※本記事には『ディアブロ IV』ベータのネタバレが
含まれています。閲覧にご注意ください。
Blizzard Entertainmentにて『ディアブロ IV(Diablo IV)』のシニアクエストデザイナーを務めるHarrison Pink氏が、多くの質問が来たというゲーム内でのイベントについて、自身のTwitterアカウントにて解説しています。
展開に影響のない“無意味っぽい”イベント
話題とされているのは本作ベータでも多くのプレイヤーが体験したプロローグ内のイベントで、ロラスとともにキヨヴァシャドへと辿り着いた主人公が、町に入る前に「浄化の儀式」をしろと衛兵に止められるという内容です。
ロラスは拒否してさっさと行ってしまい、主人公が一人で「浄化の儀式」をするのですが、ここでは4つの中から選んだ「自らを悩ます罪」を刻むかまたは意味のあることは何も刻まずに木片を燃やすという選択肢が登場します。RPGにおける選択肢イベントということで悩んで決断したプレイヤーもいるかもしれませんが、ここで選んだ内容は少なくともベータの範囲ではその後の展開に大きな影響はありませんでした。
シニアクエストデザイナーが解説
そうした一見すると“無意味っぽい”イベントについて多くのプレイヤーが疑問に思っているのを知った同氏が、このイベントがどのように機能しているのかを解説しています。同氏は本作のシニアクエストデザイナーを務めており、Telltale Gamesにて『ウォーキング・デッド シーズン2』などにも関わっていた人物です。
まず挙げられているのがキヨヴァシャドについてプレイヤーに教えるためのイベントであったということです。さらにそうした伝統的な儀式を「意味のないしきたり」と言って平然と無視するロラスの紹介としても機能していたと説明。そしてプレイヤーに対して、例え主人公であっても他人や文化を無視して振る舞うことはできないと教える意図もあったとしています。
技術的な意味として、ロラスが先に町へと入る必要があったためにその解決策として作られたイベントであったことも明かされています。
また上記の選択肢で変化する部分としてその後のロラスとの会話がありますが、ロラスの観察力を示すその演出はTelltale Gamesでの経験が活きたと振り返っています。
『ディアブロ IV』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Battle.net)向けに6月6日発売予定です。
¥8,018
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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