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死ぬと歳を取るユニークシステム搭載の『師父―Sifu―』でカンフーアクションを極めよ【爆速プレイレポ】

「死ぬと歳を取る」システムはどうなのか、アクションは楽しいのかをお届けします。

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死ぬと歳を取るユニークシステム搭載の『師父―Sifu―』でカンフーアクションを極めよ【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年2月9日にSloclapよりPC/PS4/PS5向けにリリースされた『師父―Sifu―』について生の内容をお届けしたいと思います。

『師父―Sifu―』とは

本作は、格闘ACT『Absolver』を生んだインディーゲームデベロッパー・Sloclapが開発するカンフーアクションゲーム。主人公は白眉拳の達人です。殺されてしまったカンフーの師でもある父の仇を討つため、復讐の旅へと出かけます。

本作の最大の特徴は、「死ぬ度に歳を取る」というシステム。リトライの度にキャラクターが白髪になり、髭も生え……と老けていくこのシステムはどのように作用しているのか、本稿でお伝えできればと思います。

なお、本稿ではPC版をXbox Series Sコントローラーを用いてプレイしているため、文章内の表記はXboxコントローラー準拠となっています。

『師父―Sifu―』の実内容に迫る!

序章で父が殺されたあと、主人公は復讐のためカンフーをマスターします。オープニングも兼ねたチュートリアルシーンでは基本的な動作を学べます。

ゲーム本編が開始し、主人公が向かう先は廃倉庫ステージ。道中には怪しい風貌のチンピラたちが進路の邪魔をしてくるので、得意なカンフーで次々なぎ倒していきます。ステージ内で集められるアイテムやドキュメントはボードに記録され、復讐のための情報として蓄積されます。

本作で攻撃を避ける方法は、防御・回避・受け流し(ジャストガード)・見切りの4種類。防御と回避は使いやすいもののカウンターがしづらく、受け流しと見切りはタイミングがシビアなものの、攻撃態勢に切り替えやすくなっています。

敵にも自分にも黄色いバーで示される体勢ゲージがあり、これがいっぱいになってしまうと無防備状態に。自分は攻撃を受けやすくなり、敵にはテイクダウン攻撃を使えるようになるという『SEKIRO: Shadows Die Twice』に似たシステムとなっています。

攻撃面は基本的に弱攻撃のXボタンと強攻撃のYボタンを使うだけなので簡単です。しかし、コマンドによって繰り出せるコンボや特殊技などは豊富に用意されているので、奥が深く楽しくなっています。

難易度は高めですが、敵の攻撃はほぼすべて見切りや受け流しが可能。攻撃は上段下段に分かれていますが基本的に上段攻撃を行ってくるため、気持ちよく戦えるちょうど良い塩梅となっています。

コマンドで特殊な技やコンボを決め、立ちはだかる敵たちを次々と格闘で倒して進行していくというゲームプレイは、ベルトスクロール系アクションゲームに通じる感覚があるかもしれません。入り口は簡単で極めるのは難しい、というアクションゲームで一番面白いタイプですね。

「死ぬ度に歳を取る」システムはどうなの?

さて、本作でもっとも特徴的であろう「死ぬ度に歳を取る」システムですが、果たしてどのように作用しているのでしょうか。

結論から言いますと、筆者の個人的な感覚ではありますが、プレイから5時間ではまだ面白さに作用しているようには感じられていません。

年齢は死ぬ度に上がっていきますが、同時に死亡カウンターというものも上昇します。キャラクターはこの死亡カウンターの数字に応じて年をとっていくようになっているので、20歳からスタートすると1回目は20歳→21歳、2回目は2歳上がって24歳、3回目は3歳上がって27歳……といった具合に上がりやすくなっていきます。この死亡カウンターは、特殊なオーラを放つ強い敵を倒すことで下げることができます。 

リトライ回数は10歳ごとに減っていき、70代に達するとリトライできなくなってしまいます。死亡するとそれまでアンロックしていたスキルはすべてリセットされてしまいます。しかし、敵を倒して得られるXPを5回使用すれば永久にアンロックできるようになるので、当面の目標は永久アンロックスキルを増やすことになるでしょう。

年齢が上がれば技の威力が上昇していきますが、同時に受けるダメージも上昇します。敵は相手が老人だろうが容赦なく棒で叩いてくるため、後半はとにかく敵の1発が致命的です。

最初のステージは20歳からのスタートとなっていますが、ステージ2はステージ1をクリアした時点での年齢となってしまい、ステージごとのリセットは不可能。なるべく低い年齢でステージ2をプレイしたければステージ1をなるべく死なずにクリアする必要があります。1ステージずつサクサクと勧めていくというよりかは、1つのステージをしゃぶり尽くして極めていくことが推奨されたデザインになっています。

ゲームに慣れない最初のうちはステージ2開始時点ですでに4~50代になっていたりして、最初からハードモード状態のようになるでしょう。

基本的なアクションは面白いため手に取る価値は十分にある作品ですが、筆者としては1ステージごとに年齢をリセットして挑みたかったというのが正直な感想です。


年齢システムには少し疑問がありますが、カンフーアクションとして大変優れた出来であるのは間違いありません。歯ごたえのあるアクションが好き、カンフー映画が好きという方は手に取る価値のある作品なのではないでしょうか。

『師父―Sifu―』は、PC(Epic Gamesストア)PS4/PS5向けに配信中。PC版は現在、つながってディスカウントクーポンを利用すれば1,000円引きで購入できます。

タイトル:『師父―Sifu―(SIFU)』
対応機種:PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2022/02/09
記事執筆時の著者プレイ時間:5.5時間
価格:4,180円


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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