2013年からサービスが続いているMMORPG『黒い砂漠』。その開発と運営を手がけるPearl Abyssが発表したオープンワールドゲーム『紅の砂漠』を一足先に試遊させていただきました。
本作は2019年に初報が出て以来、長らく開発が続けられているタイトル。「灰色たてがみ団」という傭兵団を率いる男クリフとなり、ファイウェル大陸で生き残りをかけて戦っていくという物語です。
今回はTGS2025で試遊できるビルドと同じものを遊ばせていただきました。たっぷり50分もの長尺で、戦場を駆け抜けるシーンや、ボスとの激闘までさまざまなシチュエーションを体験できました。

まずはチュートリアルです。(DualSense基準で)R1で通常攻撃、R2で強攻撃、L1で防御、L2で弓を構える、○で回避、×でダッシュ、□でジャンプなど、基本的には昨今のアクションゲームとそこまで離れていない操作がアサインされています。

とはいえ、本作はMMORPGの開発者たちが作ったゲーム! できることはどんどん増えていきます。
×+○で突き、△+○で掴み、L1+R1で目眩し、その状態からR2で連撃、R1+R2で回転斬り、L3でグラップリング、R3で掌底……と、覚えきれないほどのアクションが用意されていました。これだけでなく、属性攻撃や空中掌底など、さらに複雑なアクションも多数存在します。

これらはスキルツリーで徐々に解放していく作りになっており、当然ながらそれぞれに効果が異なります。たとえば、掌底で敵を一時的にスタンさせたり、掴んでから方向キーを入れることでさまざまな投げ技に移行したりと、まるで同時にMMORPGの全職種を触っているかのような多彩さがありました。
また、これらのアクションを始め『黒い砂漠』のプレイヤーならニヤッとできる要素を所々に盛り込んでいるとのことです。
流石に試遊ではすべて使いこなすことはできませんでしたが、遊べば遊ぶほど新しい動きが出てくるので、まったく飽きる気がしませんでした。

そしてチュートリアルも終わり、崖から飛び立つシーンに切り替わります。落下しながら広大なファイウェル大陸が360度見渡せましたが、製品版ではここから見えるすべてのエリアにアクセスすることができるそうです。とんでもない物量だ……!

さて、地上に降り、ようやくゲームスタートです。今回の体験版では、カルフェイドの名誉を汚した反乱の首謀者「カシウス・モーテン」を討つという任務に就きます。
今すぐにでも戦場に打って出たいところですが、まずは近くの崖に移動し、敵の櫓を大砲で破壊することにしました。
と、その前に、守備隊から壊れた大砲を直すのを手伝ってほしいと頼まれます。こういう小さい仕事が傭兵団長としての、いや、漢としての人望を確立していくんですよね……。

本作の戦場には至るところに大砲が置かれています。戦況を優位に進めるためにガンガン利用していきましょう。

景気よく監視塔を粉砕したところで、馬に乗って戦場へと降りていきます。もちろん馬に乗らずに崖から飛び出して滑空することも可能ですが、体験版ではミッションに沿っていくことにしました。
戦場ではありますが、しばらく辺りを見回してみます。本作のグラフィックはとんでもなく凝っており、木々や下生え、小川に流れる水、地面のテクスチャに至るまで、精密に描かれています。

本作はタッチパッドを複数回押すことで視点を自由に切り替えられるのですが、そのあたりの木を注視してみても、荒いテクスチャはまったく見当たらず、徹底して描き込まれていました。
大気も計算しており、雲や風の流れもリアルタイムで変わっていくとのことです。おまけに戦場では何百という数の兵士たちが常に戦い続けており、クリフが見に行かなくてもいつの間にか決着がついているのだとか。し、信じられん……! これはかなり気合の入ったCPUが必要になるかもしれません。

美しい風景に見とれつつ、雑兵を片付けながら進んでいきます。今度は味方の指揮を上げるために、倒れた軍旗を立てることになりました。
旗を立てると、その野営地で補給を受けることが可能になります。ロールプレイとしてもグッと身が入りますので、倒れた旗を見かけたらなるべく立てていきましょう。

逆に、敵の補給塔を破壊することもできます。敵の野営地は厳重に守られていますが、裏から回ったり、空中掌底で飛び上がったりすれば簡単に侵入することができます。いわゆるイマーシブ・シム的な遊びが詰まっているのも本作の魅力ですね。
それではついに本丸へ。カシウス・モーテンの陣取る城へと入っていきます。
まずは味方のウンカと合流し、ふたりであれよあれよと敵を薙ぎ倒していきます。リアルタイムレンダのカットシーンも抜かりなく、素晴らしい殺陣を見せてくれました。

ウンカからカシウスの居所を聞き出し、いよいよ城内へ突入。玉座で待つカシウスと一騎打ちです。
さすがにボスだけあって、ちょっとやそっとの攻撃では怯んでくれません。こちらの連撃は掴みで受け止められてしまい、投げ飛ばされてしまいます。ちゃんとタイミングを見計らいつつ、隙を見て攻撃を叩き込んでいきましょう。


HPを削り、相手がスタンしているところに、旗を立てる要領で壊れた柱を持ちあげ、渾身の力で脳天に振り下ろしてやりました。そしてすぐさま攻撃を重ねて、なんとか勝利。相手の盾を奪って胸に突き刺すというなんともブルータルなカットシーンが流れ、この地の戦いも終焉を迎えました。

日が暮れるなか、勝利を告げるために近くの烽火台に狼煙を上げに行くクリフ。死屍累々の戦場を往くクリフの姿を、焚き火や残り火が照らします。ここのライティングも絶品でした。
烽火台に火を灯したところで体験版は終了です。

とんでもなく精緻なグラフィックと、覚えきれないほど大量のアクションに、迫力満点の殺陣……ハイエンドなアクションアドベンチャーに求められるものがすべて詰まっているような体験でした。
TGS2025では50分の試遊をより多くのユーザーが楽しめるように、なんと100台もの試遊台を用意したそうです! ぜひともブースに足を運んでみましょう。
『紅の砂漠』はPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X|S向けに3月19日発売予定です。
※UPDATE(2025/09/25 14:53): 見出しに誤りがあったため修正しました。











