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『Anomaly Agent』は操作性◎なドット絵スタイリッシュACT! 「圧倒的好評」も納得のクオリティ【プレイレポ】

ピクセルアートだからこそ、派手なエフェクトひっくるめて画面が大変にぎやかでまた楽しい。

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『Anomaly Agent』でドット絵スタイリッシュACTを体感! 「圧倒的好評」も納得のクオリティ【プレイレポ】
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今回はPhew Phew Gamesが、2024年1月24日にWindows PC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けにリリースしたアクションADV『Anomaly Agent』をご紹介したいと思います。

『Anomaly Agent』とは?

街をバックに影を落とす、タバコの似合う渋い男……いやあピクセルアートが良い仕事していますね。本作は、主人公の「エージェント70」を操作して、敵をバッタバッタとなぎ倒していくアクションアドベンチャーゲーム。世界の均衡を崩しかねない「アノマリー」の力、それにより己の理想を実現させようと目論む連中と戦うのが主なストーリーの流れです。

曲者揃いなキャラクター、豊かな会話、選択肢によって影響が出るレベルデザインに、手触りがどこまでも気持ちのいいアクション……リリース直後にも関わらずSteamストアで「圧倒的に好評」というスコアを叩き出した本作は、シンプルながら手堅くまとまっているという納得のゲーム性でした。さっそく紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語

本作の操作はキーボード&マウスおよびコントローラーに対応。どちらを選んでもプレイに大きな支障はありませんでしたが、個人的な好みで今回はXbox Oneコントローラーを無線接続して遊んでいます。アクションはボタンをポチポチ押して遊びたい派の筆者です。

その他設定項目については、グラフィック・サウンドともにオーソドックスな項目が並びます。難易度設定は、ゲーム中どこでも自由に設定できますね。

そして言語は日本語にもばっちり対応。プレイ中に支障をきたすことは無く、作中の雰囲気がよく反映されています。

本編開始

さあ始まりました『Anomaly Agent』。プロローグはいわゆるチュートリアルステージですね。

ベルトスクロールアクションのスタイルを採る本作では、上下も含めつつ移動は左から右で、基本的にはマップが切り替わると後戻りはできません。

移動中に遭遇する敵にはパンチ・キックをお見舞いしてやります。本作の戦闘は、コンボを落とさずいかに繋いでいくのかが大事。ただし序盤はまだ必要なスキルや能力値が揃っていないため、攻撃の間隔がぶつぎりで、ぎこちない戦い方になってしまうかもしれません。

敵からの攻撃は、避けるパリィするかで捌かなくてはいけません。適当にゴロゴロ転がって回避するのもアリと言えばアリですが、位置取りが悪いと左右から間に挟まれて死ぬ。俺も混ぜてよとか冗談も言えずに死ぬ。

パリィについては、敵の攻撃時に(設定によっては)「!」マークが表示される、そのタイミングに合わせて操作するとカウンターになります。敵の攻撃をギリギリまで引き付けてから行うハイリスクな行動ですが、成功すれば敵に大きな隙を作ったり、カウンター攻撃を当てることができたりとリターンも大きいです。

ゲームが進むと、カード以外に飛び道具として銃が加わり、アクションの幅はさらに広がります。この銃を絡めたコンボも習得すると、戦闘が徐々にスタイリッシュ路線を走り始めるのが面白い。

スキルアップグレードで攻撃に属性付与などを行えば、敵に感電や毒といったデバフを与えることも可能で、進行すればするほどアクション性が楽しくなっていきます。

そしてその敵も、個性豊かでまた楽しいんですよね。新しくお目見えするキャラクターは画像のように立ち絵と名前が表示される小粋な演出。ピクセルアートからは全く予想もつかない大変濃ゆい絵柄だったりして個人的には大好物です。

ただし「ストーリーとしてどうか」という視点で見ると若干描写不足な印象もあり、序盤は主人公を含む各キャラクターにあまり馴染めなさを感じながら進行してしまうかもしれません。しかしそれをひっくり返して圧倒するスタイリッシュアクションが「考えるな、感じろ」という気持ちを突き動かしてくれるため、これはこれで良い塩梅なのかもと個人的には思ったり。

敵ばかりがユニークという訳ではなく、味方サイド(?)に登場する人物たちも、皆それぞれいい感じにキャラクターが立っています。チーフがひたすら可愛い。敵味方問わず、彼らとの会話には「選択肢」が発生することがあり、選んだ言葉次第では、“肯定的な感情”または“否定的な感情”なるものが手に入ります。

これらは後々のアップグレード時における「通貨」として使用可能で、“肯定的な感情”では体力増強が可能で、“否定的な感情”ではコイン獲得といった具合。1回購入ごとに要求される感情の個数(量?)が増えていくため、序盤はともかく、このシステムに気づいてからは、会話選びに慎重になりました。

このコインは、手持ちの武器や攻撃などのアップグレード時に支払われる通貨。そこそこまとまった額が必要なので、マップに出現する敵を倒したりするだけでは足りないかもしれません。

さあ、コインのためにあえてネガ返事ばかりして否定感情を溜め込むか、はたまたどうするべきか……良い意味で頭を悩ませてくれて、よくデザインされていると感じます。


とにかくアクションがスタイリッシュで、キャラも個性豊かな特濃揃い。そして、アップグレードとアビリティのために繰り広げられる会話の駆け引き……各要素はシンプルにしつつ、それらを組み合わせて堅実なシステムとして、ブレない面白さを提供する本作は、「圧倒的に好評」になるのも納得なプレイフィールでした。BGMもまた粒ぞろいで大好きです。

  • タイトル:『Anomaly Agent』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)/ Xbox Series X|S/ Xbox One/ ニンテンドースイッチ

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年1月24日

  • 著者プレイ時間:2時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:1,400円(2024年2月1日まで1,120円のセール中)
    ※CS機は通常価格 1,750円、セール価格 1,487円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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