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大人気『Balatro』Apple Watchに降臨!?ただのファンメイドに収まらないクオリティを開発元はどう思うか

Apple Watch版『Balatro』は、開発者の情熱が詰まったファンの力作です。

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大人気『Balatro』Apple Watchに降臨!?ただのファンメイドに収まらないクオリティを開発元はどう思うか
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I've ported Balatro to Apple Watch and called it Balatro: Wee edition
byu/Coktoco inbalatro

ローグライトビデオポーカー『Balatro』を (ほぼ) Apple Watch に移植し、その方法や実際のプレイ動画をRedditに投稿するユーザーが現れました。

2024年のThe Game Awardsで3タイトルを受賞し“インディーゲームの顔”となったローグライトビデオポーカー『Balatro』は、Steam Deckやスマホでもプレイでき、文字通りいつでもどこでも遊べる人気タイトルとなりました。

Coktoco氏もこのゲームにハマりましたが「Apple Arcade」のサブスクが終了、Mac用の「App Store」では『Balatro』が購入できないことに気づき、「それならば自分でゼロからコードを書いて、Apple Watch版を作ろう」と思ったそうです。

元々ソフトウェア開発者ではありますが、2週間前までSwiftでのプログラミング経験は一切なかったというCoktoco氏は、SwiftUIのみ使用し「オリジナルにできるだけ近く、コアとなるゲーム機能は一切失わない」ことを目標に設定。現在のバージョンには17個の動作するジョーカー、すべての惑星カードと秘密の惑星、動作するショップ、ジョーカーを移動・販売できる機能を備え、Coktoco氏はこのゲームを『Balatro: Wee edition』と名付けました。

Apple Watchの小さな画面で、いかに手持ちのカードをすばやくスクロールできるようにするか、ショップでカードの名前と説明、売値などを確認できる「Inspect Card Featuer」機能の搭載など、随所に工夫の跡が見られます。

「これは純粋なファンメイド」侵害の意図はない

『Balatro: Wee edition』は販売しているわけではなく、Coktoco氏は「開発元のLocalThunk、パブリッシャーのPlaystackと自分は一切関係ありませんし、著作権を侵害しておらず、侵害する意図もありません。これは純粋にファンプロジェクトで、『Balatro』愛を伝えるために作成しました」「LocalThunkが『Balatro: Wee edition』について、何らかの形で許可してくれることを願っています」とRedditに投稿していますが、開発元がどう反応するかは今のところ不明です。

『Balatro: Wee edition』製作者のCoktoco氏(個人サイトより)


ライター:稲川ゆき,編集:H.Laameche

ライター/プレイのお供は柿の種派 稲川ゆき

ゲームの楽しさに目覚めたのは25歳過ぎてからの超遅咲き。人やら都市やら、何でも育て上げるシミュレーション系をこよなく愛する、のんびりゲーマーです。

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