
ニンテンドースイッチ2専用タイトル『カービィのエアライダー』が発売されました。筆者含め30歳前後の人からすると幼い頃に遊んでいた、ゲームキューブタイトル『カービィのエアライド』の完全新作です。
古いタイトルとはいえ、今回の『エアライダー』発売まで、筆者は友人との集まりがあればWiiをもちよって『エアライド』を遊ぶということもままあり、いうなれば令和でも現役の『エアライド』プレイヤー。
そんな筆者は、早速『エアライダー』発売日の11月20日0時からプレイを開始しました。本稿では、リアルタイム『エアライド』プレイヤーから見る『エアライダー』の感想を書き上げていきたいと思います。
22年越しの完全新作、いざ起動!
本作を起動すると、まず飛び出てくるのはレースゲームらしく簡易的なメニュー画面です。
その見た目は『エアライド』を踏襲しつつも、本作の制作者・桜井政博氏が同じく手掛けているということもあって、『大乱闘スマッシュブラザーズ for』『SPECIAL』とも似たメニューとなっています。ある程度の動線がわかりやすい作りです。

ゲームモードは『エアライド』と同じく、「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」があり、そこに加えてストーリーモードとして「ロードトリップ」、また一定期間特殊な仕様で遊ぶことができる「イベント」がメインとして存在しています。
では、早速順番に見ていきましょう。なお、筆者含め基本は通信対戦を遊ぶ人も多いと思われるので、オンライン要素を前提にして各モードについて記述していきます。
ちなみに、本作ではそれぞれのゲームモードにランクマッチがあります。総合でのランク付けではなく、各ゲームモードに応じて個別にランクが設定されているので、例えばシティトライアルで高ランクでもエアライドは低ランクだからといって、シティトライアル基準での高ランクでエアライドを走らされるなどはないため安心して遊べます。
新旧コース入り乱れる「エアライド」

「エアライド」は、いわゆる一般的なレースモードです。『マリオカート』よろしくキャラクターとマシンによって操作性が異なる組み合わせで、レースを走ることになります。
コースやマシンは桜井氏のゲームあるある、クリアチェッカーに基づいて解放されていく方式。筆者は現時点でまだ全コース開放できておらず、ただ旧コースと新コースがそれなりに入り混じっていることから、ほどよい懐かしさと新鮮さを楽しんでいます。

旧コースは全体的にグラフィックが一新。コースのギミックやBGMは据え置き、という感触です。そして新コースは旧コースの内容から大きくコンセプトが離れないようにしつつも、新しいギミックや『カービィ』シリーズらしい世界観のコースが用意されていて、見た目だけで楽しめました。
各コースは「フリーラン」モードで探索しながら走れるので、BGM鑑賞や探索も含め、そちらもぜひ楽しんでください!

1周は数十秒、影は薄いかもだけれど実は楽しい「ウエライド」
『エアライド』プレイヤーでも実はあまり馴染みのない、というか遊んだこともない人も多いのでは……という「ウエライド」。どういうゲームモードなのかというと、その名の通り“上から見下ろすエアライド”です。

なお本作の情報が続々と飛び出した「カービィのエアライダー Direct 2025.8.19」ではウエライドの存在がなく、ユーザーから心配されていたこともありました。
そんなウエライドは、GC『エアライド』からあるゲームモードです。一言で言えば、ミニカーを積み木のコースの中で走らせるような画面を眺めて操作します。同じレースなのにエアライドよりもスピード感があるのはその見た目の特性ゆえで、スピード感を味わいたいのであれば、特におすすめのゲームモードでしょう。
また操作方法も他のモードと少し異なり、スティックを倒した方向にマシンが方向転換する「フリー操作」と、左右入力でマシンが回転して進むラジコン操作に近い「ハンドル操作」が存在します。

『エアライド』では「フリースター」「ハンドルスター」と呼ばれる専用のマシンしか選べなかったものの、本作では「ワープスター」「チャリオット」など、好きなマシンで走れるようになりました。
ド派手なライダー固有のスペシャル技がない一方で、狭いステージにたくさん置かれるアイテムを使用してライバルライダーを攻撃しながらレースを進めます。各コースの1周は数秒で終わることもあり、ある意味シンプルなのに、ハマったら抜け出せなくなるゲームモードです。
みんな大好き「シティトライアル」

このゲームの真骨頂とも言えるのが、「シティトライアル」でしょう!みんな大好きシティトライアル!!
限られた時間内でステータスを上げ、マシンを乗り換えて遊ぶさまは、今にして思えば『PUBG』『荒野行動』『フォートナイト』などをはじめとしたバトルロイヤルゲームの走りといっても過言ではないでしょう。
ゲームの流れは制限時間内でマシンの育成をし、タイムアップ後の「スタジアム」で順位付けをするというかたち。『エアライド』および『エアライダー』においてはメインゲームモードといっても差し支えのない、人気のゲームモードとなっています。

また複数人が同時に対峙するバトルロイヤルであることから、相手のマシンを破壊することはもちろん、ステータス上昇アイテムの奪い合いが常に起こります。
『エアライド』とは異なり、本作ではマップのあちらこちらで定期的に起こる超短時間のミニゲームをクリアすると、ボーナスを獲得可能。そのため、スタジアム開始前からも白熱した戦闘が何度も繰り広げられていきます。

基本的なマシンの操作はエアライドとは変わらないものの、大きな違いはその参加人数。なんとランクマッチでは16人で遊ぶことができ、GC時代の4倍の人数で乱戦できるようになったことは、やはり22年の歴史を感じさせます!
桜井氏らしさ全開?「ロードトリップ」

「ロードトリップ」は、完全1人プレイ用のキャンペーンモードです。レースゲームであろうと抜かりなくストーリーがあるという……! 実に桜井氏のゲームらしい要素が盛り込まれています。
ストーリーを進めるには、道中に続々と現れる各ミッションを達成していく必要があり、感覚としては『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のストーリーモード「灯火の星」のような作りになっています。あちらを遊んだことのあるユーザーなら、雰囲気からゲーム性まで、既視感に見舞われたことでしょう!

これまで前述したレースにスタジアム、そしてコピー能力やマシンの性能の把握など、『エアライダー』ならではの要素を満遍なく遊ぶことができます。
また実績埋め&マシンやライダーの解放が行える「クリアチェッカー」もかなり踏破できるため、とりあえずロードトリップを遊んでおけば間違いない、といえるモードでした!完全新要素なのに、この存在感は素晴らしいですね。
ここまで遊んでの『カービィのエアライダー』とは
さて、ここまでを踏まえて『カービィのエアライド』と比較したときに、全体的に純粋な後継タイトルといえるのが『カービィのエアライダー』だと感じました。
ただ、惜しむらくはランクマッチはともかくとして、フリーマッチではチームマッチを除いてフレンドと一緒に遊べないこと。フレンドと個人戦で遊びたければ、「パドック」でカスタムマッチの部屋を建てる必要があります。
気軽にオンライン対戦中のフレンドに合流して、野良プレイヤーを含めた雑多なマッチングを楽しむことができないのは、少し残念な仕様かなという気になりました。

BGMはコースも復活している通り『エアライド』の楽曲はもちろん、歴代の『カービィ』シリーズより、選りすぐりの楽曲がアレンジされています。
シティトライアルで好きな楽曲が流れる確率を上げる、桜井氏のゲームならではな「オレ曲セレクト」もあるため、気に入ったBGMを聞きながら長時間プレイすることも可能です。

また、前作ではカービィ以外のキャラクターはマシンに乗ることもなく、固有のマシン性能でのみのプレイでしたが、本作では参戦“ライダー”が大幅増加。
デデデ大王やメタナイト、ワドルディからスカーフィ、リック、ナックルジョーたちみんながマシンに乗り、みんながコピー能力を使える仕様なので、ほかでは見られないコピー能力を使っているキャラクターの姿にを楽しめるのも醍醐味かもしれません。
遊び応えは確かなものがある、間違いなくおすすめのタイトルでした。みんなも、シティトライアルで相手のマシンを破壊しよう!年末年始は僕とマッチングだ!

『カービィのエアライダー』は、ニンテンドースイッチ2向けに販売中です。














