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低音強調ヘッドセット「HS60 HAPTIC」は“勝ち”に繋がるのか? SCARZ・Rumadに『Apex Legends』で使える「音のテク」を訊いた

SCARZ・Rumad選手にコルセアから発売中のヘッドセット「HS60 HAPTIC」を試用していただき、インタビューも実施! 『Apex Legends』で役立つサウンド面のお話も訊きました。

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低音強調ヘッドセット「HS60 HAPTIC」は“勝ち”に繋がるのか? SCARZ・Rumadに『Apex Legends』で使える「音のテク」を訊いた
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2021年2月、『Apex Legends』のシーズン8が始動しました。アニバーサリーコレクションイベントも延長され、キャラクターの性能調整や特殊モードが話題になっているところですが、このタイミングで「ゲーミングデバイスを新たに手に入れて、新環境で勝ちを狙いに行きたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

そんなタイミングでGame*Spark編集部は、Corsairから発売されているゲーミングヘッドセット「HS60 HAPTIC」の特長を探るべく、『Apex Legends』を主なタイトルとして活動するプロFPSプレイヤーRumad氏にインタビューを実施。実際にこのヘッドセットを試用していただき、そのサウンドが『Apex Legends』のプレイングにどのように役立っていくのか伺いました。

■ブルブル振動するハプティックエフェクトでゲーマーを迎え撃つ「HS60 HAPTIC」

インタビュー部に入る前に、「HS60 HAPTIC」の全貌を見ていきましょう。このゲーミングヘッドセットの最大の特徴は「低音強調」。20~80Hzの低音域を強化しているのがサウンド面での特色で、さらに「ハプティックエフェクト(触覚フィードバック)」が凄まじい臨場感を与えてくれます。

この「触覚フィードバック」は、とてもシンプルに要約すれば「低音にあわせてヘッドセットから振動が伝わってくる」という機能です。銃声や爆音はもちろん、ちょっとした効果音に含まれる低音も強調され、その強さにあわせてブルブルと震えてくれます。

起動時から頭全体が揺さぶられる強力重低音!
音量によっては「-dev -novid」無しだと危険かも。

ハプティックエフェクトはダイヤルがONになっていれば常に機能しているため、映画/ドラマを観るときや音楽を聴くときも強烈な臨場感を楽しめます。

当然ゲームをプレイしてない間にも振動するので、筆者は『Apex Legends』起動時ムービーからハプティックエフェクトを体感することになりました。なかなかの迫力なので、突然大きなSEが鳴るホラーゲームのような作品を遊ぶときは音量に要注意です。

右耳側には「ハプティックエフェクト」の強弱を操作するダイヤル。左側にはマスター音量の調整ダイヤルと、プッシュ式のミュートボタンが備えられています。

PCとはUSBで接続可能。音声入力はミニジャック付きマイクを挿し込む形式で、マイクケーブル部分は曲げやすい金属素材で覆われています。ヘッドセット本体は厚めの布ケーブルを採用しているので、どちらも断線リスクを気にせず自由に取り回せます。

■SCARZ所属プロFPSプレイヤー・Rumadに使用感を訊いた

ここからは、e-Sportsシーンで活躍するプロチーム「SCARZ」に所属するRumad氏への「HS60 HAPTIC」試用インタビューをお届けします。ゲーミングデバイスや『Apex Legends』で意識するべきサウンドについて訊きながら、このヘッドセットの特長を教えていただきました。


――「HS60 HAPTIC」について伺う前に、Rumadさんのこれまでの経歴について教えてください。いつ頃からFPSをプレイし始めたのでしょうか。

Rumad: FPSを遊ぶようになったのは12歳の頃からで、友達とPS3で『レインボーシックス ベガス』をプレイし始めたことがきっかけでした。それからは『Call of Duty』や『バトルフィールド』のシリーズ作品、『CS:GO』、『オーバーウォッチ』などをプレイしていましたね。そして『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』を経て、今はSCARZで『Apex Legends』のプレイヤーとして活動しています。

――現時点で使用されているゲーミングデバイスについて教えてください。キーボード/マウス/マウスパッドなどは、どんなものを使われていますか。

Rumad: キーボードはSCARZのスポンサーであるCorsairの「K70 RGB RAPIDFIRE」、マウスはZOWIEの「ZA13」、マウスパッドにはSteelseriesの「QCKヘビー」ラージサイズを使っています。

――ヘッドセットに関しては、どのような特徴を持った製品がお好みですか。

Rumad: ヘッドセットというよりはヘッドフォンなのですが、音楽/映像制作用のモニターヘッドフォンを使ってます。ゲーム自体が想定している本来の音を忠実に再現することで、それぞれの音を正確に聞き取れるようにしていますね。

――他にゲーミングデバイスを選ぶときに意識していることや、こだわっていることがあれば教えてください。

Rumad: 私はゲーミングPCの中身も外見もこだわるタイプなのですが、PCに接続する周辺機器に関しては、余分な機能が少ないものを選んでいます。可能な限り遅延が少なくて、反応が速いほうが良いです。

――「HS60 HAPTIC」を試用していただきましたが、どのようなセッティングから取り掛かりましたか。やはりイコライジングを厳密に調整したりと、競技シーンでの有用性を意識したのでしょうか。

設定用ソフトウェア「iCUE」。「FPS Competition」は、低音域から中音域を中心にブーストしていて、最低音域と最高音域(32Hz/16KHz)がわずかに下げられています。

Rumad: 個人的にイコライジングはあまり得意でないので、「FPS Competition」のプリセットをそのまま使用していました。「HS60 HAPTIC」は接続するだけで、ゲームに対して忠実なEQになってくれましたね。

――なるべくデフォルト設定にしていきたいのですね。「HS60 HAPTIC」は“20~80Hzの低音域を強化”を特徴のひとつとしていますが、『Apex Legends』を始めとした対戦型FPSを遊ぶ場合、低音強調はどのように影響してくるのでしょうか。

Rumad: FPSにおいて、低音は「爆発音」や「重たい武器の銃声」によく含まれています。破裂音が強い武器などは特にそうです。ゲームによっては、コンクリートの上を移動する足音にも低音が比較的多めに含まれます。砂地のようなロケーションなら、逆に高音が多いですね。

――例えば草地のようなマップであれば、芝や草を踏む音で高音がさらに重要になってくるのでしょうか。


Rumad: 草のある場所なら「土」に当る足音の帯域に加えて、草を踏みしめるような音が含まれることになります。また、プレイヤースキルにもよりますが、『Apex Legends』では自分の周辺にいる他のプレイヤーの音の中で、自分にとって必要な音を選ぶ必要があります。耳に入れるだけでなく、きちんと認知するということですね。

ーーなるほど。優先度の高い音を聞き分けて、分析していくようなことでしょうか。

Rumad: そうですね。ゲームに慣れていないプレイヤーだと、音が耳に入ってもつい聞き流してしまうこともあって。それでも「HS60 HAPTIC」のようにゲームプレイに重要な音が強調されていると、どうしたって意識することになります。低音域は人間が感じやすい音でもありますが、自分にとって特に重要な近距離のサウンドが強調されて聞き取りやすかったですね。

――「HS60 HAPTIC」の目玉機能でもある「ハプティックエフェクト」の感想を聞かせてください。低音域のボリュームに応じて振動するこの機能に、Rumadさんとしてはどのような印象を感じましたか。

Rumad: 最初はどのような機能か分かっていなかったので、初めて体感したときにびっくりしました。ゲーム中でも、近くの発砲音で「ハプティックエフェクト」でヘッドセットが振動したりして。機能としておもしろいので、わざと余計にダメージを受けてみたりもしましたね。一般的に言われる「良いヘッドフォン」でも、臨場感では映画館に負けてしまいますけど、「HS60 HAPTIC」は身体全体で楽しめると思います。頭から外して首にかけてるだけでも、胸元で振動を感じられましたね。

――『Apex Legends』をプレイしているとき、特に聞き分けたい音について教えてください。

Rumad: 当然ですが、基本的には足音は絶対に聞こえていないといけないですね。近距離、中距離、遠距離とそれぞれ聞き取れるべきです。加えて『Apex Legends』はアビリティーというものがあるので、敵が使ったアビリティーの音を聞き取ることも重要です。

――現時点(シーズン8)なら、ホライゾンのアビリティー効果音などでしょうか。

Rumad: 最近よく見られるホライゾンのアビリティーの音は、低音はあまり含まれてないですね。中音域~高音域が多めです。あとはジブラルタルのアルティメットも爆撃ですから、低音域から中音域が強めの音です。

――なるほど。ロケーションとキャラクターによって、緻密な聞き分けが大事になりそうですね。

Rumad: アビリティーの聞き分けに関しては、やはりレジェンドによって大きく違ってきますね。また足音の例で言えば、「ワールズエッジ」はコンクリート、岩が多いので低音が比較的大事になってきます。「キングスキャニオン」は中音域から高音域も重要です。

――ゲーミングヘッドセットのマイクには、どのような機能を求めますか。


Rumad: ノイズキャンセリング機能は重要だと思っています。コアなゲーマーは基本的にゲーミングヘッドセットを使っていると思いますが、VCで戦況を味方に報告することも多いですから。足音やアビリティーの音、味方とのコミュニケーションなど情報が多くなると、先ほどの「音の認知」が難しくなってしまいます。単一指向性ならあまり問題ないのですが、コンデンサマイクのように環境音まで拾うと、大事な音がかき消されたり、他プレイヤーの集中力を妨げてしまいます。青軸のキーボードを使われている方には、特にノイズキャンセリング付きのものが重要になってきますね。

――最後に、「HS60 HAPTIC」の総合的な評価をお聞かせください。

Rumad: サウンドに関してはこれまで触れたとおりですが、見た目について言うと、他のヘッドセットにはあまり見られない都市迷彩のようなカラーリングが個人的に好みです。デザインはかっこいいですが、装着感は比較的重めかもしれません。実際、重量のあるヘッドセットは特に頭頂部に負荷がかかりがちですが、「HS60 HAPTIC」はその重さが左右にも分散されているように感じられました。よく考えられたバランスだなと。着けているときに頭が痛くなったり疲れたりしないための工夫が見られるヘッドセットだと思います。

――本日はありがとうございました。


「HS60 HAPTIC」の詳細なスペックはリンクスインターナショナルの公式サイトで公開中。国内向け販売店舗を含む詳細情報は、Corsair公式サイト(英語)からチェックできます。

品名: HS60 HAPTIC

型番: CA-9011225-AP

(ヘッドホン部)

ドライバユニット:50mmネオジウムドライバ

感度:111dB (±3dB)

周波数特性:20Hz-20kHz

インピーダンス:32Ohms@1kHz


(マイク部)

感度:‐40dB (±3dB)

周波数特性:100Hz-10kHz

インピーダンス:2.0kOhms

指向性:単一指向性(ノイズキャンセリング対応)

着脱:可能


インターフェース:USB

ケーブル長:約1.8m

ボリュームコントロール:左イヤーカップ下部ダイヤルを前後

マイクミュートボタン:左イヤーカップ下部スイッチON/OFF

ハプティックエフェクトコントロール:右イヤーカップ下部ダイヤルを前後

本体サイズ:161mm x 99mm x 207mm

本体重量:約420g

《キーボード打海》

「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『絢爛舞踏祭』。

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