気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Coincidence開発、PC/Mac/Linux向けに5月5日にリリースされた回路パズル『U.V.S. Nirmana』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、元Zachtronicsのリードデザイナーによる回路パズルゲーム。プレイヤーは回路、信号、そして制約を考慮し、理想的なパターンを描き上げます。全30種類のZach-likeパズルを収録しており、同タイプのパズル経験者なら4~6時間ほどのボリューム。日本語にも対応しています。
『U.V.S. Nirmana』は、1,500円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
ZachZach Barthです。Coincidenceでゲームデザイナーをしていますが、以前はZachtronicsに所属し、たくさんのパズルゲームを作ってきました。
今一番プレイしているゲームは『Battlefield 6』なのですが、自分が作っているゲームとは実質真逆のジャンルであることを考えると、ちょっと皮肉なものですね!
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか? 開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Zach『U.V.S. Nirmana』のゲームシステムは、「スタートレック」や「宇宙探査艦オーヴィル」といったSFドラマに登場するエンジニア(エネルギーの経路を切り替えたり、極性を反転させたりしているような姿)をゲームにしたらどうなるか、という試みから生まれています。一方で、本作のストーリーは古代の仏教の経典からインスピレーションを得ています。私の知る限り、これらはどちらもゲーム開発においてユニークなアプローチだと思います。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Zach私はアーティストではないので、本作の開発を始めた当初は自分で仮のアートを作るしかありませんでした。かなりミニマルなデザインにしたのですが、ゲームをプレイしてくれた人たちから「このアートがすごく気に入った。これを最終版にすべきだ」と言われてしまいました。
私は「いやいや、これは完成版じゃないんだ。これでリリースするわけにはいかないよ!」と言わなければならなかったのです。その後、うちのアーティストたちが作ってくれたものは、私のものよりもずっと素晴らしい仕上がりになっています。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Zachプレイヤーの皆さんがこのゲームの奇妙なストーリーを気に入ってくれるかどうか不安だったのですが、思った以上に多くの人の心に響いているようです。個人的には、一部のプレイヤーの方々のプレイスキルが非常に高くて本当に驚きました。プレイヤーの皆さんにボーナスパズルを作ってほしいとお願いしたところ、その多くが私では解けないほど難解なものでした。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Zach本作のリリース後、私たちは1~2ヶ月ほどかけて、新しいパズルや新機能の追加、そして様々な改善を行いました。現在はゲームの仕上がりに満足しており、すでに次のゲーム(これもパズルゲームです)の開発へと移っています。私たちはパズルゲームを専門としており、プレイヤーの皆さんはしばらく遊んだらプレイを終えてしまうため、1つのゲームをずっと改良し続けるのではなく、数多くのゲームを次々と作っていく必要があるのです。
――本作の日本語対応について教えてください。
Zach『U.V.S. Nirmana』は、日本語に完全対応しています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Zachはい、もちろんです!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Zachもし本作をプレイしていただけるなら、手応えのあるパズルや、マニアックな仏教ネタを楽しんでもらえると嬉しいです。そして、私たちの日本語翻訳が正確で、めちゃくちゃなものになっていないことを願っています!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








