
広大な宇宙を舞台にしたSF4Xストラテジー『Stellaris(ステラリス)』。今回ご紹介するのは、2025年9月22日に発売されたばかりの新DLC「Shadows of the Shroud」です。超能力にフォーカスした本DLCは、機械にフォーカスした「The Machine Age」、生物にフォーカスした「BioGenesis」に続く、アセンション三部作の完結編となります。

「東京ゲームショウ2025」の開催を機に、今回Paradox Interactiveの開発者の手ほどきを受けながらDLCを試遊する機会を得ましたので、簡単なプレイレポートをお届けします。なお、本DLCは「東京ゲームショウ2025」の会場でも実際に試遊できます。

本DLCは超能力アセンションを全面的に刷新する内容となっており、新要素の多くはゲーム後半に登場します。そこで、試遊の前半ではゲーム開始時から選択可能な新勢力を簡単に紹介してもらい、その後、一気にゲーム後半にワープしてDLCの新要素を詳しく解説してもらいました。
一触即発の反超能力勢力「マインドウォーデン」
最初に紹介されたのは、今回のDLCで追加された新帝国「クリジデックス・ウォーデン国」です。この帝国は「マインドウォーデン」と呼ばれる起源を持ち、超能力に断固反対の立場を取っています。

この帝国でゲームを開始すると、必ず銀河系の辺縁部からスタートします。しかも、すぐ隣の星系からは怪しげな虹色のオーラが出ています。

実はこのオーラ、「サイオニック・オーラ」と呼ばれる新要素で、この星系に超能力を操る帝国が存在することを示しています。かたや超能力に反対する帝国、かたや超能力を操る帝国。相反する2つの帝国が隣接した状態で何も起きないはずがありません。

この先の展開が非常に楽しみなところですが、試遊時間の都合上「マインドウォーデン」の紹介はここまで。続きはぜひ実際にプレイしてお確かめください。
次は人類の帝国に切り替えて、ゲーム後半のコンテンツを紹介してもらいます。
未知領域「シュラウド」は目で見るな、心で感じろ!
ゲームを進め、超能力アセンションを獲得すると「シュラウド」と呼ばれる未知の領域と接触できるようになります。開発者の説明によれば、シュラウドは目に見えるものではなく、心で感じることでしか認識できないのだそうです。
そのため、マップ上にシュラウドが出現することはなく、専用のインターフェースを通じて便宜的に視覚化されます。

超能力の覚醒には3つの段階があり、それぞれの段階で複数回イベントが発生します。イベントではプレイヤーの選択によって様々な効果が発生するほか、選択内容に応じてシュラウド内における帝国の「位置」が変化します。シュラウドには4つの領域があり、最終的に帝国がどの位置にいたかによってその後の展開が大きく変化するようです。

3段階ある覚醒がすべて完了するとシュラウドの中央にある「目」が開き、ようやくシュラウド内の「存在」と接触が持てるようになります。接触可能な「存在」のバリエーションは複数用意されており、「存在」との協定が帝国の命運を決する重要な要素となるようです。

ここまで説明を受けたところで試遊時間の終わりがきてしまいました。今回紹介できた内容はDLCのコンテンツのごく一部で、解き明かすべき秘密はまだまだ大量に用意されているそうです。
超能力を扱うDLCということもあり、登場する用語や概念はかなり抽象的で、一度話を聞いただけではなかなか理解が及ばない部分もありました。
しかし、イベント文にはプレイヤーの想像力を刺激するフレーバー要素がふんだんに盛り込まれていましたので、興味のある方はぜひ実際にプレイして「シュラウド」とは一体何なのかを探求してみてはいかがでしょうか。
DLC「Shadows of the Shroud」は、PC(Steam, Microsoft Store, GOG.com)向けに配信中です。











