もみくちゃバトルのローグライクARPG『Knight Crawlers』…ラグドールめいた緩い動きへ容赦ない敵の攻撃がッ【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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もみくちゃバトルのローグライクARPG『Knight Crawlers』…ラグドールめいた緩い動きへ容赦ない敵の攻撃がッ【プレイレポ】

ラグドールのように舞い、囲まれて倒される……惜しい点もありますが、全体的に何度もダンジョンへ挑戦しては強化を続けるプレイフィールが楽しくありました。

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もみくちゃバトルのローグライクARPG『Knight Crawlers』…ラグドールめいた緩い動きへ容赦ない敵の攻撃がッ【プレイレポ】
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今回はThe Iterative Collectiveがパブリッシャーを、Good Morning Gamesがデベロッパーを担い、2023年5月5日にSteamにてWindows PC向けにリリースしたローグライクアクションRPG『Knight Crawlers』をご紹介したいと思います。

『Knight Crawlers』とは?

本作は、屈強な戦士(クローラー)となって、様々なトラップと敵でひしめくダンジョンに挑むローグライクアクションRPG。ラグドール物理演算に基づくどこか気の抜けた挙動と、敵の容赦ない攻撃が混ざりあってもみくちゃにされるプレイフィールが特徴です。

基本的なゲームの流れは、ダンジョンでレベルを上げスキルカードでさらに強力な技を取得しながら攻略を進め、死んで全てを失い拠点に戻されるというもの。難易度によりますが、引き継がれる要素もあるので、溜め込んだエッセンスを元手に己を強化して再度ダンジョンに舞い戻ることができます。とにかくテンポの早い戦闘民族なプレイフィールでした。早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語

ご覧ください、「うるせえウチはマウスサポートしてねえんだ大人しくコントローラー使え」的な勢いすら感じる大文字踊る注意書き。ようこそ『Knight Crawlers』へ!とハグでお出迎えしてからサバ折りを仕掛けるかのような緩急のユーモアにちょっと笑ってしまいました。

PSとXBOXのアイコンも見えますね……

ともあれ本作はキーボードは使えるものの、画面内の敵を殴りつけて戦うにはコントローラーでのプレイがベスト。今回のレポにあたり筆者はXboxコントローラーを接続しています。なおキーバインドの設定などは今後実装予定とのことです。

その他設定項目は、フルスクリーンモードの切替やサウンドの調整くらいで実にシンプル。言語は日本語に対応していますが、ところどころ英語のままだったりします。プレイする範囲において大きな支障は感じなかったものの、今後のアップデートに期待したいところです。

マルチ要素では……

いちおうローカルで対戦プレイも可能で、その際は片側がキーボードでも動かすことはできました。かなり大雑把な動きにはなりますが、遊べることは遊べるという。

本編開始

さあ始まりました『Knight Crawlers』。

スゥー……バァン!とカメラが近づけば、半裸のおっさんが映し出されるタイトル画面。まさかこのおっさんが主人公なんでしょうか。

続いてゲームモードで難易度選択。この気合の入ったイラストをご覧ください。今回はカジュアルに各要素を見ていきたいのでスタンダードを選択。というかスタンダードの方がイラストの勢い的に難度高そうじゃないかな?と思ったり。

やっぱりこのおっさんが主人公でした。ここではクローラーのカスタマイズということで、頭髪、眉毛、髭といった特徴が変更可能で、その他にも装飾品などでドレスアップできます。

青き清浄なる世界のために……

戯れにランダムボタンを押せば蒼翼の輝くおっさんが登場したので吹き出す筆者。

もう一度ランダムボタンを押すと、今度は炎タイプの翼をまとうおっさんになりました。

続いてメンズナックルとかにいそうなおっさん。回転ノコギリの餌食になっていますね。ランダムボタンを押すたびに物理演算のいたずらなのか、身体が徐々に後方へ下がり続け人体切断の憂き目に。

とりあえず最初のフリーダムおっさんに身なりを整えて出撃します。The Emerald Strongholdなるシャレた文字が踊るダンジョンには一体何が待ち受けているのか。

ダンジョンは、ある程度の広さを持った部屋が繋がった構造をしており、基本的には一本道に奥まで進んでいきます。床や壁には罠が仕掛けられており、うっかり触れると画像のように「!」マークが表示されてから時間差で発動。もたもたしてるとダメージを受けるので、急いで回避行動を取りましょう。

また部屋にある壺や樽などのオブジェクトは破壊可能で、中からエッセンス(ゲーム内通貨的な立ち位置のアイテム)を入手することができます。

さらに画像のように宝箱が置いてあることもあり、表示される名前によっては希少価値の高いアイテムや装備がでてくることも。

他にもこういった社(?)オブジェクトからは、何らかの報酬を得られることがあるので積極的に触れていきたいところ。ただし大抵は敵が最初に召喚されてしまうのでそこだけは注意。

ところでその敵ですが……さっきから一向に姿が見えませんね。そうなんです、本作は敵が向こうからやってくることはなく、ダンジョン内でランダムに表示される魔法陣からこちらが召喚して、やっと戦闘できるという興味深いシステムを取っています。次の部屋へと続く扉をアンロックするためにも、何度か敵を召喚して戦闘に勝利する必要もあります。

ここでポイントなのは、魔法陣を何度も起動すると、どんどん召喚される敵の数が増え、さらに強力になっていくということ。最初は2、3体でちまちま戦っていたのが、あっという間に数十体がドカンと現れて画面が大変な騒ぎになります。

罠に誘導するも、敵には無効で筆者だけ地味なダメージを受けている図。

敵を倒すと経験値(EXP)を入手し、それが一定値以上貯まるとレベルアップします。画面左上のアイコンがそれですね。赤ゲージが体力(HP)で黄色ゲージが経験値。なおレベルアップのたびに、パッシヴスキルなどの強化アイテムがランダムで配られ、プレイヤーは1つずつ選ぶことができます。今回は周囲の敵を弾き飛ばすスキルをゲット。

画面左上に並ぶひし形アイコンにストックされたスキル、発動すると文字通り周囲を薙ぎ払う大技が出ました。敵に囲まれた時などに便利かもしれません。なおこういったスキルは連発できず、十数秒のクールダウンが設定されています。敵との戦闘のタイミングによっては、発動が間に合わずタコ殴りにあうこともあるので、使い所は考える必要がありますね。

さあいい感じにレベルも上がったし次の魔法陣を起動しt

(ノコギリに切り刻まれて死亡)

ミンチよりひでぇ死を体験してから目を覚ますとそこは休息所でした。

休息所はいわゆる拠点として機能する本作のスタート地点。製図屋、仕立て屋、語り部、鍛冶屋といったショップ(?)が並び、ダンジョンに再度出撃したい時は公使に話しかけます。

それぞれのショップでは、装備の強化や、自身の強化、外見の変更などといった行動がとれます。基本的に強化のためには、ダンジョン攻略中に入手したエッセンスが必要で、ゲームを始めたばかりの序盤ではなかなか集まりにくいのも事実。

ある程度強化が進むまでは、ひたすらダンジョンに挑戦を繰り返して小銭を稼ぐと良いでしょう。

そこそこ強くなると、レベルがあがって、さらに上のスキル強化をすることが可能になっていきます。なお各強化パネルにはレベルが設けられており、合計10段階強化できます。

敵をちまちま倒しては志半ばで死んでのループに突入仕掛けたとき、幸運なことに激レア宝箱が並ぶ部屋へと飛ばされました。ここにある3つの宝箱は全て入手可能で、中から出てきた装備にはどれも強力なステータスが並びます。

そう、本作では主人公のおっさんが強くなるのも大切ですが、それと同じくらい、強い装備を持つことも重要です。同じ装備でもドロップごとにその性能は異なり、基本的には少しでも上位互換なものであれば、どんどん持ち替えていくプレイスタイルになります。

もちろんそれまで使っていた装備はエッセンスに変換が可能なので、拠点でさらなる強化のために使用することができます。無駄のないゲームデザインに好感が持てる部分ですね。

さて、ある程度は強くなってきました。

この頃になると、魔法陣をいくつも起動して敵を数十体まとめて倒すこともできるようになってきます。

ただ下手をすれば敵の攻撃タイミングと噛み合ってしまい、こちらが相手を倒し切る前に体力をごっそり削られる諸刃の剣ですが……敵は多く出現させればさせるほど、その分ドロップする報酬が増えてレベルアップするスピードも上がるので、なかなか大きなリターンになります。

何より範囲攻撃のスキルを当てた時の爽快感が素晴らしい!(辞世の句)……このように調子に乗って理不尽に殺されるまでがワンセットです。

おわりに

いい感じに派手な見た目になってきました。まさかのタイトル画面にもこの奇天烈な格好が反映されるとは思わなんだ。

個人的に本作は大いに楽しみましたが、敵をこちらが召喚して殴り倒すシステムの都合上、魔法陣を探すのにやや時間が取られてしまい、いざ召喚すれば大忙しという、ゲームテンポが少々ちぐはぐになりがちな部分が惜しいと感じました。

なにより筆者の場合、途中から小さな小部屋を見つけるたびに、そこへ引きこもりなんどもほとんど同じ場所に現れる魔法陣から敵を召喚し続けレベリング作業に突入するという、抜け道を探し始めたり……!

スパくんのひとこと

大勢の敵を強力なスキルでまとめてなぎ倒す爽快感が良いスパね!

  • タイトル:『Knight Crawlers』

  • 対応機種:Windows PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam

  • 発売日:2023年5月5日

  • 著者プレイ時間:3時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては無し

  • 価格:2,299円(2023年5月12日まで2,069円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの


《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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