「Crowdinによる有志翻訳システムで日本語対応予定です」パーティーゲーム『Tower Unite』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「Crowdinによる有志翻訳システムで日本語対応予定です」パーティーゲーム『Tower Unite』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、PixelTail Games開発、PC向けに4月20日に正式リリースされたパーティーゲーム『Tower Unite』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「Crowdinによる有志翻訳システムで日本語対応予定です」パーティーゲーム『Tower Unite』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、PixelTail Games開発、PC向けに4月20日に正式リリースされたパーティーゲーム『Tower Unite』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、2016年にSteamで早期アクセスが開始された、コミュニティベースの仮想空間でアクティビティを楽しめるパーティーゲーム。プレイヤーは仮想空間のマンションに入居し、自室を自由自在にカスタマイズできるほか、広場で他のプレイヤーとの交流や、さまざまなジャンルのミニゲームを楽しめます。記事執筆時点では日本語未対応。

『Tower Unite』は、2,300円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Macklin こんにちは!PixelTail Gamesの創設者であり、リードゲームプレイデザイナー、プログラマーを担当しているMacklin Guyです。私は8人のインディー開発者のチームと一緒に働いており、本作は当スタジオとしての最初のゲームです!私たちは趣味のMod開発者としてスタートし、『Elevator: Source』や『GMod Tower』などのプロジェクトに携わってきました。本作は『GMod Tower』の精神的後継作でもあります。

好きなゲームは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』です。私たちのチームメンバーは、この業界でキャリアをスタートさせる以前から全員がゲーマーで、楽しんでいるゲームもさまざまです。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Macklin 本作は他のゲームと大きく異なり、社交的な空間でさまざまなゲームを楽しみながらプレイすること以外に、目的はありません。高校生の頃、友人たちと色々な部屋で遊べる場所が欲しいと思ったことから、このアイデアを思いつきました。そのうちに、一緒に動画を見るためのシアターや、ミニゲームをつけ加えることを考えるようになりました。

当時、私はこの夢を実現するために、既存のゲームである『Garry's Mod』を改造して作っていました。当初のアイデアは『GMod Tower』から始まり、本作の核となるバーチャルリゾートとテーマパークという、より大きく野心的な目標へと発展していったのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Macklin 本作は、特にユニバーサル・スタジオのようなテーマパークへの愛、ゲームセンターへの愛、そしてビデオゲーム全般への愛にインスパイアされたものです。私はスーパーファミコン時代からゲームをプレイしており、機会があればゲームセンターに足を運ぶのが大好きです。

この「愛」はPixelTail Gamesの他のチームメンバーにも及んでおり、チケット交換ゲームや獲得可能な賞品を備えた完全インタラクティブなゲームセンター、遊歩道のカーニバルなどが追加されました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Macklin 何より、本作のゲームセンターでは、スキルテスターやコインプッシャーなど、さまざまなゲームがあり、すべてマルチプレイで遊べることですね。もうひとつのハイライトは、「ダーク・ボヤージュ」というお化け屋敷のアトラクションを開発したことです。実際に遊べるシューティングギャラリーアトラクションですよ。現実で体験するのが大好きなアトラクションを、自分たちの手で作り上げることができたのは、とてもエキサイティングでした。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Macklin 本作でのプレイヤーたちの創造性には、本当に感心させられました。最初は単純なホームデコレーションシステムだったものが、徐々にプレイヤーたちが自分たちの世界を構築するためのツールへと進化し、私たちが想像もしなかったようなものを作り出してくれました。その後、ミニゲームのレベルを自分で作れるようにしたところ、公式マップに近い、あるいは同じクオリティのものを作ってくれるようになり、とても感動しています。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Macklin 今後も、ペットや料理、ゲームセンターや遊歩道のカーニバルゲームの拡張など、さまざまなアクティビティでゲームをアップデートしていく予定です。また、ミニゴルフやボールレースなど、既存のミニゲームのレベルも増やしていく予定ですよ。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Macklin はい!現在、日本語翻訳環境のセットアップを行っているところで、Crowdinを利用する予定です。これにより、有志の方でも翻訳することが可能になります。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Macklin もちろんです!ぜひ本作での体験を共有してください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Macklin 私は以前から日本のビデオゲーム、そして日本の文化や作品全般を楽しんできました。日本のゲームやアニメは、私たちチーム全員の人生に大きな影響を与え、世界の見方を形作ってきたのです。より多くの日本人プレイヤーたちが私たちのコミュニティの一員となり、本作を楽しんでくれることをとても楽しみにしています!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

Game*Spark副編集長。平日日中のニュースデスクおよび料理連載や有志翻訳者連載の基本担当。 2021年版以降の『ウィザードリィ外伝 五つの試練』イード側のディレクターも兼務中。

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