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『泥棒シム』新作、今度は80’sアメリカだ!『American Theft 80s』正当進化が楽しい【爆レポ】

VHS、カセットテープ、ポケベル……あなたはわかる?80'sの熱気が感じられる泥棒シムの内容に迫る!

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『泥棒シム』新作、今度は80’sアメリカだ!『American Theft 80s』正当進化が楽しい【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年6月15日にPlayWayよりPC向けにリリースされた『American Theft 80s』について生の内容をお届けしたいと思います。

『American Theft 80s』とは

本作は、80年代のアメリカを舞台とした泥棒シミュレーションゲーム。80年代が舞台ということもあり、ロックなBGMやVHS、ブラウン管TVなど懐かしのアイテムが登場することが特徴です。

本作の開発元は『Thief Simulator』を手掛けたNoble Muffins。開発元が異なる『Thief Simulator 2』の発売も控えていますが、本作は精神的続編となっています。ニンテンドースイッチ版は『泥棒シミュレーター』として知られており、頻繁に200円セールを実施しているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

『American Theft 80s』の実内容に迫る!

プレイヤーが行う最初のミッションは、市長の家で盗みを行うこと。厳重な警備の中、見つからないように潜入します。このステージはチュートリアルになっており、基本的な操作や隠れ方などを学べます。スペースキーで窓を乗り越えることができるようになったりしゃがみながら早歩きできるようになったりと、よりステルスゲーム感が増しました。

市長の部屋にたどり着きましたが、突然背後から警官が現れ主人公は捕まってしまいます。牢屋にブチ込まれた主人公ですが、謎の人物から牢屋の鍵を受け取り、脱出します。前作にもそれなりにストーリーが用意されていましたが、本作は効果的なカットシーンも多くよりドラマチックになっているのです。

留置所を脱出した主人公は、小さなモーテルを拠点に盗みの仕事を引き受けます。バー「ルート66」に向かうと、クライアントである刺青を入れた中年・スタックと出会います。前作ではPCでお仕事を受注する方式でしたが、本作では治安悪めなバーに出向いて仕事を引き受けるという流れが追加されており、“裏仕事感”が漂います。

最初の仕事は、スタックの盗まれたバイクを取り戻すこと。車に乗ってミッション地点まで向かいます。本作には衣装替え機能がついており、夜間の盗みに欠かせない、見つかりにくい黒い潜入服を着て盗みを実行します。金網を乗り越え見つからないように目的地にたどり着くと、コンテナの中にばらばらに分解されたバイクを発見します。これを金網の上に運ぶのは無理があるので、閉ざされたドアをこじ開ける手段が必要となります。

盗みで手に入れた戦利品は質屋で売却し、資金に充てることができます。質屋では盗みの道具も売っています。ここでは、ドアノブをぶっ壊すためにハンマーを購入します。壊すときには大きめな音が出ますが、近くに人がいなければバレない模様。うまく盗み出してスタックにバイク部品を届け、報酬を得ました。

盗みの自由度がUP!前作からの進化点

ストアページを見るだけでは『Thief Simulator』の舞台が80年代になっただけではないか?という印象を受けますが、印象とは反してゲームとして大きく進化を遂げてもいます。

本作で変わった大きな部分は、やはり3人称視点が選べるようになったことでしょう。Vキーを押すことによって1人称視点へと変更できるので、状況に合わせて使い分けるのが良さそうです。

主人公の身体能力も向上しており、高い塀や足場を使って建物の屋根に登ることができます。ミッションによってはお金を払うかリスクを冒して屋上ハッチから忍び込むかといった攻略の選択肢が与えられているものも存在します。

ストーリー上のカットシーンも多く、前作よりも設定やシナリオも強化。ただ泥棒をするだけでなく、ちょっと危ないヤツらが集うバーや謎の人物からの通信など、ドキドキするような泥棒ストーリーが描かれます。

電気技師の変装をして住人を騙したり、大きな盗みミッションでは進入路などの計画表が現れたりとステルスゲームとしてもだいぶ成熟した印象です。若干の粗やグラフィックのチープさ、翻訳の質など気になるところはありますが、本質的な泥棒のスリルは十分に楽しめるでしょう。

世界観に関しても、アンプにギターを叩きつけてブッ壊す過激パフォーマンスのロックミュージシャンや、ポケベル、VHS、カセットテープ、ブラウン管TVなどのアイテムも登場し、懐かしの(人によっては新鮮な)80年代を強く感じられます。さらにゲームを進めるとクラシックカーを盗んだり『スペースインベーダー』風のミニゲームで遊べたりするようなので、80年代の熱気をより感じられそうです。

タイトル:『American Theft 80s』
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2022年6月15日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
価格:2,050円 6月23日まで10%オフ 1,845円



《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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