高難度ダンジョン探索ACT『Nongunz: Doppelganger Edition』―クリッカー/放置ゲームのシステムを活用することで単なるローグライクと差別化【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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高難度ダンジョン探索ACT『Nongunz: Doppelganger Edition』―クリッカー/放置ゲームのシステムを活用することで単なるローグライクと差別化【開発者インタビュー】

オリジナル版から4年、訴訟問題も乗り越え新たなパブリッシャーと組んでの再スタート。『DARK SOULS』の影響もあるということです。

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高難度ダンジョン探索ACT『Nongunz: Doppelganger Edition』―クリッカー/放置ゲームのシステムを活用することで単なるローグライクと差別化【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Brainwash Gang開発、PC/PS4/Xbox One/スイッチ向けに5月8日にリリースされた高難度ダンジョン探索アクション『Nongunz: Doppelganger Edition』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、骸骨の主人公を操り、己を強化しながらダンジョンを攻略していくローグライト風アクション。100以上のステージと数十種類のモンスター、様々な効果を持つアイテムがプレイヤーを待ち受けます。『The Binding of Isaac』と『クッキークリッカー』を融合したかのような独自のシステムを採用。日本語にも対応済み。より詳しいゲーム内容はプレイレポをご覧ください。

『Nongunz: Doppelganger Edition』は、1,320円で配信中(Steam)



――まずは自己紹介をお願いします。

Brainwash Gang スペイン・マドリードを拠点とするゲーム開発スタジオ、Brainwash Gangです。これまで5~6年にわたりゲーム開発を行ってきており、現在は9人のメンバーで活動しています。

開発メンバーの経歴は様々で、ゲーム開発を学校で学んだメンバーもいれば、独学の人もいますし、ゲーム業界以外の経歴を持つ人もいます。メンバーの多くはゲームジャムで小規模なゲームを作っている時に知り合い、徐々に経験を積み、ある時、本作のアイデアが生まれたのです!まずはゲームジャムでプロトタイプを作り、それ以来、チームも大きくなり、私たちの能力も徐々に向上していきました!

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Brainwash Gang本作のオリジナル版は4年前にリリースされました。開発期間は6ヶ月です。オリジナル版のパブリッシャーとは数多くの問題が発生し、訴訟問題にまで発展してしまいました(私たちへの支払いがないまま、雲隠れしてしまったのです)。私たちはSteamに連絡してオリジナル版の販売を取り下げてもらい、すべてのストアにおいてお手伝いしていただける新しいパブリッシャーを探すこととなりました。これを機に、本作を異なるゲームエンジンでリメイクすることにもなったので、すべてのストアで再販売するのに数年を要してしまったのです。新しいパブリッシャーのDigeratiには、この場でも御礼申し上げたいと思います。

――本作の特徴を教えてください。

Brainwash Gang本作は普通のローグライクゲームとはちょっと違い、クリッカー/放置ゲームのシステムも組み合わせています。このようなシステムにより、同ジャンルの中でも、本作は差別化できていると思います。プレイヤーはこのシステムを上手く活用することで難易度を下げることができ、状況を容易に把握でき、より簡単に攻略することができるのです。

本作はリメイクですが、オリジナル版とその本質は変わりません。それでも、プレイヤーの皆さんにはいくつか新しい要素を提供したいと思い、アリーナを追加しています。アリーナではウェーブで襲いかかってくる敵を倒し、ポイントやカードを稼ぎ、新しいボスたちと戦います。また、ローカル協力プレイも本作にはぴったりだと思い、新しく追加することとしました。おかげで本作の楽しさも2倍になったのではないでしょうか。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Brainwash Gang本作は『DARK SOULS』やイングマール・ベルイマン監督の映画「第七の封印(注:1957年製作のスウェーデン映画)」からインスピレーションを受けています。あえて曖昧で多くを語らないアプローチは、『DARK SOULS』をベースとしています。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Brainwash Gang正直に言うと、ありませんでした。本作はリメイクであり、オリジナル版は新型コロナ前に完成していたからです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Brainwash Gangはい、配信していただくのはいつでも嬉しいですね。本作のような小さなゲームを多くの方に知っていただくのは大歓迎です。それに加え、本作を使ってコンテンツを作り、お金を稼いでいただくのもとても嬉しいことです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Brainwash Gang皆さんの中のほんの一部の方にでも、本作を楽しんでいただき、地球の反対側にいる私たちが繋がることができたら嬉しいですね。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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