そのギターリフが、世界を救うと信じてる。音楽とRPGが最高のセッションを奏でる『Fretless - The Wrath of Riffson』は楽しさ満点の作品でした【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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そのギターリフが、世界を救うと信じてる。音楽とRPGが最高のセッションを奏でる『Fretless - The Wrath of Riffson』は楽しさ満点の作品でした【プレイレポ】

プレイしながらついつい身体がリズムを取っちゃう根源的な楽しさがありましたね。

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そのギターリフが、世界を救うと信じてる。音楽とRPGが最高のセッションを奏でる『Fretless - The Wrath of Riffson』は楽しさ満点の作品でした【プレイレポ】
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今回はRitual Studiosが、2025年07月17日にSteamにてWindows PC向けにリリースしたリズムアクションRPG『Fretless - The Wrath of Riffson』をご紹介。

『Fretless - The Wrath of Riffson』とは?

本作は、邪悪なレコード会社に支配され、自由な音楽が失われた世界を舞台に、一人のギタリストが「音楽の魂」を取り戻すために立ち上がるRPG。マップを探索して、敵と戦闘を繰り広げつつ、物語が進むといういわゆるオーソドックスなロールプレイングゲームですが、本作が特徴的なのは、バトルシステムに至るまで「音楽」にこだわっている点です。

「BGMのリズムに合わせた操作入力で攻撃力にボーナスが上乗せされる」といったシステムは特に新しいものではありません。しかし本作は、そのシステムをただ取ってつけただけ……ということはなく、ゲーム世界の雰囲気に馴染ませ、「操作していて楽しい」というプレイフィールへと見事に昇華させていました。

ただその一方で、全体的にオーソドックスに手堅くまとまりすぎていることが、かえって気になる点にもなっていたり。ピクセルアートで爽快感抜群のエフェクトばっしばしではあるものの、一度システムに慣れてしまうと「物語の続きを見るための単調作業の繰り返し」になりがち……!ともあれ早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語について

本作の操作系はキーボード&マウス、そしてコントローラーに対応しています。戦闘システムが、ビートに合わせてボタンをタイミングよく押すリズムアクションを主体としているため、個人的には直感的に指を動かせるコントローラーでのプレイがしっくりきました。もちろん、キーマウでも全く問題なくプレイ可能なので、ここは個人の好みで選んで良い部分だと思います。

他の設定項目については、オーソドックスなものが並びます。QTEなどのリズムが求められる操作のオンオフ調節ができるのは、そういったアクションが苦手な人に対する心遣いが行き届いておりグッドポイント。

また言語については、Steamのストアページは日本語で説明が行われてはいるものの、ゲーム自体には非対応。今回は英語で遊んだのですが、使用されている単語や言い回しはそこまで難しくないので、プレイに支障はありませんでした。

ちなみにコミュニティハブから掲示板を確認すると、「もし日本語対応する場合は、改めてアナウンスします」と開発チームによる書き込みがあるので、今後のアップデートに期待です。

本編開始

さあ始まりました『Fretless - The Wrath of Riffson』。ピクセルアートで描かれた小気味よいグラフィックの世界は我々に何を見せてくれるのか。いきなり話は脱線しますが、BGMがすでに良い。ずっと聞いていられる。

さて冒頭のムービーでちょっとよくわかんねえミュージックバトルが繰り広げられながらも、場面はかわって我らが主人公の姿が映し出されます。彼はギタリストのロブ(Rob)。見た目はどこにでもいる気のいい兄ちゃんですが、ここから悪徳レコード会社Super Metal Records(SMR)の社長リック・リフソン(Rick Riffson)の野望を打ち砕く彼の冒険が始まります。

ロールプレイングゲームのお作法をきっちり抑えつつ、NPCとの会話を通して物語が進行。街とダンジョンを探索しながら目的地を目指していくことになります。マップ規模はなかなか広いのですが、ちょくちょくショートカットが用意されており、また「現在の目標」も簡単に確認できるようになっているため、「何をどうするんだっけ」と迷うことはなく、全体的に丁寧な誘導がゲームデザインに組み込まれていると思います。

戦闘システムについてですが、本作のバトルはとにかくユニークです。 ギターはもちろん、時にはベースやキーボード、8弦ギターといった多彩な楽器を使い分け、「リズムに乗って」戦いを繰り広げていきます。楽器にはそれぞれ攻撃スタイルの特徴があり、ギターは攻防のバランスに優れ、キーボードはデバフがメイン……などなど。

また各楽器にはカスタマイズ要素があり、探索時に取得した素材を消費して強化したり、入手したパーツを組み合わせて攻撃力を高めたり、リフを選んでデッキを組んだりなど様々なアップグレードが行えますね。

ところで、リズムアクションと聞くと、ちょっと苦手意識を覚えてしまうプレイヤーもいるかもしれません。しかし、こと本作においては、「プレイヤーをふるいにかけるような難しい操作」が要求されることはなく、むしろ攻撃の爽快感を極限まで高めるための、最高の演出として見事に機能していました。

まず自ターン時に使用する技である「リフ」をまず事前に選択します。そこからリフアクションを発動し、BGMのリズムに合わせてタイミングよくボタンを押すことで、ダメージをさらに上乗せさせていきます。そうやって敵のHPゲージをごっそり削り取るのは、間違いなく脳内でなんらかの汁がドバドバ分泌される爽快感でした。

もちろん「そもそもボタンをタイミングよく押すのも難しい」というプレイヤーに対しては、設定からリズムアクションを調整(自動でタイミング合わせを成功にしてくれる)できるような救済措置もあります。

そして、その戦闘を支えるBGMがまた素晴らしい。決して主張しすぎず、かといって控えめすぎず、ゲームの世界観をしっかりと引き立てながら、同時に戦闘を楽しく盛り上げてくれる。おかげでプレイ中はついつい身体を揺らしてリズムを取ってしまう、そんな根源的な楽しさがありました。

この一連のバトルシステムが、「もっと上手くなりたい」「もっとカッコいいリフを決めたい」というポジティブなゲームプレイの動機へと誘うので、本当によくできたゲームデザインだと思います。

とはいえこれは一長一短ではあるのですが、特徴的なシステムであるが故に、前述のカスタマイズ要素含めて「一体何がどうなってそうなるのだ」と理解するまでは、少々ストレスが貯まるかもしれません。しかし丁寧なチュートリアルと、段階的にゲームシステムを学習させてくれるデザインのおかげで、個人的には本作に「とっつきにくさ」を感じることはありませんでしたね。

んが、ボス戦については、絶妙なゲームバランスのお陰でギリギリ勝てるような塩梅に仕上がっていますが……それでも相手の屈強な体力ゲージやトリッキーな攻撃スキルのおかげで、若干初見殺しといいましょうか……。「相手が得意とする戦闘スタイル」をどれだけ早く見抜けるかが勝負の分かれ目という感じだったので、何度かゲームオーバーが発生しがちでした。

しかしそこはRPGとして、直前の戦闘で得られた知見から攻略を考えて、再トライするという楽しさがしっかりデザインされていました。ついつい力こそパワーの発想で攻撃全振りな脳筋式蛮族バトルを仕掛けてしまう筆者ですが、本作においてはゲームオーバーから学んで「あれもしかしてデバフは、こちらのバフで打ち消せる……?」なんて攻略の糸口を掴んだり。


探索パートは、戦闘の合間を繋ぐには十分ですが、やや一本道で単調に感じられるかもしれません。これは道端に落ちているアイテムが増えるか、寄り道の楽しさを彩る要素がもう少しあれば最高だったかもしれません。

しかしそれらを補って余りあるほど、本作における「リズムに乗って敵を張り倒す戦闘」と、「絶妙に調整されたゲームデザイン」による楽しさが別格です。このお盆休みに、ちょっと世界にギターサウンドを轟かせたい読者の皆様に置かれましては、本作を手にとってみるのはいかがでしょうか?

  • タイトル:『Fretless - The Wrath of Riffson』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2025年7月17日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:無し

  • 価格:1,700円(サントラ付きのセットは2,125円、ただしこれは定価15%オフ)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

手堅くまとまっているからこそ安定して面白く、またバトルシステムの楽しさが突き抜けてるスパよ!


《ライター:エイダ,編集:麦秋

編集/お空の人。 麦秋

普段は仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。皆さんのこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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