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“宇宙男”はジタバタ移動で仕事する。“壺”系高難度スペース作業ACT『Heavenly Bodies』【爆レポ】

今回は高難度スペース作業ACT『Heavenly Bodies』をご紹介。宇宙飛行士として四肢を巧みに操り、ステーション内部のあちこちに身体をぶつけながらえっちらおっちらタスクをこなしてまいりましょう。

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“宇宙男”はジタバタ移動で仕事する。“壺”系高難度スペース作業ACT『Heavenly Bodies』【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。

今回は2pt Interactiveが手掛け、2021年12月07日にSteamではPC(Windows/Mac)向けに、コンシューマ機ではPS5/PS4向けにリリースした高難度スペース作業ACT『Heavenly Bodies』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Heavenly Bodies』とは?

本作は宇宙飛行士として、宇宙ステーション内でミッションをこなしていくアクションゲーム。こうみるとシンプルな作業げーかと思ってしまいますがどっこい、実際は『Getting Over It with Bennett Foddy』めいた、四肢操作と物理シミュレーションによる高難度の「移動」ゲームでした。宇宙飛行士の両手両足を巧みに操り物理法則と仲良くしようとするも、もののはずみで明後日に流され2001年宇宙の旅(?)

新しい技術はまさに日進月歩の勢いで現れ、人類はその活動範囲を宇宙にまで広げて半世紀以上……JAXAが宇宙飛行士候補生の募集を間もなく開始することですし、ここはひとつ本作で宇宙での仕事の厳しさを学んでまいりましょう。

操作・設定・言語

今回の執筆にあたり筆者はXbox Oneコントローラーを使用しています。本作の操作系はキーボード&マウスとコントローラーのどちらにも対応していますが、ゲーム側から強くお勧めされるのは後者による操作。実際プレイしても、そちらの方が最適化されておりプレイしやすかったですね。

設定は画質や音声などシンプルな要素が設定可能。これら以外にはモーションブラーの有無といった「画面の見やすさ」を重視した項目を変更できますね。

言語についてはありがたいことに日本語対応。翻訳も雰囲気を壊さない丁寧な仕事がされていました。

物理演算の強度を選ぶ難易度

難易度は「アシスト」「クラシック」「ニュートン」の3段階あり、後ろにいくにつれ物理演算が現実に即すため操作難度が跳ね上がります。とはいえどれを選んでも結局ジタバタすることになるので、正直なところもともとの難度が高めなのかしれないとも感じていたり。

基本的な流れ

70年代の宇宙開発を彷彿とさせる雰囲気のムービーが流れ、舞台は地上から宇宙へ。一つの小型宇宙船がステーションにドッキングをしたところからゲームは始まります。

本作の基本的な進行は、いくつかの小さいタスクをこなして全体目標を達成して次のミッションへ、というシンプルなもの。まずは船を出てステーション内部に入りましょう。そのためには画面左側のレバーを操作して、ハッチを開けなければなりません。

身体を動かそう

わかりづらいかもしれませんが、意図しない動きをしてちくしょー!となっている図。

なんだハッチを開けるだけか、と簡単そうに聞こえますが「四肢を個別に動かす」という操作方法のおかげで、なかなかどうしてプレイヤーは翻弄されることになります。

左右スティック操作で両腕は肩を軸に上下へ回転、LT・RTは左右の手でモノを掴み、LB・RBは膝を曲げることが可能。これら四肢を振り回してその反動を利用すれば、難易度にもよりますが、ジタバタ移動しつつ宙を泳ぐなんてこともできたり。

悪戦苦闘の末にようやく扉を開いたところ。カメラは頭を起点に向きをリセットできます。

特に腕の操作は宇宙飛行士の頭を基準として動き回るので、上下左右がコロコロ入れ替わる無重力空間部においてはなかなかの曲者でした。頭のなかで理解はしているのに、とっさの操作で全くの逆を入力してしまい、意図しない方向へ叩きつけられる宇宙飛行士を何度見たことか。

狭い場所が鬼門

ミッションをこなそう

ブリーフィングでミッション内容を把握しましょう。

さて、あちこちに身体をぶつけるだけが宇宙飛行士の仕事ではありません。メインはアンテナやソーラーパネルの修理やメンテナンスといった内容であります。

非常にわかりやすい図解。

ハンドブックにはミッションの目的とタスク、ステーション内部のギミック操作方法や取得実績がまとめられており大変便利。複雑なタスクの時は、こまめに手順を確認してご安全に作業を進めてまいりましょう。

ギミックを利用しよう

スイッチ一つ押すのに全身全霊をかけてる気がします。

ステーション内部にはいくつかギミックがあり、例えば「エアロック扉」を開けるためには、電源ケーブルを繋いで電力を通してからスイッチを押してレバーを引く、といった工程を踏む必要があります。それぞれの工程では手作業による操作が求められ……ええ、お察しの通り、かなりの難所であります。

宙に漂うケーブルを掴もうと右手を伸ばせば反動で身体が回転しはじめ、それならAMBAC(ガンダム用語)で姿勢制御だオラッ!と左手を反対に振れば、みょんみょんした動きの末にどこか別の場所へ流されていく。……そういう時だけ妙に動きがスムーズなのが心にきます。

だからといって一部手順をすっ飛ばして時間短縮だオラッ!と、ごり押そうとするのも考えものです。画像はエアロックに空気が残ったまま外の扉を開けようとしt……、

シュポーン!と外へ。

(勢いよく吸い出される図)

このカウントが100になると死亡。

(宇宙の彼方へ飛ばされている図)

リスポーンなう

(ゲームオーバー)

命綱は大変便利ですねという教訓でした。エアロックはきちんと空気を抜き、手順を守りましょう。

満身創痍で戻ってきた。

すべてのタスクをこなしたら、ステーション内部に戻って通信機から報告することでミッション完了。そうしてようやく次のミッションステージへと進むことができます。

どのステージもクリアまでだいたい30分くらいかかったような……。

おわりに

(着けたはずの命綱が外れて放心している図)

ローカルCo-opモードや、SteamのRemote Play Together(PlayStation NetworkではShare Play)といった機能を利用することで2人協力プレイもできる本作。今回の記事ではソロでしたが、単独作業ですらここまで手こずっていたのですから、2人になればよりカオスな事件が頻発することは想像に難くありません。

ともあれ、1ミッションにはそこそこ時間がかかるものの、全体的にはコンパクト(?)にまとまっている本作。むなしく宙をかく手足に引っ張られ、ついついコントローラーを握りしめてプレイしてしまうのが面白い体験でした。

先に進むほどに様々なギミックが登場し、ガイドに従いつつも自分の頭で作業順序を考えなくてはなりません。ちょっとした頭の体操が好きな方、ぜひプレイされてみてはいかがでしょうか?

タイトル:『Heavenly Bodies』
対応機種:PC(Windows/Mac)/PS5/PS4
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年12月07日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.5時間
価格:通常価格 2,050円、セール価格 1,845円(21年12月15日まで)

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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