風刺ベルトスクロールACT『Pulling No Punches』一発一発のパンチで、敵をぐしゃりと倒す感覚を得られる【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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風刺ベルトスクロールACT『Pulling No Punches』一発一発のパンチで、敵をぐしゃりと倒す感覚を得られる【開発者インタビュー】

現実ではマスクをしていないからって殴ってはいけません。

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風刺ベルトスクロールACT『Pulling No Punches』一発一発のパンチで、敵をぐしゃりと倒す感覚を得られる【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、BrainDead Broccoli開発、PC/Mac向けに8月16日にリリースされた風刺ベルトスクロールアクション『Pulling No Punches』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、昔ながらのアーケードスタイルのベルトスクロールアクション。世界的なパンデミックの中、マスクをしたプレイヤーキャラクターたちが、マスクをしない人たちを拳でわからせていきます。記事執筆時点では日本語未対応。

『Pulling No Punches』は、1,010円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Braindead Broccoli当スタジオはブラジルのインディーゲームスタジオで、ダークコメディスタイルの風刺ゲームを得意としています。名作アーケードゲームやアンダーグラウンド・コミックス、大人向けのアニメーションや実際に起きた出来事などに影響を受け、私たちチームはシュールでリアル、そして極度に暴力的な表現を特徴とする風刺ゲームを作っています。

私たちは6人の開発チームなので、それぞれ好きなゲームは異なります。これを書いている私、Ulisses(本作のプロデューサー兼プログラマー)は3D『マリオ』、『BioShock』のような没入感の高いFPS、そして『Disco Elysium』のようなアドベンチャーゲームが大好きです。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Braindead Broccoli本作のコンセプトは2020年の7月、多くの人たちが隔離生活から脱し、たくさんの人がマスクをつけるのをやめる姿を見た時に生まれました。当初、本プロジェクトはゲーム作りの練習であり、個人的なものに過ぎなかったのです。しかしより多くの人がプロジェクトに参加するにつれ、より多くの人の興味を引くようになり、よりプロフェッショナルな形として本作が出来上がったのです。

――本作の特徴を教えてください。

Braindead Broccoli本作はとてもインパクトのある体験をお届けします。一発一発のパンチで、敵をぐしゃりと倒す感覚を得るのです。受け取ったフィードバックによると、プレイヤーの皆さんには敵をボコボコにする感覚を喜んでいただけているようです!

また、手書きのスムーズなアニメーション、各ステージの敵の種類、驚くように悪いボス、各プレイアブルキャラクターのアンロックできるユニークな動き、そしてとても細かく描かれた背景が特徴ですよ!

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Braindead Broccoli本作は様々な人にプレイしてもらいたいと思っています。昔ながらのアーケードスタイルのベルトスクロールアクションが好きな人は、昔ながらのゲームプレイと現代的で磨き上げられたシステムとの融合を気に入っていただけるでしょう。

パンデミックの歴史を題材にしたストーリーを楽しみたいカジュアルゲーマーやゲームを普段プレイしない人にも、本作はとても楽しんでいただけると思います。ステージを進めていくにつれ、初心者の方も楽しくすべてのシステムを学ぶことができ、チュートリアルは初心者プレイヤーの戦略に合わせてどのような戦い方ができるか楽しく教えてくれますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Braindead Broccoli本作は『ベア・ナックル』シリーズや『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム』『ティーンエージ ミュータント ニンジャ タートルズ タートルズ イン タイム』『ザ・シンプソンズ・ゲーム』のようなアーケードゲーム、名作ベルトスクロールアクションから多大な影響を受けています。

アートスタイルは60年代以降のアンダーグラウンド・コミックスから影響を受けており、特にロバート・クラムのものや、80年代や90年代の他のインディーコミックスの影響が大きいですね。大人向けのアニメーションだと「Superjail!」Spumco作品、「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」「フラップジャック」のような子供向けカートゥーンから影響を受けました。

テーマとしては、ポール・バーホーベンの映画からたくさんの影響を受けており、特に「ロボコップ」や「スターシップ・トゥルーパーズ」からの影響が大きいですし、デッド・ケネディーズによる風刺的な歌詞にも影響を受けています。そのほかにもトレイ・パーカーとマット・ストーンのようなユーモアを取り入れていますよ。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Braindead Broccoli日本語や他の言語にはぜひ対応させたいと思っています!私たちのチームは小さいですが、家庭用ゲーム機版のパブリッシャー(QUByte Interactive)は将来的なローカライズについて検討してくれています。有志翻訳は歓迎したいですが、私たちのローカライズスケジュールによるということをご理解いただけると助かります。ご連絡いただく際は、こちらまでメールでお願いいたします。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Braindead Broccoliありました。本作も当スタジオも、新型コロナがなければ誕生しなかったのです。

開発的なことを言うと、本作の開発はパンデミックがピークだった頃に始まりました。以来、ずっとリモートで開発をしており、これは変わっていません。リモートでの作業は素晴らしいですが、実際に会って作業をすることで開発をもっと早くできたのにというシチュエーションはありました。これができなかったことで、開発期間が余計にかかってしまったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Braindead Broccoli大丈夫です。ぜひTwitterメールでお知らせいただけると嬉しいです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Braindead Broccoli日本の皆さん、こんにちは!皆さんに私たちのゲームを気に入っていただけると嬉しいです!皆さんに本作をお届けすることができ、とても光栄に思っています。本作の開発を始めた時、まさか本作が他の国でも注目されることになるなんて思ってもいませんでした。とても嬉しいです!日本の皆さん、ありがとうございます!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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