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錬金術×自動化『Alchemy Factory』には考え、気付き、作り上げる喜びがある!マルチならではの“気づき”もあるサンドボックス【プレイレポ】

中世風の世界で自動化錬金術工房を作り上げろ!マルチプレイ対応。

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錬金術×自動化『Alchemy Factory』には考え、気付き、作り上げる喜びがある!マルチならではの“気づき”もあるサンドボックス【プレイレポ】
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工業や魔法を題材にした建設シミュレーション、クラフトシミュレーションの多くに自動化という目標があります。一度完成させてしまえば原料生産から加工、ときには出荷まで行うことができるようになりますが、その工程は複雑なものも多く、高いハードルになってしまうこともあります。

パブリッシャーGamirror Games、デベロッパーD5 Copperheadのサンドボックス建築ゲーム『Alchemy Factory』は、中世風の時代を舞台にプレイヤーが錬金術師としてアイテムの加工や販売を行うゲームです。2025年12月12日にSteam早期アクセスがスタートし、ユーザーレビューで“非常に好評”を獲得しています。

本作では歯車などの工業製品からポーションなどの薬品まで、さまざまなアイテムを生産可能で、加工機やコンベアなどを駆使して自分だけの生産ラインを制作できます。研究が進めば魔法のような施設を導入して自動化することも可能で、稼いだお金で土地を買えばどんどん生産ラインを拡大することも難しくありません。

本稿では、人気の新作ゲーム『Alchemy Factory』の魅力をお届け。本作の目玉のひとつであるマルチプレイについても紹介していきます!

まずは基本の研磨・加工から

『Alchemy Factory』ではまずチュートリアルとして、作業所となる土地の拡張と原料の購入、そして設備のアンロックや素材の加工、完成したアイテムの販売といった基本操作を学んでいきます。最初は購入した原木を製材機に入れて「木材」を作り、それをさらに研磨機に入れて「木製の大型歯車」を作ることが目標です。

本作では魔法のコンベアが最序盤からアンロックできるので、加工設備と保管箱を繋げてしまえば簡単に生産ラインを構築することができます。ゲーム内では特定のアイテムを作り納入するメインクエストを達成することで錬金レベルが上がり、新しい原料やレシピ研究がアンロックされていきます。

やがて鉄の加工や植物の栽培などもできるようになり、2つの原料を組み合わせる設備も登場していきます。また、例えば最初の植物の亜麻であれば「亜麻→(研磨機)亜麻繊維→(加工機)麻糸」と加工した後に「麻縄」「麻布」の2つの加工ルートが存在し、そのどちらも多くの加工に必須なので、なるべく多く栽培を目指したいところです。

しかし、当然ながら錬金レベルが上がって解放される原料は高価なものが多く、特に植物はまともに栽培していたらいくらお金があっても足りません。お金を稼ぐためにはクエストの達成や、加工したアイテムをお店で売ることが必須で、序盤は石灰石を加工した先の「乳鉢」が大きな助けになると思います。

ゲーム内では、うっかり原料を買いすぎても“クラフト自体にお金がかからない”仕様なので、時間をかけて加工・販売してしまえば破産することはありません。そしてメインクエストをこなしながら錬金レベル4になれば、いよいよ本格的な自動化への第一歩を踏み出せるようになります。

ポータルで自動化を目指せ!

本作は錬金レベル4でアンロックされる研究レシピにとても便利なものが多く用意されています。代表的なのが「苗床」で、これまで畑に植えて収穫までの成長を待つ必要があった植物が、肥料を供給する限り原料をすぐに供給し続けるようになります。しかも一度植えれば種を補充する必要もありません。

ただし肥料を作るためにも植物が必要となるため、苗床を完全に活かすためには「肥料の生産」「肥料を作るための苗床への肥料供給」「原料のための苗床への肥料供給」を生産ラインで作り出さなければならないのです。また、原料加工のために石炉に燃料を入れ続けなければなりません。これを人力でやるのは大変です。

そこで登場するのが最強の設備「仕入れポータル」です。このポータルはお金を供給する限り原材料を自動で仕入れてくれ、設備の自動化の可能性を秘めているスグレモノです。導入はこの段階では少々高価ですが、肥料を量産できれば植物からポーションを作れるようになり、クエストの進行やお店での販売で大きく稼ぐこともできます。

ゲームとしては明確に錬金レベル4の目標で一旦ペースが落ち着くようになっていて、生産ラインの見直しや最適化を考える必要が出てきます。本作は作った設備を一括でコピーすることも可能で、設計図として保存することもできます。稼いだお金で土地を拡張したら、一度作り直して広い場所の確保と改良を考えることもできるのです。

出荷ポータルは指定アイテムを一定数入れればお金になります。

研究が進めばお店のレジの自動会計も可能になります。また、本作のお金は銅貨・銀貨・金貨の3種類があり「銀行ポータル」があれば上の貨幣へと両替もできます。お店での稼ぎを銀行ポータルに集約させて、そこから仕入れポータルにお金を供給できるようになれば、商品が売れる限り簡単な自動化も可能ですね!

錬金術も自動レジの時代。

カタパルトでお店の補充も楽々!

どんどん土地を拡張して生産ラインを作っていく『Alchemy Factory』では、いかにして効率的に物を運ぶかというのは重要です。そこでオススメしたいのが「カタパルト」で、これさえあれば遠くの場所にアイテムを一気に飛ばすことができます。

これは離れた作業所への原料の供給だけでなく、お店の棚にアイテムを投げ入れて補充することもできます。本作はお店の棚への一括補充の方法がなく、基本的にはプレイヤーがインベントリから投げ入れて補充する必要があります。アップグレードで補充速度を上げることもできますが、お店の商品が増えれば決して楽な作業ではありません。

フライング包帯!

生産ラインから直接カタパルトで飛ばせれば大きな作業圧縮に繋がります。お客さんも窓の外からアイテムが飛んできても気にしませんし、むしろいつでも欲しいアイテムが補充されるのであれば大喜びですね。建築ツールを解放すれば店を改築することもできるので、カタパルト向けのレイアウトを作ることもできますね!ちなみにカノン砲もありますよ!

お店の収入はかなり重要で、お客さんの評判を獲得できればどんどん儲けも増えていきます。カタパルトとレジ、ポータルなどがあればお店の経営をある程度自動化することは不可能ではありません(自分は一部の補充が精一杯で完全化はできていませんが……)。立体的な構築もできるので、発想次第で無限に面白いこともできそうですね。

改築中。
建材は色々な形があります。

マルチプレイには気付きがある

ここからは本作のマルチプレイ要素について触れていきます。マルチプレイはホストの世界に参加する方式で、今回はまず3人プレイで最初からプレイすることにしました。ちなみに参加メンバー2人はチュートリアルをクリアしたくらいで、ほぼ初見の状態でゲームを始めています。

普段あまり自動化ゲーを遊んでいないメンバーでのプレイは、3人で相談しながら生産ラインを作って和気藹々と進んでいきます。筆者のシングルプレイとの大きな違いとして、まずメンバーの1人がとにかく土地を購入したがることで、店の周囲が一気に巨大な作業所と化しました。

土地用の貯金をしていたらしい。

最初は「無駄遣いしやがって!」と思ったのですが、結果としてラインを連結しやすくなりました。お金も1人がこまめに店の補充をしてくれて安定して収入を得られますし、狭い世界でお客さんを半ば放置していた自分のプレイがいかにもったいなかったのかを学ぶこともできました。

生産ラインの作り方も各々の個性があり、そこから気付きを得られることもたくさんあります。このマルチプレイの経験はシングルプレイの改善にも大いに役立ちますし、シングルプレイで作り上げた生産ラインをマルチプレイで作り、そこから話し合って更にブラッシュアップすることもできました。

1人では気づかなかったことがたくさんあるよ。

なお、このマルチプレイはフレンドたちに配信しながら遊んでいたのですが、見ていた人からも色々な意見を取り入れられました。さらに、こういった構築が得意なフレンドがゲームに参加してくれました!

マルチプレイでのキャラクターは見た目が同じ。この後おっさん4人になります。

素晴らしき錬金術

再び始まった4人でのマルチプレイはあらためて1からのスタート。マルチプレイでの仕様は各々が10,000銅貨を所有している形で、序盤の研究や原料購入には大きな利点があります。新規参戦のフレンドはゲームを予習してくれていたため、既に経験済みの筆者を含めた3人と合わせて序盤は素晴らしいペースで進んでいきます。

しっかりと生産時間と加工時間のペース合わせをしたり、効率的なコンベア構築をしたり、マルチプレイで他の人のプレイを見るのはとにかく勉強になります。他人が作った装置もコピーすることができるので、実際に配置・分解して構造を学ぶことも可能です。筆者も拙い装置ながら生産に貢献できてるな、と実感できた時は心が踊りました。

これは自分が作った非効率な装置(ちゃんと改善しました)

生産ラインを構築するメンバー、店の運営をしっかりこなしてくれるメンバー、止まっているラインをチェック・補充してくれるメンバーなど、自然と役割が決まっていくのもマルチプレイの醍醐味。結果として驚くほど順調にメインクエストは進行していきます。みんなが順調にお金を稼いでいくので生産ラインもすこぶる作りやすいですね。ありがとう!

マルチプレイはボイスチャットで話しながら遊んでいましたが、トラブル時に「おいライン止めろ!!」の叫びが出るのも最高でした。筆者は仕入れポータルでうっかり高価な原料を誤発注したのですが、それを聞いていたフレンドが何かを思い出したのかダメージを受けていたり……。

シングルプレイでは作るのが大変そうなアイテムも、余ったラインを利用して制作するなどプレイの余裕はチャレンジにも繋がります。工程が複雑なら話し合って最適ルートを探ったり、多少の無茶が答えになったり“マルチプレイでしか得られないこと”も多いと思います。なにより、みんなでワイワイ建築できるのは絶対楽しい!

そうして大きく経験値を得てシングルプレイに戻った筆者は、自分で過去に作った作業所の壊滅的な生産ラインに絶望し、結果としてまた1からプレイしています。

ラインの繋がりを理解してない初期。モザイクを掛けたい。

『Alchemy Factory』は自動化工場と店舗経営などの要素を融合させた作品で、日本語でプレイできることも含めてとても遊びやすい作品です。自動化のための方法はやや大変ですが、基礎を学べば応用に転換しやすい作りでもあり、特に仕入れポータルやカタパルトなどのユニークな設備が個性を際立たせています。

やるべきことも多いのでマルチプレイでの作業分担の効果は大きく、知恵を出し合って生産ラインの効率化を進めていくのは最高に面白く勉強にもなります。一部の設備は少し使い方がわかりづらいので、その辺の知識が共有できるのもありがたいですね。フレンドから知恵を得て、試して、フレンドに知恵を還元する、このサイクルは素晴らしいと思います。

本作は現在Steam早期アクセス中ですが、メインクエストの終着点である「錬金マスター」を目指すことも可能です。製品版に向けてはさらなる設備の導入やUIの改善などが計画されていて、Steamではロードマップも公開されています。自動化構築が好きな方はもちろん、マルチプレイでワイワイ建築が楽しみたい人にもオススメの一作です!

ライター:Mr.Katoh,編集:みお


ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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