
世界でもトップクラスの規模を誇るPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」。人によっては数百万円分のゲームやアイテムを所持しており、悪質なハッカーによりアカウントが狙われてしまうこともあります。そんな中、ある興味深いケースが海外掲示板Redditに投稿されました。
約10年越しにまさかの結末―アカウントのセキュリティにはお気を付けを
今回投稿をしたのはSteamコミュニティ(サブレディット)のメンバー、Mike(u/KyleALoser)氏。2013年、同氏の兄弟のSteamアカウントがアルジェリアの子供にハッキングされる事件が発生しました。その兄弟は恐らく『Team Fortress 2』を100時間プレイしただけで、ほぼアカウントを使っておらず、「(アカウントを)取り戻すことに興味が無かった」といいます。
そして約10年後の2024年、兄弟が該当アカウントの復旧を試みたところ、メールアドレスは変更されておらず、パスワードを忘れた人向けのページを利用しただけで奪還できてしまったそうです。さらに驚いたことに、ハッカーはアカウントに数千時間&何百ドルもつぎ込んでいたほか、アカウントを取り戻そうとメッセージを送ってきたため、Mike氏はその様子を「とても滑稽だった」と綴りました。
なお、Steamアカウントの不正アクセス被害は過去にも報告されていますが、公式サイトによると、アカウント回復の際の本人確認には、クレジットカードや登録済みCDキーといった情報が必要になるとのこと。Steamには二要素認証システム「Steamガード」が実装されているうえ、公式サイトからハイジャック犯の手口のリストがリンクされています。改めて、アカウントのセキュリティなどを確認しておくといいかもしれません。









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