FPSの金字塔『DOOM』。今でこそ妊娠検査薬や冷蔵庫、レジ機など様々な形で動作させようとするユーザーが現れていますが、元はWindowsの前身にあたるオペレーティングシステム(OS)「MS-DOS」向けソフトです。しかし今回ファームウェア「Coreboot」がアップデートされたことで、OSを介さずとも“電源ボタンから直接”本作を起動できるようになりました。
CorebootとはオープンソースのBIOSシステムファームウェアであり、様々なソフトウェアをBIOS ROMに「ペイロード(payload)」として実装できます。6月2日にバージョン4.17にアップデートされた結果、本ファームウェア向けに『DOOM』を移植した『coreDOOM』をペイロードとして実行できるように。現在はPS/2キーボードのみサポートしており、USBタイプは後日対応する予定とのことです。
ちなみに6月6日には、Shadly Salahuddin氏によりオープンソースOSのLinuxを基にした『DOOM』を即起動できる『DoomLinux』がリリースされています。