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ビーバーになってダム建築だ!前歯が立派なアイツが主役の灌漑系街づくりシム『Timberborn』正式リリース版プレイレポ

文明崩壊後……世界は、ビーバーが台頭していた……

連載・特集 プレイレポート
ビーバーになってダム建築だ!前歯が立派なアイツが主役の灌漑系街づくりシム『Timberborn』正式リリース版プレイレポ
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ビーバーになって街づくりをするシミュレーションゲーム『Timberborn』がついに正式リリースされました。

およそ8年ものあいだ、ビーバーと向き合い続けた開発スタジオ・Mechanistryの思いが結実したコンテンツに仕上がっております。

木を齧り、ベリーを舐め……文明をゼロから作り直せ!川の流れとともに生きるビーバーたちの街づくりシム

本作はビーバーが主人公の街づくりシム。もうそれだけでワクワクしてきます。

プレイヤーは神の視点となり、彼らに命令を与えていきます。

といっても、ひとりひとりに指示を与えるというよりは、道を敷き、その先に建物を建てたり、ダムを作ったりと、オブジェクトベースで命令していくゲーム性になっています。

まずはイージー難易度からスタート(初見プレイでノーマルを選ぶと、おそらく水不足に悩まされることになります)。

「地区の拠点」からざっくりと道を敷き、その先に木材を伐採するための「木こりの拠点」や、ベリーを採るための「採取の拠点」を作っていきます。「水くみポンプ」を川沿いに並べるのも忘れずに。

ビーバーは臆病な生き物なので、道を敷いてやらないと未知の場所へは向かいません。道路の敷設はタダであり、何度もやり直せるので、ひとまずざっくりと森や川に向けて伸ばしていきましょう。

余裕が出てきたら、「ロッジ」を作って交配させたり「キャンプファイヤー」を作って幸福度を上げたりして、ビーバーたちにこの世の春を謳歌させてあげましょう。邪魔な人間はとうの昔に全滅しており、この世界は彼らのものです。

最初のうちはこの程度の原始的な生活を続けているだけで楽しいものですが、この手のシム系タイトルにありがちな“危機”が訪れます。

それは乾水期。永遠かと思われた山の上の水源が、一時的にストップしてしまうのです。

水車も止まれば、水耕栽培も終わり。川沿いの樹木や果物もどんどん萎れていきます。この世の終わりだ! ジ・エンド・イズ・ナイ! とビーバーが終末思想にとらわれてしまわないように(そんな設定はありませんが)予めダム」を作っておきましょう。

ダムはある程度の量の水をせき止め、下流にちょっとずつ水を垂れ流すことができる設備です。これを上流の然るべきポイントに敷き詰めておくことで、乾水期でも湖を残しておくことができ、飲み水や水耕栽培のために利用することができるんです。

水門の開閉や汚水との分岐など、全体的に灌漑をメインに作られているのが本作の特長。リアルな川の流れを制御することが、ゲームクリアへの鍵です。

また、筆者は試しに近くにあった巨大なクレーターに水を張ってみることにしました。イージーではそんなに長い乾水期に悩まされることはありませんが、水が穴に溜まっていくのを眺めるのは楽しいものです。そのために何世代ものビーバーが水を運び続けているのを眺めるのはもっと楽しいので。

そして、正式版リリースの際に実装された「自動化」にも挑戦してみることにしました。

クレーターの縁に「水深センサー」を設置。これを「放水所」と接続することで、クレーターが満水になったら自動で放水をストップする設備が完成。

正直、このくらいだったら見てから放水を止めればいいだけですが、この調子であらゆるものを自動化していくのもなかなか乙なもんです。

ダイナマイトで地形を破壊して無理矢理水を引っ張ってきたり……

無計画な引水によって松林が全滅しかけたり……

急いで堤防を作らせて事なきを得たり……

さまざまなハプニングがある(だいたい自分のせい)のも楽しい点です。

ジップラインで高速移動し、違法建築じみたマンションに住み、汚水からダイナマイトを作り、汚水で中毒になったら薬を飲んで……とどんどん人類と同じ歴史を歩んでいく彼ら。その仕草を眺めているだけでも癒されますし、同時に人類史という大きな物語について考えさせられます。

人類が遺したレリックが落ちているマップなど、この度のアップデートで追加された要素はまだまだあり、全然遊びきれません。この記事を書きながらも彼らは裏で延々と作業を続けています。

ぜひともその手でビーバーたちの暮らしを作り上げてください。

『Timberborn』はPC(Steam)にて配信中です。


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《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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