ゲームを遊びながらビールを飲む……なんて至福のひと時でしょう。オトナしか味わえない究極の娯楽といえるかもしれません。
この度、スクウェア・エニックスのRPG『サガフロンティア 2 リマスター』と、音響機器ビジネスを幅広く展開するオンキヨー、そして大阪のブルワリーである道明寺麦酒がコラボし、クラフトビールが開発されました。

トゥーーースウィート!というほどではない仄かなベリーの甘味が漂うビールは、サガフロ2の名曲を聴いて育った
というわけで、早速届いたビールを眺めていきましょう。
今回はブラックベリーのフレーバーである「星の胎動」ラベルと、セゾンのフレーバーが楽しめる「ギュスターヴ13世」ラベルの2パターンが用意されています。筆者は「星の胎動」を購入しました。
ラベルは複製原画「星の胎動」と同じものです。小林智美さんが手がけた美しいアートをずっと眺めていたいですね。
原材料は、麦芽、ブラックベリー、オレンジビール、ホップで、アルコールは5%。見た目は桃色で、見るからにフルーティーな色合いといった感じです。では、一口……

お、美味しい~!
甘酸っぱいベリーの味わいが口いっぱいに広がります。
しかし、同時にビールらしい麦の味や苦みもしっかり残っており、甘ったるい感じではありません。すっきりとゴクゴク飲める完成度の高いクラフトビールといった印象でした。

なお、本ビールはオンキヨーの技術により、ゲーム内の楽曲をビールタンクに聴かせて熟成させたもの(「星の胎動」ラベルは、Miβgestalt、Besessenheit、Nachtigallの3曲)。
それを念頭に置いてもう一口いただきます。
ん~、先ほどと同じようにとても美味しいですが、正直楽曲を聴かせたことで大きく何かが変わっているのかはわからなかったですね……自分は術不能者なのかもしれません……。

せっかくなので、普段ゲームをやらない呑兵衛の両親にも一口ずつ飲んでもらいました。
感想は「いちごの味がする」「美味しい」「つぶつぶ感を覚えるような甘酸っぱさ」「アルコール度数5パーセントがちょうどいい」といった具合でした。
コラボ商品だからといって、手を抜かない仕事ぶりを感じてもらえたようです。いいさけだ……。

では、実際にゲームを起動し、各地点のセーブデータを読み込みながら、残りをグビグビと飲んでいきましょう。
まずはBesessenheitが流れる「ハン・ノヴァの戦い」をバックにグビッ。くぅ~、かっこいいリフレインですね~。激しい戦いを演出しているのに、まったくクドくなく、スタイリッシュで涼し気な音色です。

続いて「サウスマウンドトップの戦い」でグビッ。作中屈指の難易度を誇るコンバットでした。サガシリーズはこういった特殊戦闘が挟まるところも魅力のひとつですよね。

そして「ギュスターヴ追放」。術不能者であることから国を追われたギュスターヴと王妃の悲劇が語られるシークエンスです。『サガ』シリーズにしては珍しく、本作は最初から感動的なシナリオが展開されます。アルコールが入っていることもあって、何度も観たシーンなのにまた泣きそうになっています。

そしてラストは「最後のメガリス」。ウィリアム・ナイツとエッグの長きに渡る因縁がついに決着を迎えます。流れるのはMiβgestalt。駆けるようなパーカッションが心地良い一曲です。ただでさえとんでもなく強いのに、酒が入っている状態でまともに倒せるわけもなく、あえなく撃沈しました。

というわけで、イイ感じにアルコールも回ってきたので、この辺で〆たいと思います。フルーティーで飲みやすく、深みのある味わいで、『サガ』ファン以外にも多くの人に飲まれてほしいビールでした。
こちらのビールは期間限定での販売だったため、現在は購入できません。ウエップ ウッポアになる直前までしこたま飲みたいので、ぜひとも再販してほしいですね。













