『トルトゥーガ パイレーツ テイル』
カリブ海で最強(恐)の海賊王を目指す海戦シミュレーションRPG。『Port Royale』シリーズなどで知られるGaming Minds Studiosが開発を担当している本作は、さまざまな部分に“海賊らしさ”へのこだわりを感じる、海賊好きにはたまらない作品です。
舞台となるのは英・蘭・仏・西の4カ国が勢力争いをしている17世紀のカリブ海。プレイヤーは小さな船一隻から始まり、商船の襲撃やライバル海賊の壊滅だけでなく、ときには国からの仕事を受けたりしながら力をつけ、やがてカリブ中に根城を持つ大船団のボスとして恐れられる存在になっていくのです。
本作の魅力は「海賊行為を行うときは海賊旗を翻す」「部下はカリスマだけはついてこないため、酒場で“お宝”を分け合う必要がある」など、“海賊らしさ”の描写。日本語はテキストだけでなくフルボイスにも対応していて、やや複雑なシステムながら遊びやすいのも魅力です。
『Blazing Sails』
世にも珍しい海賊バトルロイヤル&オンライン対戦ゲーム。メインとなるバトルロイヤルモードは、他のプレイヤーとチームになって一隻の船を操作しながらマップ内を巡り、他プレイヤーとの戦いを行って最後の一人を目指す作品です。島に隠されたアイテムで装備を強化したり、時間とともにエリア縮小したりと、近年のバトロワゲームの要素をうまく取り入れています。
リリース直後はほぼバトルロイヤルだけだった本作ですが、アップデートで「コンクエスト」「トレジャーハンター」といった新モードを実装。『Sea of Thieves』などの作品と異なり、明確に「対人戦」に特化した作品のため、より一層のチームワークが求められます。
比較的親切なチュートリアルや豊富なカスタム要素もあり、カジュアルに遊びやすいバトルロイヤルとしておすすめしたい作品です。ただし、あまりプレイヤー数が多くないので基本的には海外サーバーで遊ぶことになるのが問題点でしょうか。
『A pirate quartermaster』
『A pirate quartermaster』は海賊ゲームの中でも珍しい、海賊船の「補給責任者」の仕事に焦点を当てた作品です。プレイヤーは船長と部下の関係を管理するために、補給品の適切な管理や船倉チェック、仕事の割り振りなどを行いながら、航海を無事に達成するために行動していく必要があります。
ゲームはクルー管理や海戦、町での補充などいくつかのフェイズに分かれていて、船の鐘を鳴らすことで時間を進めていきます。ユニークなのは海戦で、船の砲撃(FIRE)や弾の補充(RELOAD)、方向転換(GYBE)、回避(GET DOWN)などのコマンドを入力するタイピング式で、少し忙しいですが、独特の臨場感のあるプレイを楽しめます。
英語で文字数が多く管理する要素も多いですが、時間の流れは(海戦以外)忙しくないので、翻訳ツールを使用して、船の状況を考えながらゆったりと遊ぶのもオススメ。Steamストアページでは体験版も用意されています。
『Pirates Outlaws』
『Pirates Outlaws』は海や海賊をテーマにしたローグライクカードゲーム。プレイヤーはさまざまな個性を持つキャラクターを選び、デッキを強化・構築しながらさまざまな敵と戦っていきます。ルールが異なるステージを攻略するメインモードのほか、アリーナなどの戦闘特化の遊び方も用意されています。
本作はカードの種類も多く、キャラ能力と組み合わせることで多彩な戦略を組みやすいのが好印象です。ただしコストである「弾薬」の管理などもあり、ゲームに慣れるまで少し時間がかかるかも知れません。
キャラクターアンロックなどのやりこみ要素も多く、気軽に長く遊べるカジュアルゲームとしてもおすすめです。