『Lost Words: Beyond the Page』「喪失」というテーマを扱ったこの作品には、元児童心理学者でもあるケンブリッジ大学の研究者に協力してもらいました【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Lost Words: Beyond the Page』「喪失」というテーマを扱ったこの作品には、元児童心理学者でもあるケンブリッジ大学の研究者に協力してもらいました【開発者インタビュー】

私たちは水彩画や広告、本など、さまざまな場所からもインスピレーションを得ました。

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『Lost Words: Beyond the Page』「喪失」というテーマを扱ったこの作品には、元児童心理学者でもあるケンブリッジ大学の研究者に協力してもらいました【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回はSketchbook Gamesが開発し、2021年4月8日に発売した『Lost Words: Beyond the Page』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、英単語を使って障害を乗り越えていくパズルゲーム。少女の日記に書かれた英単語を使いこなして美しくファンタジーなフィールドを進んでいきます。英単語の勉強にも良さそうなパズルゲームです。

『Lost Words: Beyond the Page』はSteamで1,520円で発売中です。


――まずは自己紹介をお願いします。

Sketchbook Games 私はマーク・バックラーと申します。私は14年間、EA、ライオンヘッド、ソニーなどの会社で働き『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』やBAFTA賞を受賞した『Fable 2』などのゲームを手がけてきました。現在はSketchbook Gamesを設立し、複数の賞を受賞した『Lost Words: Beyond the Page』をSteam、PS4、Xbox One、Switchで最近リリースしました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Sketchbook Games 2013年にLudum Dare Game Jamに参加して、初めてこのゲームのアイデアを思いつきました。このコンセプトはとても気に入っていたので、空いた時間に作業を続けていました。そして2015年にはフルタイムで作業を始めました。その約1年後には資金調達に成功し、チームを雇うことができました。この作品を時間をかけてゆっくりと成長させてきたのです。

――本作の特徴を教えてください。

Sketchbook Games このゲームは雰囲気のあるパズルプラットフォームゲームで、プレイヤーは日記の中を舞台に言葉を足場として使用してパズルを解いていきます。そして、著名なゲームライターであるRhianna Pratchett氏がストーリーを担当しています。このゲームは「喪失」というテーマを扱っており、このテーマの専門家で元児童心理学者でもあるケンブリッジ大学の研究者に協力して開発しました。

映画でいえば「ネバーエンディング・ストーリー」や「ラビリンス」「A Monster Calls」などで、ゲームなら『Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)』や『What Remains of Edith Finch(フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと)』、『Thomas Was Alone』など、私たちは水彩画や広告、本など、さまざまな場所からもインスピレーションを得ました。

――日本語対応の予定はありますか?また、ファンによる翻訳を受け付ける場合、誰に連絡すればよいでしょうか?

Sketchbook Games 現在、日本でのゲーム展開に協力してくれるパブリッシャーを探しています。日本語のテストチャプターを作成しましたので、こちらをご覧ください。『Lost Words: Beyond the Page』のようなゲームでは、一文の長短で日記のページが崩れてしまうため、ローカライズされたテキストを数多く実装する作業になるので今のところファンの翻訳は募集していません。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Sketchbook Games 幸運なことに、私たちはロックダウンされる前からほとんどリモートで仕事をしていたので、それほど大きな変化はありませんでした。また、ゲーム業界全体としても、売上が約30%増加したことは幸運でした。しかし、多くのイベントに参加できなかったため、『Lost Words: Beyond the Page』が注目されにくくなってしまいました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Sketchbook Games はい、ぜひプレイしてみてください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Sketchbook Games 皆さん、こんにちは。私は日本の大ファンで、2011年に2週間かけて日本を旅行したのですが、とても素晴らしかったです。東京ゲームショウにも行ってきましたが、とても楽しかったです。近いうちに日本に戻ってきたいと思っていますし、『Lost Words: Beyond the Page』を日本の皆さんにお届けする方法が早く見つかることを願っています。

――ありがとうございました。

『Lost Words: Beyond the Page』は、Steam、PS4、Xbox、Switchで発売中です。

◆「注目インディーミニ問答」について本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《HATA》
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