜い陥れ合いの光景も目の当たりにした。

ここでは「観覧車に乗る」ことがノルマの「モーちゃん」と、ノルマ阻止の為に観覧車をぶっ壊そうとする「関西」がバトルを繰り広げていた。


現段階ではノルマ未達成者がどうなるかはわかっていないが、巨大なロボットアームに連れ去られた後は殺されたと考えられる。その中で積極的にデスゲームに参加するキャラクターたちにドン引きした。

ちなみにモーちゃんのノルマ阻止には、実はれいちょも関わっていた。


本作には謎解き要素もあり、フィールドに配置されているオブジェクトを動かして仕掛けを作動させる。

流れる水をタルで受け止め、電気的な部分に水をかけて観覧車をぶっ壊したのは、何を隠そうれいちょだ(というか僕がそうさせたんだけど)。

ドン引きしといて僕もノリノリである。これがデスゲームの魔力か

こうしてデスゲームの参加者をどんどん減らし、残ったのはれいちょと兄貴、そしてヒロインっぽいポジションの「バニラ」の3人だ。


ノルマを達成するのは誰なのか。このデスゲームを開催した黒幕の正体とは……そしてその先に待ち受けるものは一体……。

このデスゲームはまだ序盤に過ぎず、物語はまだ続いていくのだった。



クリア時間は10時間ほど。『ダンガンロンパ』シリーズや『パンツァードラグーン』シリーズを手掛けたスタッフが関わっているだけあって、約束された面白さでしたね!

初っ端からガンバレ組の面々がガチで蹴落とし合いをする殺伐とした雰囲気と、謎が謎を呼ぶ展開に夢中になってプレイしていました。

ただ全ての謎が解き明かされる前に、一旦途中で区切られてしまいます。続きは2021年春に配信されるそうですが……先が気になる物語だけに最後まで一気にプレイしたかったです。面白かっただけにそこは残念でした。

100以上のタイトルが遊べるサブスクリプションサービス「Apple Arcade」は月額600円ですが、1ヶ月のトライアル期間が設けられているので、その間に本作をクリアすれば実質無料で遊べちゃいます。もちろん、本作だけでも600円以上の価値は十分あると思うので、トライアル期間を終えちゃった方もぜひ!

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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