アニメやゲームの定番ジャンルのひとつに「ロボット」があります。創作物のロボットは巨大な搭乗型、意志を持つような自立型、マスコットのような可愛いタイプなど多彩な種類があり、いずれも違った魅力を持っているものです。
ゲーマーのみなさんに古今東西の素敵なロボットゲームを紹介する企画、それが【ゲムスパロボゲーカタログ】です。
今回紹介するのは、1999年と2000年にニンテンドウ64向けに発売されたロボットアクションRPG『カスタムロボ』『カスタムロボV2』です。

Nintendo Switch Onlineでも遊べる名作ロボゲー!
『カスタムロボ』シリーズは、日本のゲーム開発会社ノイズ(NOISE Inc.)が開発を、パブリッシャーは任天堂が担っています。ノイズはこれまで発売されたシリーズすべてを担当している会社で、さまざまなコンソール/モバイル向けゲームの開発や開発協力を行っています。
『カスタムロボ』シリーズの舞台は、ロボット工学技術の発達によって、宇宙探査や救助作業、武器、医療などあらゆる分野でロボットの存在が身近になった近未来。この技術の中で生まれた体高30センチ程度の小型ロボ、通称「カスタムロボ」を使用したアクションバトルゲームが世界中で流行しつつある世界です。


カスタムロボは、その名の通り“カスタマイズ”できるのが大きな特徴。性能が異なる武器やレッグは戦闘前にも自由に付け替え可能なので、対戦相手に応じて調整できます。
ボディタイプごとに特徴もあるので、組み合わせ次第で個性を伸ばすことも、弱点を補うこともでき、自分だけの戦闘スタイルを編み出せます。
各シリーズとも、ゲームはメインとなるシナリオモードと、各種対戦が楽しめるモードが中心です。シナリオモードでは、カスタムロボ所有者・コマンダーとなった主人公が、さまざまなライバルと戦いながら大会での優勝や悪の組織との対決などの目的を果たしくていく物語で、第2作『カスタムロボV2』からは、やりこみ要素も加わっています。




また『カスタムロボ』『カスタムロボV2』は、2022年7月に任天堂のオンラインサービス「Nintendo Switch Online + 追加パック」のニンテンドウ64版「Nintendo Classics」にも追加されました。同サービスではゲームボーイアドバンスとゲームキューブもプレイできるので、今後他のシリーズ作品も登場するかもしれませんね!





少年が最強を目指す王道ストーリー
第1作『カスタムロボ』のシナリオモードでは、主人公が誕生日にカスタムロボ「レイ」をプレゼントされ、そこからコマンダーとして成長していく物語が描かれます。友人やライバルとの出会い、大会への参加、そして悪の組織との対決と、実に少年漫画的な王道ストーリーです。
シナリオモードはストーリーを楽しみながら、ゲームの基本的なプレイも学べます。ライバルを倒すことで相手のパーツを獲得できるので、手強い相手との戦いの中で、カスタマイズの重要性も覚えていきましょう。なお、パーツは奪うのではなく、データを受け取って実体化するというシステムです。





ゲームは基本的に、シナリオを読みながら各所でロボバトルに勝利して進めていく形式。ストーリーにはとても個性豊かなメンバーが登場し、それぞれの持つカスタムロボにも“こだわり”を感じさせます。物語が進めば驚くような陰謀も登場し、そこに立ち向かうのもまさしく王道です。
そして、次回作『カスタムロボV2』は前作から1年後が舞台。主人公が懸賞で最新型の「レイMk-II」を手に入れたことで、憧れだったロボバトルに挑むところから物語が始まります。
前作からシナリオも大幅に拡張され、本編の「旅立ち編」クリア後は、より激しいバトルを楽しむやりこみ要素抜群の「激闘編」も待ち受けています。





もちろん世界観は地続きになっているので、前作で登場したキャラクターにも出会えます。その意味でも、シリーズ初代作が現行機でプレイできるのは嬉しいですね!




多彩なカスタマイズで勝利の道を拓け
カスタムロボのカスタマイズでは、ガン・ボム・ポッド・レッグの4か所とロボタイプが変更できます。第1作ではシナリオモードではロボは変更できなかったのですが、『カスタムロボV2』からはストーリー上でも入手したロボに切り替え可能。もちろん入手したロボやパーツは、対戦でも使用できます。
本シリーズには非常に多彩なパーツが用意されています。メインのガンでも連射力や追尾性能に優れるもの、ジャンプ時に異なる弾丸を発射するものなどの種類があり、ボムやポッドでも個性豊かな武器が揃っていますし、同じ名称の武器でも“爆風の効果”が異なる種類もあるのです。





ロボタイプにもバランス型や機動型、防御型があり、見た目も能力も大きく異なります。ここにレッグを合わせた5種類のパーツのカスタマイズで、最強のカスタムロボを創り出すのが本作の醍醐味。ただし、敵の相性などを含めて、ひとつのカスタマイズが答えというわけではありません。
戦略においても、強力なガンを連射していれば勝てるわけではなく、敵をいかにして動かすか、というのが重要です。
ボムやポッドを撒いて通路を塞いで敵の行動を抑制したり、機動力に任せて一気に接近したり、とにかく手数で相手を制圧したり……。千差万別な戦闘スタイルに応えてくれる幅の広さがあります。




シナリオモードでは、こういった武器の特徴だけでなく、強力な武器タイプの攻略法などもしっかり教えてくれます。もちろん入手できれば自分も使えるようになるので、こういったアドバイスを強みに転化できれば、きっと最強コマンダーの道が見えてくることでしょう。




やりこみ要素抜群の『カスタムロボV2』
続く第2作『カスタムロボV2』でプレイできる「激闘編」は、本編終了後の世界で、これまで出会ったライバルや、前作のキャラクターも登場してバトルを繰り広げることになります。このモードではバトルに制限時間が付くほか、特殊ルールも搭載され、よりやりがいのある戦いが待ち受けています。
また、残り時間やライフを元にスコアが加算され、各ステージごとの合計スコアではトロフィーを獲得書く時。手強い相手をいかに低ダメージで倒すのかが重要で、最高評価のゴールドトロフィーを入手するご褒美も用意されています。もちろん、激闘編で対決するライバルからもパーツは入手できますよ。




「Nintendo Classics」でプレイできる本作は、オリジナル版とコントローラーが異なります。筆者は今回、純正のPro コントローラー(スイッチ2用)を使ってプレイしましたが、やはりニンテンドウ64のコントローラーとは少し操作感が異なるのを感じました。とは言え、キーバインドも可能ですし、プレイに困ることはありません。
また任天堂公式で、ニンテンドースイッチ向けの64コントローラーも販売しているので、こだわりたい人はこちらでプレイしてもいいかもしれません。なお、ニンテンドウ64の周辺機器「振動パック」に対応した『カスタムロボV2』は、スイッチでプレイしてもしっかり振動してくれます。懐かしいですね、振動パック。





『カスタムロボ』シリーズは、非常に多彩なパーツを組み合わせたカスタマイズを楽しめる作品です。シンプルなルールの上で、敵の装備やステージギミックを加味して装備を調整したり、あくまで自分の最強カスタムにこだわってみたり、遊び方も自由で、それに応えてくれる懐の広さがあります。
シナリオモードは、実に王道ド真ん中な少年漫画的なストーリー。友人やライバル、悪の組織のメンバーなどの登場人物たちも個性があり、一般NPCですらも印象的な台詞が多いのも嬉しいところです。主人公はセリフを喋りませんが、そこは自分でセリフを考えてアテレコするくらいの情熱があってもいいかも知れませんね。



こういった名作が、(課金プランも必要ですが)現行機のサービスでプレイできるのは嬉しいものです。ロボットカスタム好きには堪らない作品なので、ぜひとも一度はプレイしてみてください!













