Joipawは、犬用ゲーム機およびウェアラブルトラッカー、健康指標を追跡できるソフトウェアの発売に向けてプロジェクトを進行していることを明らかにしました。
イギリスを拠点とする「Joipaw」はDersim Avdar氏とMarco Jenny氏が共同で設立したスタートアップで、他にもソフトウェアエンジニア/マーケティング/科学者など様々な経歴を持つ5名から成り、全員がゲーム愛好家であり動物愛好家であるとの事です。
当初は、共同設立者両氏の愛犬が飼い主が家にいないときの退屈や不安を和らげるための手段として考案されたのがきっかけだそうで、このゲーム機が犬にも認知機能を与え認知症の発生を遅らせる可能性が期待できると主張しています。
犬用ゲーム機「Joipaw」とは
「Joipaw」は特注のタッチスクリーンを備えたコンソールで、犬は鼻を使ってモグラ叩きや表示された画像から泡の多い場所を選ぶといった遊ぶといったゲームをプレイし、成功すると内蔵された"おやつディスペンサー"からご褒美がもらえます。また、犬の首輪に装着されたモーションセンサー・トラッカーで、ゲームをコントロールできるものもあるようです。将来的には人間と犬とが競争できるようなゲームも作りたいとのこと。
犬の健康と「Joipaw」
コーネル大学によると「犬の認知機能障害(CCD)」いわゆる認知症は、8歳以上の犬では35%の確率で発症する可能性があり年齢とともにその確率は上がっていくそうで、混乱や失禁、不安など健康が損なわれ寿命が短くなってしまいます。共同創設者のDersim Avdar氏は、犬が「Joipaw」でゲームをすることによって身体と精神を刺激し、認知機能の改善とそれによる認知症の発生を遅らせる可能性があるとしています。
犬用ゲーム機およびウェアラブルトラッカー「Joipaw」は発売時期は現時点で不明ですが、公式サイトにて50ドルで予約可能となっています。