「すげぇDLC出すらしいじゃん」と、追加コンテンツの配信を心待ちにしていた忍びの端くれです。
2026年3月4日に配信開始となった、『NINJA GAIDEN 4』の追加DLC『二人の超忍』。
本DLCでは、主人公ヤクモとリュウ・ハヤブサに、新武器「ソリテイル」「蛇骨門」が追加されています。全3チャプターの新規メインストーリーに加え、新たなチャレンジミッションや、100階層のステージ踏破を目指す新コンテンツ「アビスロード」が追加。さらなるやり込み要素を体験できる内容となっています。
本稿では、本編をたっぷり楽しんだユーザー目線から、DLCで追加されたメインミッションと新武器の使用感を中心に、プレイレポート形式でお届けします!
記事中では、敵兵がバラバラになるスクリーンショットを多用しておりますので、ゴア・出血描写が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。また、本編のエンディング要素に一部触れておりますので、プレイ中の方はクリア後にお読みいただくことをおすすめします。
それでは、いざ参る!!!
ヤクモ:「魔天襲来」晴れ渡る東京で魔神退治

本編でヤクモが黒龍にとどめを刺し、東京に平和が訪れた──かと思いきや、新たな魔神「セエレ」の出現によって世界は再び混沌を極めているようです。
『NINJA GAIDEN 4』はメインストーリーの設定上、雨が振りそそぐ暗いステージが続いていました。しかしDLCの追加ストーリーでは、エンディングのような晴れ渡る東京を舞台に、再び血の雨を降らせることができます。

それにしても筆者は驚きました。なぜなら、ヤクモが何の説明もなく新武器を手に登場したからです。入手経緯の一切を省いてしまうこの潔さには目を見張るものがあります。
まずは冒頭のムービーで、「ソリテイルはこんなことができる武器ですよ」と教えてくれるスタイリッシュアクションが炸裂。逆さにした大鎌をサーフィンのように乗りこなし、勢いのままに斬る伏せるなど、おバカなノリがサマになっているカッコよさに「そうだこういうゲームだった」と思い返しました。
カッコいいアクションが楽しめることに、余計な説明は要らないのです。

ムービーが明けると、新武器「ソリテイル」のチュートリアルへ。コンセプトはひとことで言えば「変形鎌ブーメラン」でしょうか。
鴉(カラス)の型では、持ち手の両側に刃がついたコンパクトな両刃鎌です。リーチは短めですが、リズミカルに斬れるテンポ感。感覚的には初期武器の鬼刃建御名方(きじんたけみなかた)に似た操作感であり、適当にガチャガチャ押してみるだけでも素早い連撃が楽しめます。
鵺(ヌエ)の型では、過去作の「エクリプスサイズ」のような大鎌モードに変身。
長押しすると鎌を高速で回転させながら敵を切り刻み、ヤクモが赤く光るタイミングで離すと追加ダメージが発生します。遊びの感覚としては、本編で入手できる「影蛭子」に近いですね。影蛭子よりも武器のリーチが長いため、うまく位置調整して3体以上の敵をまとめてズバババと斬り刻むのがとても気持ち良いです。

長押しして鎌を電動ノコギリのように回転させている間は、敵の通常攻撃を弾き返してくれるため、攻撃を邪魔されずに続行できます。一般的にトリッキーな武器は操作にクセがあるものですが、初心者でもとっつきやすいリズム感で気持ちよく戦えます。
ヌエの型で短押し連打すると、太刀のようにテンポよく武器を振るので、強攻撃への「崩撃」も狙いやすいです。見た目ほど、重量感のある武器ではないのが意外でした。
滅却もダイナミックで、回転三連撃で敵を三等分したり、うつ伏せの敵に鎌を刺して投げる勢いで両断したりと、非常に爽快なアクションを堪能できます。

さて、台風の翌日のような晴天を見せる東京には、懐かしい魔物たちが大集合していました。
筆者は『NINJA GAIDEN 4』を2ヶ月ほど遊べていない時期があったため、「おお、みんな久しぶり元気にしてた?」と声をかけたくなるような気持ちに。新しい景色と新鮮な敵配置を体験すると、やはり殺戮のモチベーションは自然と湧き上がりますね。
久しぶりのヤツらを斬り刻んで先へ進むと、何やらステージ上空からボスキャラクターが。

名前を存じ上げなかったのでARCHIVEで調べてみたら「ハイブリッドオーガソルジャー」さんとのことです。
過去作よりも強そうな外見になってカムバック。基本武器は、腕に搭載されたガトリング付きの大型ブレードのようです。しっかりとリズムを覚えれば、ガードやカウンターも狙いやすい大振りの攻撃をしかけてきます。
相手がコンボを仕掛けようとした時にソリテイルの鵺の型で長押しすると、連続攻撃を弾き返して妨害できます。うまくハマるとごりごり体力が削れるので、相性のよい武器なのかもしれません。

ブランクもあって何度かゲームオーバーになったものの、DLC関連のアップデートでコンティニューのテンポが向上しており、再戦の待機時間が短くなったのはとても良い改善ですね。
今まではヤクモが叫びながら倒れ、「ヤクモが死んじゃって悲しい」的な味方のコメントが入り、ロードを挟むという流れでした。現在は、速攻で死亡シーンとコメントを飛ばせるので非常に快適です。

ステージの最奥には、魔神セエレの片割れが待ち受けます。主に、背中の謎部位がブレード状になって攻撃してくるタイプの様子。敵がブレードを飛ばし、こちらも鎌を投げつけ、刃の雪合戦になるシーンもありました。スタイリッシュな人型ボスは個人的にも大好きなので、かなりテンションが上がります。あと、妙にセクシーで殺し合いに集中できませんでした。

リュウ・ハヤブサ:「森羅の道」懐かしい敵との再戦!

ヤクモのチャプターが終わり、続いてはリュウ・ハヤブサパートへ。
新主人公に負けじと、ハヤブサも一切の説明なく新武器を携えて登場します。ハヤブサの両手には、ゴツめの手甲のような装備が。新武器の名前は「蛇骨門」で、基本は手甲で敵を殴るように攻撃しますが、リーチの長い鎖剣が彼の動きを大きく拡張します。

具体的には敵を遠くから引き寄せたり、逆に敵に鎖剣を引っ掛けて飛びかかるといった、距離を素早く詰める行動が可能です。アクションゲーム好きに向けて例えるならば、『デビルメイクライ 5』のネロが使える「ワイヤースナッチ」のイメージに近いですね。
蛇骨門の最大のメリットは、彼の弱点であったリーチの短さを補える点にあります。ハヤブサが元々装備していた龍剣(日本刀)はパワーとスピードに優れる一方で、リーチの短さが難点でした。DLCでハヤブサも武器切り替えが行えるようになり、蛇骨門を活用した縦横無尽の機動力を身につけています。

しかし、筆者は正直に言うと、あまり最初は楽しめませんでした。
ヤクモのソリテイルが初見でも使いやすいムーブセットであるのに対し、蛇骨門はややクセのあるプレイフィールだからです。特に各コマンドで全く特性の違う技が出るため、ガチャプレイ的な操作だと動きがぎこちなくなるのです。また、蛇骨門における「閃華状態」的な技が存在しない点も若干不満でした。
ただ、筆者はプラチナゲームズとチームニンジャを心から信頼しているので「自分が蛇骨門の魅力を引き出せていないだけだ」と思い、トレーニングでコマンドの特性を理解し、シンプルな空中コンボなどを練習して実戦へ向かうことにしたのです。Xに流れてくる超忍たちの映像も勉強になりました。
結果、最高に楽しくて奥深い武器だと分かりました。疑ってすみません。

スティック回転弱で鎖剣を広範囲へ振り回しながら敵を打ち上げ、空中の敵をキャッチして飛びかかり、空中でボッコボコに殴りながら閃華攻撃で地面に叩きつける。
簡単なコンボですが、鎖を投げてビョンビョン駆け回るハヤブサの姿が新鮮で、触るたびに面白さが増してくるスルメ武器でした!スマートなヤクモとパワフルなハヤブサという差別化もあり、蛇骨門の殴り攻撃もドスドスと重低音がひびくサウンドがたまりません。
そしてなにより、蛇骨門最大の推しポイントは「絶技がめちゃくちゃカッコいいこと」です!!!
個人的に『NINJA GAIDEN 2』の絶技がいちばんかっこいいと思うのですが、蛇骨門の絶技はモーションのスピード感やシメの美しさを含めて、本作でトップクラスの仕上がりだと思います。正直に言えば、空中コンボとか色々考えなくても、絶技がとてつもなく爽快なので「これさえ出せれば楽しい」とすら思うほどです。

さて、蛇骨門の手触りを堪能しつつ渓谷を進んでいくと、魔神の砂嵐ワープによって寂れた城前へ。なんと、ハヤブサの因縁の敵である地蜘蛛一族の残党が待ち受けていました。
本編ではVS忍者のシチュエーションがなかったので、否応なしにテンションが上がります。かぎ爪の連続攻撃や飛び蹴りといった懐かしいモーションの数々。多くのファンが予想していたように、チャレンジミッションに地蜘蛛一族が登場したのはDLCへの布石だったようです。忍びの里的なステージはかなり刺さるので、もう少しボリュームがあれば嬉しかったですね!

またしてもハヤブサに敗北する地蜘蛛一族さんたちを尻目にステージを進むと、ヤクモと同じく魔神セエレの片割れパート2が待ち受けていました。ヤクモの方とは違い、こちらは2対のハンマーのような打撃武器を使用するようです。

攻撃自体は大ぶりですが一撃のダメージがかなり痛いので、ヒリヒリするような攻防になりました。投げがかなり厄介なので、腕が光ったら距離をとりましょう。個人的にはヤクモ側よりも、こちらの片割れの方が動きが読みやすく、戦いのコツを掴みやすいです(何度も死にましたが)。
ヤクモとハヤブサが片割れを撃破し、二人は魔界の巣窟へと誘われます。果たして二人は新たな混沌の元凶を撃破できるのか、そして「二人の超人」はどのような形で交わるのか、ぜひ本編で確かめてみてください!
難易度が上昇する新コンテンツ「アビスロード」がアツい

アビスロードは全100層のステージクリアを目指して戦うサバイバルモードのような新コンテンツです。追加DLCのメインストーリークリア後に解放されます。
10層クリアするごとにチェックポイントが記録されるため、例えば12層で死亡してしまった場合、1層からではなく10層から再チャレンジできます。
『デビルメイクライ』シリーズの「ブラッディパレス」を彷彿とさせるエンドコンテンツのひとつですが、途中から再開できるため時間がない時にも遊びやすい印象を受けました。
基本的には5層ずつ戦闘ステージが用意されており、10層目に大ボスが待ち構える構成になっています。
チェックポイントでは少しの忍貨でアイテムを購入でき、回復薬で万が一に備えるか、ボスを瞬殺するため攻撃力アップに専念するかなど、プレイヤーによって戦略が変わってくるでしょう。ビビりな筆者はもちろん回復薬一択です。

一応、筆者の実力では30層まではそこまで苦戦せず踏破できました。
しかし、40層以降からややヒヤヒヤする場面が増え、現在は50層以降でかなり苦戦を強いられています。「次のステージクリアでチェックポイントが入るぞ!」のタイミングで、苦手なボスが登場してきた時の絶望感がクセになりますね。本編クリアからブランクがなければ、あっという間に100層まで到達していたに違いないのです。きっとそうだと言わせてください。
アビスロードで苦手なボスが通せんぼしている場合は、チャレンジミッションのボス戦で繰り返し練習してから再チャレンジがおすすめです。
筆者の実力では、100階層クリアまでは時間がかかるでしょう。正直に言えば先が思いやられますが、逆に言えばかなり長く楽しめそうな予感があります。アビスロードにもスコアランキングが搭載されているので、やり込み派の超忍たちもぜひ参戦してみてはいかがでしょうか。
今回のDLCは特大ボリュームとは言えないものの、遊びがいのあるコンテンツがたっぷりと詰め込まれており、プレイヤーのモチベーションを再燃させることは間違いないでしょう。
新たに追加された新武器はどちらも、新たな発見や気持ちよさを秘めた奥深い操作感になっています。新規ストーリーはもちろん、遊び慣れた本編のステージを新武器で暴れ回るのも新鮮な体験です。
アビスロードと新規チャレンジミッションは、いずれも本編クリア済みプレイヤーを想定した難易度となっており、やり込み要素として十分な魅力を持っています。
また、コンテンツ面だけでなく前述した再戦時の快適さが改善されていたり、任意で武器や忍法をセットできるパレットの便利さなど、プレイフィールが大きく向上する要素も。『NINJA GAIDEN 4』にハマった方は間違いなく「買い」です!
『NINJA GAIDEN 4』追加DLC「二人の超人」は、PC(Steam, Xbox on PC)/Xbox Series X|S/PS5向けに配信中です。













