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『ファークライ3』ファン必見の『ファークライ6』DLC第一弾「バースの狂気」はバースの背景が明らかになるローグライクFPS!?

『ファークライ6』待望のヴィランDLC第一弾「バースの狂気」の先行プレイレポをお届けします。本作は『ファークライ3』のヴィラン「バース」となって狂気の精神世界から脱出するローグライクFPSとなっております。ファン必見のサービス満点DLCです。

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『ファークライ3』ファン必見の『ファークライ6』DLC第一弾「バースの狂気」はバースの背景が明らかになるローグライクFPS!?
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筆者は「ファークライ」シリーズに釘付けにされてしまった人間ですが、きっかけは『ファークライ3』でした。南国の島にバカンスに来た若者たちが海賊によって囚われ、絶体絶命のところを実の兄の機転で切り抜けようとした主人公「ジェイソン・ブロディ」はその兄が脱出の際に死したこと、ジェイソンたちを捕らえたヴィラン「バース・モンテネグロ」との対峙によって、あるいは作中を通じて行う大量殺戮によって狂気に飲まれていきます。

『ファークライ3』

そのストーリーラインを支えたソシオパスのバースはこう言います。

異常の定義を知っているか?」と。

「同じ事を何度も何度も繰り返す、変化を信じて。それが異常の定義だと教えられたとき、からかわれたと思い、そいつを殺した。だが、だがな、違った。どこをみてもどっちを向いても大勢のアホどもが性懲りもなく同じ事を繰り返してる何度も何度も何度も何度も、今度こそ……おい! 何みてんだ! 俺はお前を1度殺した、だよな? 俺がおかしいわけじゃない。もう過ぎたことだ。“異常”の定義は知ってるか?」と激昂してから突如冷静になるシーケンスで強烈な印象を残しました。なお、この異常の定義はアインシュタインが作ったとされていますが誤解で1983年の小説「Sudden Death」が初出かもしれませんがもっと遡れそうです。

本DLCにおいてプレイアブルキャラクターとなる『ファークライ3』のヴィラン、バースは自身の「精神世界」に囚われています。その中では妹である「シトラ」の「認めてほしいんでしょう。」という声が。「自分の精神から抜け出したいのならナイフの欠片を3つ集めて戦士としての証明を立てろ」といわれ、バースはその通りに動くことになります。同時に『ファークライ3』の主人公ジェイソンも至るところで敵や幻覚などで登場します。ナイフは『ファークライ3』を象徴する武器であり、彼はシトラとジェイソンに囚われています。

狂気の精神世界へ潜り込め!

はじめる前の設定ですが「マインドレベル」という難易度が5段階あり、最初は1しか選択できませんが1度クリアすればほかの難易度に挑戦可能となります。難易度の違いは得られるキャッシュの量や敵の強さ、始まる時間帯など多岐におよびます。

舞台となる場所は『ファークライ3』での舞台だったルークアイランドを模した場所で、全体の作りとしてはそれほど広くはありません。本作は自由なファストトラベルが縛られていて、「メモリーリンク」という各地に点在する扉同士だけがファストトラベル可能な地点になっています。マップも本来ならすべてのロケーションが見られるはずなのに未踏の地はマスクされています。

ローグライクFPSとして死にまくりながら生き残れ!

本DLCでは「死亡すると引き継ぎ不可能なインベントリアイテムはすべて失われる」というローグライク要素を取り入れているのが最大の特徴でしょう。パーマネントの強化は、箱を空けたり敵を倒したりして得られる「キャッシュ」を使って永続ボーナスや武器のアップグレードを購入していくことになります。

また死亡するとすべて失われる「パワー」と呼ばれるパッシブのバフがあり、「移動速度が上がる」ものや「スライディングするとリロード速度が上がる」という一風変わったものまで存在しています。パワーは取得せずに売ってキャッシュにも換えられますし、またパワーの装備枠もキャッシュを使わないと増やせません。

本作はキャッシュの重要性が非常に高くデザインされています。キャッシュは敵を倒しても得られるし箱を空けても得られ、とにかくキャッシュを得るためにもミニマップに敵の気配である「赤い影」が映ったら殺戮ショーを繰り広げるのが本作の肝です。

また、ミッションの進捗は無に帰すものの、通貨や武器は維持される「セーフハウス」では無事にゲームを終わらせることができますし『ファークライ3』のメインテーマ「Far Cry 3」(エンディング曲であるサウンドトラック最終曲の「Further」かもしれません)のアレンジ曲が流れていてファンが高揚感を伴った陰鬱な気分になること間違いなしです。

アクティビティ豊富なゲームプレイ

メインのゲームプレイは島となっているフィールドをとにかく走り回る。移動して敵を倒しながら、探索してさまざまなアクティビティをこなしながら「シトラがいうナイフを3つ集める」という「メモリー」の完了目標を達成することです。このためには高難易度のイベントバトルをくぐり抜けなければなりません。

また「試練」というアクティビティは報酬が豪華ですが厳しいチャレンジを強いられます。大量の敵に襲われるためプレイスキルと能力の強化が必要となる難易度といえるでしょう。ただしクリアできれば豪華な報酬であるパワー「スティル・スタンディング」が得られます。これは1度だけ死亡を無効化してくれるという強力なパワーです。

重要な武器のアンロックですが、各地に点在する金色の箱をインタラクトすると「武器庫チャレンジ」が始まります。手持の武器で敵の強襲をしのぐといった内容で、回復が限られているバースの精神世界ではシューターとしての腕前を純粋に試されます。隠れる場所のある立地や敵の動きなどを察知して動き、エイムしてシュートする、そういった楽しさがあります。得た武器は永続的に初期位置の「武器ケース」に入っており、キャッシュを払って持っていくことができるようになります。

そして本DLCの大きなポイントとして、バースのバックストーリーを知れるアクティビティ「幻惑」があります。数は2種類で「ホテルの部屋を覗いて回るもの」では過去のバースを知ることができ、もう一方のものでは「ドクター・アーンハルト」という『ファークライ3』で登場した懐かしい名前も登場し、彼との繋がりが明らかになります。

プレイフィールは難易度高めでも楽しい

本DLCはローグライクとして設計されているからこそ死にまくりリセットされまくりますが、歩いている最中にジェイソンやシトラの幻聴、およびバースの独り言が聞けるので飽きることはありません。なおバースの独り言は戦闘中にも発されるのでそれもまた楽しみを与えてくれています。

時間経過があり、夜になると幽霊が特攻を仕掛けてくるようになります。

本DLCはきわめてコンバットドリブンだった『ファークライ6』の良い点をうまく扱っている印象で、プレイヤーに与える武器のチョイス、そのセンスも光っています。とにかくハンドガン(ファンに嬉しい「1911」です)を使う機会が多く、「ハンドガン愛好者よ集まれ!」といった具合に仕上がっています。とはいえ高難易度のアクティビティに挑む際にはアサルトライフルのアンロックは必須かもしれませんし実際にライフルは強いです。また同時に、ボディショットの与ダメージが少なくヘッドショットだとほぼ一撃なので、ヘッドショット偏重主義なシリーズだったと再確認させられます。

『ファークライ3』でバースが(ジェイソンの精神世界で)発言した「救世主として俺を受け入れろ! 俺を十字架にかけて生まれ変わらせろ!」という台詞のアンサーも聞くことができるので『ファークライ3』 ファンは絶対にやるべき内容といえます。かくいう私自身が『ファークライ3』によってシリーズに狂ったのだから鼻息荒くおすすめします。英語版で『ファークライ3』をプレイした方もご安心、英語音声にしてもオリジナルボイスアクターによる名演が聞けます。

バースの内面に迫るため、彼になにか思いを仮託していた人は、彼の本当の部分をみてより思いを強めるか、あるいは醒めるか、そこが危うくもあります。ですがとても楽しくシューターできてなおかつバースの深淵の一部を垣間見られるため、ファンは絶対にプレイすべき内容となっていて求めるもの異常の……おっと以上のものが込められたDLCとなっていました。彼の狂気に踏み込みたいプレイヤーはマストバイ! れっつ・えんじょい・いんさにてぃ!

編集部では『ファークライ6』本編のレビューも掲載しています。

タイトル:『ファークライ6』DLC第一弾「バースの狂気」
対応機種:PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One
記事におけるプレイ機種:PC
DLCリリース日:2021年11月16日(火)
本稿におけるプレイ時間:8時間
価格:5,280円(全3種のDLC込み・単品販売なし)

《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

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