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海外レビューひとまとめ『Open Roads』―『Gone Home』の自然な延長線上にある素晴らしいナラティブ・インディーゲームだ

2024年3月29日発売『Open Roads』の海外レビューをお届けします。

連載・特集 海外レビュー
『Open Roads』
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・Forbes: 80/100(PC)

・RPG Fan: 80/100(PC)

『Open Roads』は短く、心打たれる物語だ。人生を変えることも、ゲームに革命を起こすこともないだろうが、その難しいテーマにもかかわらず、本作は紛れもなく魅力的で心地良い。この時点で、あなたが本作に向いているゲーマーかどうかはわかるだろうが、もしまだ品質について態度を決めかねているのなら、安心して欲しい。『Open Roads』は愛情を込めて作られているように感じられるし、紛れもなく語るべき人間ドラマがある。2003年当時、私のようにテスと同じ年齢だった人なら、走行距離は違うとしても、本作からさらに多くのものが得られるかもしれない。

・Worth Playing: 75/100(PC)

『Open Roads』は小さくて素敵なナラティブ・アドベンチャーであり、ビジュアル、良い脚本、優れた声優陣で成功を収めている。かなり短く直線的で、必ずしもストーリーのすべての側面がまったく同じように完成度が高いわけではない。総じて、『Gone Home』の自然な延長線上にあるかのような素晴らしいナラティブ・インディーゲームだ。

・GamingBolt: 70/100(PC)

『Open Roads』が信じられないほど短い体験なのはすごいことだ。というのも、実際にプレイすると、あまり多くの要素がないからだ。ありがたいことに、ストーリーとキャラクターのおかげで『Open Roads』は少なくとも一度は体験する価値が十二分にある。

・IGN: 60/100(PC)

家族の悲劇にまつわる『Open Roads』の物語は、オールスターキャストと魅力的なレトロ世界が後押ししているものの、その重いテーマにつまずいており、真剣だが結局は当たり障りのないロードトリップ・ミステリーを届けている。キッチュな装飾にあふれ、細かいところまでこだわって作られた環境を歩き回るのは、少なくとも短いプレイ時間の間は十分に楽しめた。しかし、こけおどしばかりだったので、クレジットが流れる頃には、もっと内容の充実した感情的に緊張感のあるものが欲しくなっていた。

・GameSpot: 60/100(PC)

・Twinfinite: 60/100(PS5)

遊び心のあるビジュアルを別にすれば、Fullbrightの今作は10年以上前の『Gone Home』に及ばない。『Open Roads』はもっと長いストーリーや変化に富んだゲームプレイが特徴ではないかと期待していたが、実際は特別記憶に残る体験というよりも、短く実用的なアドベンチャーゲームだったからだ。

・PC Gamer: 56/100(PC)

・COGconnected: 55/100(PC)

豊富なノスタルジーと魅力的なアートスタイルが満載だが、『Open Roads』にはナラティブ・アドベンチャーの一番重要な部分が欠けている。少なくとも私にとって一番重要な部分とは、記憶に残るインパクトのあるストーリーだ。時間的な投資は少ないので、このジャンルの常連なら挑戦してみたいかもしれない。しかし、私の考えでは、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』や、このチームの過去作の一つである『Tacoma』などをもう一度プレイする方がずっと良い。


PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年3月29日に発売された『Open Roads』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPC版が70点(総レビュー数23件)、PS5版が56点(総レビュー数5件)でした(PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ版は規定レビュー数を満たさず判定不可)。

総じて、ビジュアルや声優は高く評価されています。一方、ストーリーやコンテンツの量では評価が分かれているようです。

本作は、母と娘のロードトリップが描かれるアドベンチャーゲームです。プレイヤーは屋根裏部屋で家族の秘密を見つけた16歳の娘として、母親と一緒に過去を発掘する旅に出ます。懐かしいロードトリップの雰囲気、手描きアニメーションのアートスタイル、インタラクティブな対話システム、ハリウッドスターの声優出演が特徴だと謳っています。

本作のデベロッパーは当初『Gone Home』などで知られるFullbrightと発表されていましたが、同社の共同創設者Steve Gaynor氏が有害な職場環境の責任を取って本作のクリエイティブリードを退任する事態となり、デベロッパー名がOpen Roads Teamに変更されています。



『Open Roads』は、PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。また、「Game Pass」にも対応しています。


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《FUN》

遊ぶより創る時間の方が長いかも FUN

元ゲームプログラマー。得意分野はストラテジーゲーム。ゲームライターとして活動する傍ら、Modの制作や有志日本語化に携わっています。代表作は『Crusader Kings III』の戦国Mod「Shogunate」。

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