
Valveは携帯ゲーミングPC「Steam Deck」向けのベータ/プレビュー版のソフトウェア・アップデートにて、「バッテリー充電制限」の機能を追加しました。
アップデートノートでも明記!バッテリー健康度に繋がる機能が公式に実装
他の多くの携帯デバイスと同様にリチウムイオン電池を備えている「Steam Deck」。本バッテリーは一般的に“残量0%の完全に放電した状態で放置すると負荷を与えてしまう”一方、“残量80%~20%程度を維持すると劣化が少なくなる”ことで知られており、14世代以降のiPhoneや一部メーカーのノートパソコンにはバッテリーの充電量の上限を80%に制限する機能が存在します。

「Steam Deck」にも同様の機能が望まれており、一時期は有志による非公式ツールを通して手軽に行えたものの、こちらは公式のOSアップデートに伴い、正しく機能しなくなってしまいました。しかし現地時間2025年5月8日、ベータ/プレビュー版システム更新チャンネル利用者向けに「バッテリー充電制限」の機能が解放。バッテリーの充電量を制限できるようになったほか、Valveによる公式アップデートノートには、「充電制限を80%に設定することは、バッテリーの健康度の長期維持に有益であり、Steam Deckが常に充電状態(ドック接続時など)だったり、バッテリーを完全に使い切ることが稀だったりする場合に特に効果的です」と記されています。

本機能は、「Steam Deck」にて、Steamボタン>システム>ベータへの参加から、システム更新チャンネルを「ベータ/プレビュー」に変更。ソフトウェアをアップデートすることで、Steamボタン>電源から利用できるようになります。なお、アップデートの際は自己責任でお願いします。