気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、npckc氏開発、PC(Windows/Mac/Linux)向けに8月30日にリリースされたホラーアドベンチャー『a pet shop after dark』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ポイント・アンド・クリック型のホラーアドベンチャー。プレイヤーは不思議なペットショップの「バイトさん」となり、簡単なお仕事をすることになります。日本語にも対応済み。
『a pet shop after dark』は、1,010円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
npckc氏個人開発者のnpckcです!一番好きなゲームを選ぶのは難しいですが、強いて言うなら『カエルの為に鐘は鳴る』です。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
npckc氏元々2020年のホラーゲームのゲームジャム向けに作ったゲームです。ホラーゲームを作ったことがないので、いい機会になると思って参加してみたところ、本作が生まれました。ゲームジャムの限られたスケジュール内に入れたい要素を全部入れられなかったので、完全版としてSteam版を開発しました。
――本作の特徴を教えてください。
npckc氏終わったと思ったら終わっていないという不気味さを感じさせるゲームです。あと、よく強制終了しますが、仕様です。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
npckc氏できれば、「ホラーが苦手だけどやっぱりホラーが好き」と思う人にプレイしていただきたいです!自分はホラー映画を見るときに目を閉じるほどホラーが苦手ですが、やっぱりホラーというジャンルに惹かれるので、このゲームでは自分のような怖がり屋のホラーファンでもプレイできるように工夫しています。
変な感じに頭を使うパズルが好きな人にもおすすめしたいです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
npckc氏『いりす症候群!』というパズルゲームの影響がかなり大きいです。ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、『いりす症候群!』をプレイしていなかったらおそらく本作は作れなかったと思います。『極限脱出シリーズ』からも影響を受けました。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
npckc氏本作のゲームジャム版は、アメリカのポートランドにあるPIGSquadというインディーゲームコミュニティのゲームジャム向けに作られたものです。本来ならオフラインのみで行われるジャムでしたが、2020年の夏に開催されたジャムはコロナ対策でリモートとなって、ポートランドだけではなく世界中から参加できるようになりました。ゲームジャムに参加できなかったらこのゲームも生まれなかったかもしれないので、その意味では新型コロナウイルスによる開発への影響はとても大きいです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
npckc氏大丈夫です!楽しく配信していただけたら嬉しいです。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
npckc氏最後までプレイしてくれると嬉しいです!でも、どこが「最後」なのかは自由に決めていいです。
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。