
2026年3月28日、大阪府の京セラドーム大阪9階にある「スカイホール」にて、インディーゲーム展示会「ゲームパビリオンjp」が開催されました。
春休み期間とあって、多くの来場者で賑わった本イベントには題材もジャンルも多彩な100以上の作品が集結。
本稿では、クトゥルフ神話を題材とした作品を手がけている制作サークル「永久パピルス」によるインディーゲーム『クトゥルフ神話カードゲームADV Erase-missing link-』の体験版プレイレポートをお届けします。
パズル×対戦カードゲーム×クトゥルフTRPG
本作で描かれるのは、カードゲーム「イレイズ」が流行している世界です。
このカードゲームには「最高位『イレイザ』まで上り詰めると魔法使いになれる」という奇妙な噂があり、主人公の「夏八木うずら」も、その噂を信じ魔法で夢を叶えようとする1人。

そしてうずらは同級生の有果と、「イレイズ」で対戦するチュートリアルバトルへ。
下の画像が対戦画面となっており、画面左上の自分の手札だけでなく、画面中央に配置されたブロックパズルが本作の独特なポイントです。

このブロックはなぞった部分が消えるので、上手くブロックを落下させて「同じ色を3つ繋げて消す」と自ターンのカードコストとなり、カードが使用可能になります。
コストの軽いカードなら簡単に発動可能で、多くのコストを要求するカードでも、上手くブロックで連鎖を起こせば一気に発動できるチャンスもある、パズルとカードゲームが融合したシステムになっています。

使いたいカードと対象を選び、パズルでコストを獲得すると、発動可能なカードが画面下部の「スタック」欄へと移動。
これを繰り返してターンを運び、お互いが行動し終えるとターン処理としてスタック欄のカードが順番に解決されていきます。そして、先に相手の体力かライブラリ(山札)を0にした方が勝利。

今回はチュートリアル戦でしたが、単純に相手にダメージを与えていくだけでなくクリーチャーを召喚したり、相手に妨害効果を与えたりといった、「状態変化」要素も既に登場しています。
ゲームを進めてカードの種類が増えていくと、非常に歯ごたえのあるPvEカードゲームになりそうな印象を受けました。


そして本作は日常パートで起こる、あらゆるイベントに「1D100」のダイスによる成功判定があるというTPRGテイストも大きな特徴です。
結果によって会話の内容が変化していくだけでなく、「学術」「会話術」「探索術」などステータスも変動していきます。


そうしてチュートリアルバトルを制し、最高ランクへの第一歩を踏み出したうずらは帰路につきますが、そこで出会ったのは変死体。それは、この街で発生している連続不審死事件のひとつです。
狂気的事件が発生する街で、うずらは正気度を蝕まれながらも日常を過ごし、「イレイズ」最高ランクを目指していく……というのが、本作の導入ストーリーとなっています。

今回ゲームパビリオンjpで展示されていた体験版は、ここで終了。
パズルテイストのカードゲームが楽しめるバトルパートと、クトゥルフ神話TRPG風のシステムで繰り広げられる日常パートとの2つを行き来しながら物語の結末へと迫っていく、本作の基本的な流れが楽しめ、不気味な物語の片鱗も顔を覗かせていました。

カードゲームもじっくりと攻略と戦略を考えたくなる仕上がりになっており、ポップで可愛らしいグラフィックも魅力です。しかし、やはり大きな軸は本格クトゥルフ神話ミステリー。
既に公開されているSteamストアページでも、京都の街を舞台に展開される日常パートやシナリオの概要が紹介されており、製品版ではより濃密なストーリー展開が期待されます。
今回出展されていたデモ版には、さらに長いストーリーが味わえるロングバージョンの体験版も収録されていました。物語のテイストが気になる方は、本作のインディーゲームイベントへの出展予定を確認して実際に触れてみるのもオススメです。

「永久パピルス」が手がける『クトゥルフ神話カードゲームADV Erase-missing link-』は、2026年12月に早期アクセスを開始予定。今後は早期アクセス参加キャンペーンも予定されているとのことなので、詳しくはSteamストアページや公式サイトもご覧ください。













