ピック率0%のエージェントが輝きを見せる―EMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ピック率0%のエージェントが輝きを見せる―EMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用

マップはアセント、13-11で勝利という結果。今後フェニックスがデュエリストとしてピックされることが増えるのでしょうか?

ゲーム文化 eスポーツ
ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用
  • ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用
  • ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用
  • ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用
  • ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用

トルコ・イスタンブールにて9月に開催される、年に一度の世界王者の座をかけて争う「VALORANT Champions 2022」。その最後の出場権をかけた最終予選「VALORANT Last Chance Qualifier(LCQ)」が各地域で幕を開け、日本が属する東アジア地域も8月8日(月)より開催中です。そんななか、EMEA地域のある試合が注目を浴びました。

その試合は、EMEA LCQ Day 2のMatch1、Team Liquid vs BBL Esports。1stマップ:アセントにて、Team LiquidのScreaM選手がエージェント「フェニックス」をピックしたのです。

フェニックスといえば、「VALORANT Champions 2021」から、2022年のStage1・2の「Masters」まで、過去に行われた3つの国際大会でピック率0%という驚異的な記録を持つエージェント。

そんな久しく見せ場を失っていたデュエリストも、アップデート5.01で上方修正がなされ、フラッシュ(カーブボール)の速度向上、カーテン(ブレイズ)発動後の武器への持ち替え速度向上、アルティメットアビリティー(ラン・イット・バック)発動時と同じシールド量を保持した状態で帰還と、持つアビリティーの能力が平均的に底上げされました。

Aヘヴンの退路を塞ぐモロトフでのキルも発生していた。

フェニックスをピックしたScreaM選手は、防衛側でエントリー前の敵に攻撃をしかけるほか、モロトフ(ホットハンド)でエントリーの遅延をしたり、カーテンで自らのエントリーを補助したりといったテクニックを見せました。実際にこれらは上手く機能しており、退路を塞ぐモロトフでのキルや、フラッシュを用いた攻撃的なキルが連発。フェニックスというエージェントの持つ力を発揮しました。

ブレイズでAサイトを分断。少なくともボタンやメインのカバーラインは切ることができている。

試合はシーソーゲームとなったものの、13-11でTeam Liquidが勝利し、チームMVPはScreaM選手。リザルト画面でフェニックスを見るのは新鮮です。続く2ndマップ:アイスボックスも(こちらではデュエリストにレイズを採用)13-1と圧勝し、マップスコア2-0で初戦を勝利で飾りました。

公式配信にて試合後のインタビューに応じたsoulcas選手は、フェニックスのピックについて、これまでアストラメタによってエントリーが難しかったとし、フラッシュが強くなったことをピックした理由のひとつとして述べました。

一方のNA地域では、FaZe Clan vs Evil Geniuse戦において、Evil GeniuseのBoostio選手が同じくアセントにてフェニックスをピック。オーバータイムの末、ラウンドスコア19-17で試合には敗れたものの、31キルする場面も見られました。

アセントというマップは局所で射線を切るカーテンが有効打であり、例えばAヘヴンからヘヴン下へのリテイクの際にメイン側の射線を切るほか、Bへのリテイクではロウワーに集中するため、アッパーやマーケティングの射線を切るといった、手軽に出せるカーテンは便利なアビリティーです。また、アセントで頻繁にピックされるKAY/Oのフラッシュとの組み合わせも強力。アップデートによって強化されたフェニックスは、たえず変化するメタにおいて、今後活躍を見せるのでしょうか。

あるいは、LCQの序盤で作戦を隠したいチームの隠れ蓑になっているのかもしれません。

ピック率0%のエージェントが輝きを見せるーEMEA LCQで「Team Liquid」ScreaM選手がフェニックスを使用

《Okano@RUGs》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 『スカイリム』最強キャラ・黒檀の戦士を爆速で倒すRTAが3年ぶり記録更新!わずかひと振り、12分足らずの旅で地に伏せる強者

    『スカイリム』最強キャラ・黒檀の戦士を爆速で倒すRTAが3年ぶり記録更新!わずかひと振り、12分足らずの旅で地に伏せる強者

  2. 目を奪われるほど美しい!…だけど住みたくはないゲームの世界は?黄金樹が印象的な『ELDEN RING』やネオン煌めく『サイバーパンク2077』が思い浮かぶ

    目を奪われるほど美しい!…だけど住みたくはないゲームの世界は?黄金樹が印象的な『ELDEN RING』やネオン煌めく『サイバーパンク2077』が思い浮かぶ

  3. あの狂気が再現…!映画「ジョーカー」の非公式オープンワールドゲーム映像が凄まじいクオリティ

    あの狂気が再現…!映画「ジョーカー」の非公式オープンワールドゲーム映像が凄まじいクオリティ

  4. クリアした…もう1周だ!終わってもすぐ2周目を遊びたくなるゲームたち

  5. 『Apex Legends』ストリーマー「NIRU」が遂に競技シーンへ昇格!ALGS Year4 APAC North Split2参戦チームが出揃う

  6. 実写ドラマ「フォールアウト」の"Vaultスーツ"はどのように作られたのか?決め手はイタリア産のとある生地だった―海外メディアが報じる

  7. ドラマ「フォールアウト」で熱視線の“作中時系列”問題に新たな説が浮上。登場人物が「わざと嘘をついていたのかも」と初作開発者が語る

  8. 迷宮探索を繰り返して強くなれ!3DダンジョンオートバトラーRPG『Dragon Ruins』Steamストアページが公開

  9. 自分のゲームプレイを見たがるゲームド素人の妻……どんなタイトルを見せればいいんだろう

  10. 【コスプレ】『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』発売記念!まるでCGのような完成度が神々しい…カイネ、ニーア、ヨナらまとめ【42枚】

アクセスランキングをもっと見る

page top