
Remedy Entertainmentは、6月17日にリリースしたCo-opシューター『FBC: Firebreak』について、初動の不備を認めるとともに今後の方針について説明する声明を公開しました。
賛否両論スタートの『FBC: Firebreak』改善の方針を発表
本作は、『Control』の世界を舞台にした3人オンライン協力FPS。不可思議な危機に見舞われた連邦操作局を取り戻すため、チームメンバーと協力して異次元の存在との戦いに挑みます。6月17日に発売されたものの、Steamレビューは賛否両論を記録するなど、順調とは言い難いスタートを切りました。
Remedy Entertainmentは声明の中で、全てが順調というわけではないと認め、フィードバックやデータをもとに改善を始めていると説明。現在、特に注視しているトピックとして「ゲーム序盤1時間の体験の改善」「オンボーディングとUIのわかりやすさ向上」「ジョブへのアクセスを簡単にする」「進行スピードと装備入手の高速化」を挙げました。
プレイヤーからの評判が悪いのはゲーム序盤の構造に問題がある上に、そこから脱するまでに時間がかかりすぎるためであり、中盤以降に到達した後は体験が改善されていると分析しているようです。

ゲーム序盤の体験を改善するアップデート配信
6月20日に配信されたパッチ1.2は、この方針に基づき、ゲーム序盤の改善が中心に。より速いペースで成長を感じられ、やりごたえのあるジョブに挑めるように調整が行われています。パッチノート全文は以下の通りです。
※機械翻訳をベースに文章を整えたものであり、ゲーム内の用語などを正確に反映したものでないことをご注意下さい。
経済システムの変更
Lost AssetsとResearch Samples(アップグレード用通貨)の視認性を向上させ、より簡単に見つけられるように変更。
実際の通貨獲得ペースに合致するようにアンロックに必要なコストを全体的に調整。
これらの変更により、Lost Assetsの獲得・消費ペースが健全化され、進行と装備アンロックをスムーズに行えるようになります。
ジョブ進行&クリアランスレベル
新規プレイヤーは、最初のジョブ「Hot Fix」でClearance Level 3(CL3)から開始するように変更。
CL1・CL2のプレイも可能ですが、必須ではありません。
次のジョブをアンロックするには、CL3でthree-zoneを完全にクリアする必要があります。
CL3ジョブの完了により、Corruptionモディファイアを解放。
これらの変更により、完全なジョブ体験に素早くアクセスできるようになり、マッチメイキングや導入体験も改善されます。
装備購入
Operational Requisitionを2カテゴリーに分割
Essentials:武器、装備、即席デバイス、オーグメントなど
Expressions:スプレーやアーマーセットなどのコスメ系アンロック
これにより、武器を手に入れるために手袋などの関係がないアイテムをアンロックする必要が無くなります。
全体的に、装備品の進行がより迅速かつ明確になります。
バランス調整
BOOMboxとSwivel Cannonの設置時間を短縮。
Hiss Trooperの体力と怯み耐性を強化。
Fix KitのレンチはすべてのTierでダメージを与えるように変更。
ネーム付きの強敵の体力を増加。
Stapler(Corrupted Item)の追跡が容易になるように変更。
オーディオ
Shockエネミーの三人称視点での効果音が正常に再生されていなかった問題を修正。
メニュー→ゲームプレイへの移行時のBGM切り替え不具合を修正。
シールド回復音について、範囲外イベント時のサウンドを新規収録し、適切に聞こえるように修正。
他プレイヤーの状態異常音(例:火炎ダメージ)が正しく聞こえない問題を修正。
ロードアウトメニューでの武器やグレネード選択解除時のサウンドを追加、ロビーのQuick Kit選択にも遷移音を追加。
UI
リザルト画面でのクライシス・キットのXP表示バグを修正。
XPとプレイヤー評判が重なっていた問題を修正。
ロードアウトメニューで武器を調べた際にクラッシュする問題を修正。
ホストがパーティを抜けたときのエラーメッセージが誤解を招いていた問題を修正し、パーティが解散されたと表示するように変更。
ジップラインにピンを打てるように変更。
一時的措置:HUD右上のPerkリストをパフォーマンスの問題のため一時削除(早期の修正と復活を予定)。
ゲームプレイ&パフォーマンス
Humidifierの水位変化が設置者以外に見えない不具合を修正。
DualSenseのハプティックフィードバックをメニュー全体に強化。
Jump KitのImpactor Toolを走りながらチャージできるように変更。
ビジュアル&レンダリング
全体的なパフォーマンス向上。
チームメイトのResonance Shieldの出入り時に発生していた青い光を削除。
視認性向上のため、Lost AssetsとResearch Samplesにハイライトを追加。
出血エフェクトの改善。
ファン内部のディストーションエフェクトに距離フェードを導入。
Freezer Duty:Hissが登れるように、Zone 2にあるビルの上部に足場を追加。
Ground Control:Zone 2にある壁の裏側が見えていたバグを修正。
プロップや環境エレメントを複数更新。
Remedy Entertainmentは今回のパッチはゲームの改善の始まりに過ぎないとし、今後もフィードバックをもとに更なるアップデートを配信していく計画であるとしています。

PC/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中
『FBC: Firebreak』は、PC(Steam, Epic Games Store, Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。また、サブスクリプションサービス「PlayStation Plus」、「Game Pass」にも対応しています。