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DRPG初心者でも安心!?新シナリオ「偽りの代償」で学ぶ『ウィザードリィ外伝 五つの試練』初心者ガイド

ついに正式リリースされた『ウィザードリィ外伝 五つの試練』。正式リリースで追加されたシナリオ「偽りの代償」を題材にした、『ウィザードリィ』初心者向けプレイガイドをお届けします。

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DRPG初心者でも安心!?新シナリオ「偽りの代償」で学ぶ『ウィザードリィ外伝 五つの試練』初心者ガイド
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2023年10月26日についに正式リリースされた、Steam版『ウィザードリィ外伝 五つの試練』。正式リリースに伴って、冒険の第一歩にふさわしい難易度のシナリオ「偽りの代償」が追加されました。本記事はこの「偽りの代償」を通して、3DダンジョンRPGや『ウィザードリィ』シリーズを遊んだことがない……という人でも『五つの試練』に挑むことができるような初心者向けガイドとなります。この手のゲームは敷居が高い……と思っている方々の参考となれば幸いです。

『ウィザードリィ外伝 五つの試練』とは?軽くおさらい

まずは『ウィザードリィ外伝 五つの試練』がどんなゲームなのか軽くおさらいしておきましょう。『ウィザードリィ』シリーズには多種多様な作品がありますが、本作『五つの試練』はGBで展開された『ウィザードリィ外伝』シリーズの流れを汲むゲームであり、「拠点で6人の冒険者パーティを作り、ダンジョンに潜り敵との戦闘や様々な罠を潜り抜けながらアイテムを集めてキャラクターを成長させ、迷宮の奥深くを目指す」という、ゲームとしてはシンプルかつクラシックなタイプのRPGになります。

『五つの試練』最大の特徴となるのはその膨大な収録シナリオ数です。2006年度の初期版で実装されたまさしく5つの「試練」ともいうべき高難度シナリオ、Steam版正式リリースに伴って追加された入門用シナリオ「偽りの代償」、そしてウィザードリィシリーズを心から愛するユーザーたちが作り上げてきた100本以上のユーザーシナリオは、そう簡単に遊び切れるものではありません。

今回はその中から新たに実装された「偽りの代償」をご紹介しながら様々なお役立ちガイドを紹介します。当ガイドで得た知識は、他のシナリオにも応用が利くものが多いのでしっかり身に着けておいて損はないでしょう。

新シナリオ「偽りの代償」を起動する(早期アクセスから遊んでいる方向け)

2023年10月26日の正式版リリース以降に本作を購入した方は最初からシナリオ「偽りの代償」が選択されているため、以降の手順は必要ありませんが、それ以前から本作を遊んでいる方はシナリオ選択操作が必要になります。

タイトル画面で「STORY SELECT」を選ぶと、プレイするシナリオを切り替えることができます。セーブデータ類は個々のシナリオごとに保存されるのでご安心ください。今回は「偽りの代償」を選んで「スタート」してみましょう。シナリオによってはこの画面でシナリオの背景やヒントなども読むことができるので、一通り目を通してから「スタート」を選ぶと良いでしょう。

タイトル画面(サブタイトルが「The Price of Deception」となっていれば選択成功です)が再び表示されたら、「GAME START」を押すとゲーム開始です。

まずは、冒険の苦楽を共にするキャラクターを作ってみよう!

「GAME START」後には、いきなり城下町の画面に飛ばされます。今まで『ウィザードリィ』シリーズを遊んだことがない方は、いきなりこんな画面に飛ばされてびっくりしたかもしれませんが、ここが今回のシナリオでの冒険の拠点となる「エドラ・クイル」の城下町です。実はゲームスタート直後の「志願の酒場」に既にデフォルトキャラクターが6人登録されているのですが、彼らは「戦士」などの職業名そのままの味気のない名前がついており(変更はできますが)、能力も低めです。

実際に冒険をするキャラクターはこれから長い付き合いになるという事もあり、やはり自分で一から作り上げた方が愛着も沸くというものでしょう。という訳で、ここからはキャラクター作成について説明していきましょう。まずは、拠点の画面から「町外れ」に移動します。

他の『ウィザードリィ』シリーズの経験者なら、さっそく「訓練場」に行ってキャラクター作成……をしたいところだと思いますが、『五つの試練』ではその前に「ユーティリティ」->「オプション」を選ぶことをおススメします。

オプション画面の中の「プレイ設定」で選ぶことのできる項目に、「キャラクタの作成」があります。これは『五つの試練』独自の設定で、「職業を選んでからボーナスポイントを振る」か、「ボーナスポイントを振ってから職業を選ぶ」かの切り替え機能となります。とは言え、『ウィザードリィ』シリーズを知らない方にはこんな説明でもチンプンカンプンだと思うので、先に『ウィザードリィ外伝 五つの試練』における職業の説明を軽くいたしましょう。

戦士

多くのシナリオにおいてほとんどの武器・防具を装備できる戦士です。呪文は一切使えませんが、レベルアップが盗賊に次いで早く、HPの伸びも良いので前衛でガンガン戦うのに適した職業です。この職業で重要な能力値は力と生命力です。性格の制限はありません。

僧侶

僧侶魔法のエキスパートで、最速で僧侶呪文を覚えていきます。僧侶の回復呪文はパーティの命綱となるので、パーティに1人は欲しいところです。またそこそこの武器・防具も装備でき、多くのシナリオにおいてLv1時点で武器の2回攻撃ができるため、最序盤は前衛としても戦士並み~それ以上の活躍ができます。この職業で重要な能力値は信仰心、前衛に立たせる場合はさらに生命力と力も要求されるでしょう。性格は善・悪のみが就くことができます(善と悪のキャラクターは同一のパーティに入れることができません)。

魔法使い

こちらは魔術師呪文の専門家です。最序盤の敵集団を無力化する「スリープ」、中盤の様々な攻撃・補助呪文、そして最高レベル魔術師呪文の「ニュークリアブラスト」「テレポーテーション」は危険なダンジョン探索に欠かせません。この職業で重要な能力値は知恵、次いで敵の先制を取って呪文をかけるための素早さです。性格の制限はありません。

盗賊

ダンジョン内のトラップ解除の達人です。戦闘後にたまに出現する宝箱の罠を解除し、安全に開けるためには彼らの存在が欠かせません。短剣による近接戦闘も出来ないわけではないですが、僧侶に比べると前衛適正は1ランク劣る設定のシナリオが多いです。弓矢を装備できるシナリオも多いので、その場合は後列から狙撃を担当させると良いでしょう。この職業で必要な能力値はずば抜けた素早さと運、物理攻撃も頼りにするなら力も上げておいて損はないでしょう。性格は中立と悪の者のみが就くことができます。

ロード

ここから先に紹介する職業は「上級職」にあたり、「ボーナスポイントを振ってから職業を選ぶ」形式だとよほど高いボーナスポイントを出さなければ就くことはできません。ロードは一言で言ってしまえば「僧侶呪文が使える戦士」であり、戦士同様に多くの武器・防具が装備できます。また、多くのシナリオで専用の最強防具「聖なる鎧(君主の聖衣)」が用意されています。但し次のレベルに上がるのに必要な経験値が戦士と比べるとかなり多く、また僧侶呪文を覚える速度も僧侶にはかないません。能力値は全体的に高い基準が必要で、性格が善の者しか就けません。

ロードが「僧侶呪文が使える戦士」ならばこちらは「魔術師呪文が使える戦士」ですが、多くのシナリオで戦士・ロードに比べて装備できる防具に制限を受ける傾向があります。但しその分攻撃力の高い「刀」系の武器を装備できる設定のシナリオが多く、『ウィザードリィ』最強の武器として有名な「村正」もこの職業専用であることがほとんどです。能力値も全体的に高めの値が要求されますが、ロード・忍者ほど高い能力値は要求されないので種族にもよりますがボーナスポイントが20ポイントほど出ればゲーム開始時から作ることもできます。就ける性格は善・中立です。

ビショップ

魔術師呪文と僧侶呪文を同時に覚えていく、まさに賢者!!……と言いたいところなのですが、レベルアップも呪文習得速度も非常に遅く、魔法使いや僧侶が最高レベルの魔法を覚えたところでビショップはせいぜい3~4レベルの呪文しか覚えていない……というのは「Wizあるある」です。しかしビショップが他の職業に真似ができない点は、「アイテムの識別ができる」ことでしょう。

このゲームでは手に入れた時点のアイテムは「?剣」といった表記で正体不明であり、ビショップの識別か、拠点の商店で有料識別を行わないと使い物になりません。手に入れたアイテムの識別役として、ビショップをパーティに参入させるという価値は充分にあります。Lv1のビショップを作るだけ作って酒場に待機させ、拠点に戻ったときだけパーティに加えてアイテムを識別させるという手もありますが、シナリオによっては高レベルのビショップでないと鑑定できないようなアイテムも出るのでご注意を。ビショップに必要な能力値は知恵と信仰心、あとは呪文を早くかけるための素早さで、善か悪の性格でないと就けません。

忍者

戦士の戦闘力と盗賊の罠解除・開錠技能を併せ持ち、闇の中から必殺の一撃で敵を葬り去るのが忍者です。シナリオによって戦士並みの重装ができるか、あるいは軽装アタッカーになるのかは異なりますが、Lv1から2回攻撃ができる事もあって攻撃力は文句なし。さらに究極に育ちきった忍者(目安としては、レベル3桁)ともなれば、武器・防具を一切身につけない裸になることによって圧倒的な素手攻撃力と重装したロードをも上回る回避力を誇るようになります。これが『ウィザードリィ』シリーズのミームとしてよく知られる「裸忍者」です。但しその域まで至るためには膨大な経験値が必要なうえ(レベルアップが最も遅い職業も忍者です)、宝箱の罠識別・解除については盗賊に比べると圧倒的に暴発させやすいので、軽い気持ちで盗賊の代用として忍者をパーティに加えると痛い目を見ます。大器晩成の職業であり、ゲーム序盤からパーティに参入させるのはお勧めできません。就くのに必要な能力値はほぼ種族上限に近い値、そして悪の性格の者しか就くことができません。



ここまでウィザードリィの職業を紹介してきたので、元の「職業を選んでからボーナスポイントを振る」か、「ボーナスポイントを振ってから職業を選ぶ」かのオプションの話に戻りましょう。今までの『ウィザードリィ』シリーズでは、キャラクターを作る際にランダムで得られるボーナスポイントを各種能力値に振ってから、就ける職業を選ぶ……という後者の「BP優先」の仕様しかありませんでした。故に、就くのに非常に高い能力値を必要とするロード・忍者を初期パーティに組み入れる事は難しかったのです。しかしながら、本作『五つの試練』の「職業優先」の仕様ではゲーム開始時からロード・忍者も自由に選べるため、パーティ編成の幅はより広がったと考えて良いでしょう。但し「職業優先」の仕様はこうしたメリットだけではなく、「作成されるキャラクターの年齢が20歳固定(「BP優先」の場合は14~17歳)」「得られるボーナスポイントが「BP優先」に比べ低い」というデメリットがあります。とは言え「職業優先」の設定でもボーナスポイント17~20程度なら割と出ますし、「俺は14歳女僧侶しかヒーラーとして認めないんだ」というこだわりでもない限り、本作のキャラクターメイキングの設定は「職業優先」で困ることはないと思います。

こうして設定を変えた後、「町外れ」->「訓練場」->「キャラクタの作成」でキャラクターの作成に入ります。前述した「職業優先」の設定の場合、キャラクター名の入力後に職業の選択、その後種族(平均的な人間、魔力に長けるエルフ、腕力の強いドワーフ、信仰心の篤いノーム、素早さと幸運に長けるホブの5種)を決め、性格・性別を選んだ後にボーナスポイントの割り振りになります。

なお、本作ではボーナスポイントのリロールをするにあたり毎回「名前の入力」からやり直す必要があるので、キャラクターメイキングの際の名前は仮の1文字だけつけ、納得のいくボーナスポイントの振り分けができたらそのキャラクターを作成(そうでない場合はキャラクター作成キャンセル)、作成したキャラクターに対し訓練所メニューの「名前を変える」から自分の好きな名前をつけることをお勧めします。

名前を変えればまずは1人キャラクター作成完了……と言いたいところですが、余力があるならキャラクターのアイコンやポートレートも変えてみましょう。『ウィザードリィ 五つの試練』公式ホームページの下部にはユーザーポートレートの規格やサンプルについて説明されたzipファイルが置いてあり、また手前味噌ですが筆者のblogでは『五つの試練』に対応したポートレート作成支援ツールを配布しています。これらを参照してポートレートファイルを作り、Steamの右クリックメニュー->管理->ローカルファイルの閲覧で開いたフォルダーの「Data\User\face」以下に置くことでキャラクターアイコン・ポートレートを読み込むことができます。

ポートレートファイルの準備ができたら、訓練所メニューから「キャラクタを調べる」->「マークの変更」->「ユーザー設定」を選びます。

ここで作成したポートレート番号を選べば、キャラクターにアイコン・ポートレートが反映されます!後は同じ手順で、パーティを組むメンバーを作っていきましょう。

パーティ編成については様々な組み方がありますが、筆者としては前衛に戦士(またはロード)・侍・僧侶、後衛に盗賊・ビショップ・魔法使いのスタンダードな編成をおススメします。この編成は一通り僧侶呪文・魔法使い呪文・盗賊技能・アイテム識別が使えますし、また序盤で猛威を振るう魔法使い呪文「スリープ」がビショップと魔法使いの2段構えで使えるのが魅力です。前衛に僧侶がいるので僧侶が麻痺攻撃を受けると機能不全に陥りますが、そこは商店で売っている「気付け薬」を後衛に持たせてカバーすると良いです。

いざパーティ編成!城下町で装備を整えよう

作成したキャラクターは城下町の「志願の酒場」に登録されます。さっそく、登録した仲間6人でパーティを組みましょう。改めての注意になりますが、性格が「善」と「悪」のキャラクターは酒場で同一パーティに入れる事ができないのに注意してください(善悪混合パーティを組む方法もありますが、初心者向けガイドの範疇を超えるのでここでは記しません)。

作成したキャラクターは何もアイテムを持っておらず、100GPの所持金しか持っていません。とりあえずは、最低限の装備を「エル商店」で揃える事になります。この際装備を揃える方針としては、「後衛は最小限の防具のみ買う」「前衛の戦士系職には長剣、僧侶にはメイス」「残り予算で前衛に一番良い防具を」という形がベストです。盗賊が後衛から攻撃できる武器として「小型の弓」なども売っていますが、この時点では高くて買えないでしょう。序盤の後衛は防御かサポート(特に「スリープ」)に徹するべきです。

なお、新規作成したキャラクターは100GPを持っていることを利用して「多くのダミーキャラクターを作り、ダミーキャラクターから資金だけ集めてダミーキャラクターを削除する」という外道な(しかし『ウィザードリィ』では伝統的な)小金稼ぎの小技もありますが……この技を使うかどうかは個々人の良心にお任せするとしましょう。

商店で装備を揃え冒険の準備が整ったら、王城に向かって冒険の目的を確認しましょう。今回の冒険の目的は王国に破滅の予言が迫る中、「ネル坑道」で後進の育成にあたっている英雄ゼルクを探し出し、呼び戻すことのようです。

全ての準備が整ったら、「町外れ」から「迷宮に入る」を選び、「ネル坑道」へ向かいましょう!

いざネル坑道へ。「ゼルク塾」で冒険者としての技量を鍛えよ

「ネル坑道」に潜入すると、そこは3D形式で描かれるダンジョンです。ダンジョン内はゲームパッドの方向キーなり、キーボードのWASDキーなり、画面右下の矢印アイコンのマウスクリックなりで移動ができます。とりあえず、2歩ほど前に進んでみると……

「ここから先はゼルク塾以外の塾生以外立ち入り禁止!」という男が現れます。「ゼルク塾?」と思う間もなく、男はあっという間に消え去ってしまいます。こちら側からは進めないようなので、今度は東側の通路を進んでみることにします。

するとそこは、「ゼルク塾・冒険者指南所」と呼ばれる場所でした。とりあえず、近くの小部屋に入ってみます。

小部屋の中では、冒険者向けの講義が行われているようです。ここでは『ウィザードリィ』の基礎知識が丁寧に解説されているので、シリーズを遊ぶのが初めてな初心者はもちろんのこと、多くのシリーズ作品を踏破してきたベテランの冒険者も一度は講義に耳を傾けてみると良いでしょう。

また、ゼルク塾に入ってすぐ南の位置には体力回復・MP回復の泉が存在します。これはネル坑道を探索するにあたってこれから何十回もお世話になるであろう場所なので、しっかり位置を覚えておくことをお勧めします。

ただし、このゲームでキャラクターがレベルアップするのは、拠点やそれに類する場所の宿屋で休息を取ったときのみなので、レベルアップ可能の表示が出たら街に戻りましょう。

ゼルク塾の一番奥まで進んでも、最初に出会った男がいるだけで英雄ゼルクは不在のようです。ここでは「入塾試験」と称して、モンスターとの戦闘になります。とは言え試験対象のモンスターはそんなに強くないので、前衛の装備が最低限揃っており、また後衛からの「スリープ」の援護があれば楽に勝てるでしょう。入塾試験を達成すると「冒険者許可証」が手に入り、地下1階の本格的な探索が可能になります。

ネル坑道・地下1階攻略MAP

ネル坑道地下1階のスタート地点(X00,Y00)から北の扉を開けた先は、モンスターの巣くう小部屋が多く配置された構造となっています。しかし地下1階で出現する敵の中には、危険なモンスターは少ないです。比較的高い攻撃力を持ち、数が多く出現することもある「コボルド」がやや危険な程度で、しっかりと後衛の「スリープ」で眠らせてから倒すことを心がけましょう。道中に鍵のかかった扉がありますが、ここを突破するためには盗賊のレベルが3~4は欲しいところです。(再度記述しますが、レベルアップに必要な経験値を得ても、一旦町に戻って宿屋に泊まらない限りレベルは上がらないことに注意!

なお、地下1階のどこかに莫大な経験値を持った「幽霊」がいるという噂です。回避率が非常に高く攻撃を当てるのが難しい敵ですが、魔術師呪文Lv2の「ダークネス(敵の回避率を低下させる)」が撃破の手助けとなるでしょう。

ネル坑道・地下2階攻略MAP

ネル坑道地下2階ではダークゾーン(周囲が一切見えなくなる)、回転床(パーティの向きがランダムに変更される)といったトラップが初登場します。これらのトラップに対抗するには、魔術師呪文Lv1「ウィザードアイ」(今まで踏破してきた場所のオートマッピングを表示する)が不可欠です。

また、地下1階で手に入れたであろう「宝石の指輪」もアイテムとして使用すると「ウィザードアイ」と同様の効果があります。「宝石の指輪」は低確率で破損する可能性があるので、破損したらもう一度地下1階に貰いに戻るか、あるいは不安なら商店で予備を買っておきましょう。本シナリオでは商店に「宝石の指輪」は10個の在庫があります。このフロアを踏破するまでに、Lv7以上あれば大きく安心できることでしょう。

ネル坑道・地下3階以降

「ゼルク塾」は地下3階までの構造となっており、地下3階ではワープやピット(落とし穴)といった危険なトラップが登場するようになります。これ以降のMAPは載せませんので、自力でマップを作成してみてください。このフロアの探索にあたっては、魔術師呪文Lv4「レビテイト」(落とし穴・敵の先制攻撃を回避する)を覚えておきたいところです。

地下3階を踏破すると、物語は意外な方向に急展開を見せます。

そして、向かうは地下3階までとは全く異なる雰囲気を持ったさらなる深層です。ここからは今までとは比べ物にならない、まさしく「迷宮」が牙をむきます。「ゼルク塾」で学んだ迷宮についての知識をフル活用して、道を切り開いていきましょう。

英雄ゼルクへの伝令は果たせるのか?不吉な予言が暗示しているものとは?そして迷宮の地の底にはいったい何が眠っているのか?これらの謎を、ぜひあなた自身の目で解き明かしてみてください。

ウィザードリィQ&A

ここからは、『ウィザードリィ』をプレイしていてありがちな質問に答えていきます。

Q:3Dダンジョンですぐに迷ってしまいます……

A:魔術師呪文Lv1の「ウィザードアイ」、または宝石の指輪を使ってオートマッピングを表示し、[F12]キーでスクリーンショットを撮って確認しながら進むのが良いでしょう。不安なら宝石の指輪の予備を商店で買って持ち歩きましょう。また、気合を入れて挑むならば「方眼紙」と筆記用具を持って、自作のマップを作ってみるのも良いでしょう。自分だけのマップを作り上げたときの達成感は格別なものがあります。また、手前味噌となりますが拙作の「mapic」をはじめとして、インターネット上には方眼紙マッピングをPC上で行えるツールもありますので(Excel方眼紙でマッピングする猛者もいるとか……)、そうしたツールでマップを作ってみるのも一興です。

Q:ゲームを一度終了し、再開したらパーティメンバーがいないんですが……

A:「町外れ」でゲームを終了すると、パーティメンバーは「志願の酒場」に戻っています。ゲームを再開したら「志願の酒場」に行き、パーティを再び編成しましょう。また、迷宮内で「冒険の中断」などでゲームを中断した場合、「町外れ」の「冒険の再開」を選択すると迷宮内のパーティから冒険を再開することができます。

Q:全滅してしまいました。どうしたらいいですか?

A:まずは救助隊となるセカンドパーティを作成しましょう。救助隊が全滅したパーティの居場所までたどり着けるようになったら、救助隊のパーティ人数に空きのある状態で全滅したポイントに赴けば死体回収ができます。

……ただ、全滅する前に「リセット」([Ctrl]+[F1]キー、または[↑]+[R2]ボタン)して全滅を回避することも可能です。「裏技」ではあるのでご利用は節度を持って。

Q:ある程度レベルの高い盗賊をアイテムの特殊能力で忍者に転職させたら次のレベルへの経験値がえらいことになっているんですが……バグ?

A:盗賊と忍者のレベルアップに必要な経験値の差による仕様です。特にこだわりがないなら、アイテムで転職した忍者には一発わざとレベルドレインを受けさせてみましょう。経験値が再計算されて、次のレベルへの経験値がまともな範囲になるはずです。ただし、ドレインでレベル0以下となってしまうとそのキャラクターはロスト、永久に復活できなくなりますので、レベル1に戻ってしまう訓練所での転職直後にドレインを受けることは全力で避けましょう。

Q:忍者が宝箱の罠をちっとも当ててくれません!

A:忍者でも種族がホブで、充分に素早さが早ければ罠をしっかり識別できるとの噂です。「プロディジー(僧侶魔法Lv7)」を使い、忍者の素早さを上げておくと良いでしょう。逆に言えば、中途半端な素早さしかない忍者は罠解除要員として全く役に立たないという事でもあります。その場合の忍者は戦闘要員と割り切って、パーティに別に盗賊を加えるのも1つの手かもしれません。

Q:効率の良いアイテム・経験値稼ぎ手段はありませんか?

A:『ウィザードリィ』においては、「敵が配置された部屋」に足を踏み入れて敵と戦うことで戦闘終了後に宝箱が入手できます。部屋に配置された敵はフロアを切り替えると復活するので、階段やエレベーター近くの敵の配置された部屋を覚えておき、敵を倒したら別フロアに行って戻って復活した敵を倒す……という事を繰り返すと効率よくアイテムや経験値を稼げます。シナリオによっては稼ぎを意識したフロアもあるようで……。


スパくんのひとこと



ついに正式リリースされた『五つの試練』!新シナリオ「偽りの代償」でWizの魅力に取りつかれる人が増えて欲しいスパ!



タイトル:ウィザードリィ外伝 五つの試練
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
配信日:2023年10月26日(正式リリース版配信日)
著者プレイ時間:18時間(「偽りの代償」)
サブスク配信有無:
価格:3,980円
※製品情報は記事執筆時点のもの


ブレイド&バスタード1 (DREコミックス)
¥711
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:ずんこ。

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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