
皆さん、大型連休はどのようにして過ごされたでしょうか。普段とは違う旅行でリフレッシュした人もいれば、自宅でのんびり過ごした人もいるでしょうし、逆に大型連休でも関係なく仕事を頑張った人もいるでしょう。
そうして連休が開けた今、次の連休までは大分先。辛いので、何らかの癒しが欲しいと思う人もいると思います。そんな人におすすめなのが、“キャンプ”です。大自然に囲まれて、焚き火を眺めながら夜空の空気を感じる。まさに心が洗われる、そんな心地を体験できます。
え? 大型連休が終わっているのにそんな暇はない? そもそもキャンピングカーなんて値段が高いし置く場所もないし、運転もできない?
ご安心ください。そんなキャンピングカーで旅をする体験ができるゲームが、本稿で紹介する『Outbound(アウトバウンド)』です。製品版を先んじて遊ぶ機会をいただいたので、ゲーム内で約90日間に及ぶキャンピングカー旅の様子を皆さんにお伝えします。
数々の困難をキャンピングカーと共に乗り越える




『アウトバウンド』のプレイを開始すると、まず自分の相棒となる車を選択できます。車は3種類からひとつ選べ、一度選んだ車を途中で変更することはできません。
車はそれぞれ車内のスペースや積載重量、そしてハンドリングの良さが違うので、自分の好みの車を選びましょう。そのあとは自分の分身もカスタマイズしていきます。




そうして相棒の車と自分の姿を決めたら、いよいよゲームスタート。車を走らせて、見晴らしのいい場所を見つけて進んでいきましょう。とはいえ車をただ運転するだけというゲームではないので、道中では様々な問題が待ち構えています。
例えば最序盤では、先に進むためのゲートが壊れて動かなくなっているので、レンチを製作して修復して先に進んでいきます。こうしてあらゆる問題を解決しながら、相棒の車と共に様々な場所へ。
もちろん、道中には色んな素材や食料などが落ちているので、たくさん集めて車に入れていきます。自分自身で持てる量は限界がありますが、車のダッシュボードに入れれば無限に貯蓄できる上、素材をいくら入れても積載重量には関わらないのでこの点は安心です。


さらに大事なのが、信号タワーとランドマークです。この2か所に立ち寄ると、ゴミをリサイクルして入手できるダウンロードバウチャーと引き換えに、新しい設計図を入手できます。
設計図を手に入れた後は新しいツールやクラフト、そして相棒の車を改造できるように。なので、信号タワーとランドマークを目指して、キャンピングカーを走らせるのがゲームの基本的な流れです。

また、ゲームが進行していけば時間は朝から昼、そして夕方から夜へと変わっていきます。夜になると操作キャラは疲れ果ててしまい、ダッシュが一切できなくなってしまいます。
この状態から回復するにはキャンピングカーの中に最初からあるベッドで眠り、次の日の朝にする以外に解決法がないため、朝から昼は探索に出かけ、夜はキャンピングカーの周囲で過ごすのが1日のローテーションになるでしょう。
そうして相棒の車を改造し、未知なる世界を進んでいき、やがて“アウトバウンド”な場所にたどり着いた時……ひとつの旅のゴールを実感するでしょう。
なお、ある程度ゲームを進行するとマルチプレイで最大4人同時プレイが可能に。友人がいないという人でも、犬が仲間になるので犬と一緒に広大なアウトバウンドの世界を旅できますよ。
現実のキャンピングカーより超すごい


さて、本作のクラフト要素であるキャンピングカー、この車には現実のキャンピングカーより遙かにすごい未来テクノロジーが搭載されています。
まず、キャンピングカー自体は電気で走るいわゆるEV車となっていますが、そのエンジンに使われるものは草や木などの素材。これをエネルギータンクに投げ込むことでバイオ燃料に変換し、電気を発生させ走るようです。この時点ですごい。

かつ、変速ギアが多分なく、1速限定の模様。キャンピングカー自体はATなのが現実世界でも多いようですが、それでも1速で走るキャンピングカーは大分異質でしょう。ただし速度は大体40km/hで頭打ちになります。これは最大まで強化しても変わりません。
その変わり、パワーを改造することで、どんな坂でも登れるように。逆に言うとパワーを改造しないと途中で詰むようになっているので、パワーの改造はアウトバウンドの世界を全て回るならば必須ともいえます。
コーナリングのしやすさは車に依存しますが、基本的に多い荷物を保有するのがキャンピングカーなので、レーシングカーと違ってハンドルを切ればすぐに曲がるみたいなことはありません。常にワンテンポ遅れて曲がり始める、そんな意識で走らせるのが大事です。
とはいえ、壁にぶつかったりしても車自体にはダメージの概念がなく、動かなくなったらメニューからリセットも可能なので、安心して走らせることができるでしょう。燃料切れを除けば……。


そして、『アウトバウンド』の最大のクラフト要素。それが、車の上です。
デッキを追加することで、車の上になんでも置けるようになります。最初は精々、木の床を敷き詰めて道具を置くくらいしかできませんが、やがて様々な素材を使って家を建てたり、栽培施設を作ったり、製作工場を作ったり。それら全てが、キャンピングカーの上で完結できるようになります。
発電装置もあり、最終的にはキャンプをしている間に勝手に車のエネルギーが貯まっていくため、車の燃料用に草や木をキープする必要すらなくなります。

しかも、キャンピングカーのキャンプ展開を止めると一瞬でデッキの上にあったものは全て収納され、普通の車へと戻ります。まるで風呂敷を畳むかのごとく、全て消え去っていくのです。
そしてまたキャンプを展開すると、びっくり箱のように広げられます。つまり、キャンピングカーを走らせるだけで、どんな場所でも家を建てられるのと同義というわけです。気分によって海に行ったり、山にいったり、自分の行きたいところに行って時間を過ごせます。
ただしデッキの上の拡張は、車の積載重量のリミットまで。序盤では家を建てようとしても難しいものの、車両改造の研究を進めることで積載重量の制限を上げられるので、最高のキャンピングカーになるように育てていきましょう。
車と一緒に冒険してチルする楽しさを
『アウトバウンド』は、ゆっくりクラフトをしたい人、困難を解決して冒険の先にあるゴールを眺めたい人、ただ自然を眺めたい人、そんな人たちを全員楽しませてくれる作品だと筆者はプレイして感じました。

なにせ20時間ほど冒険・クラフト・問題解決を繰り返し、気がついたら本作のエンディングまで遊んでしまったくらいです。しかし、まだこの世界の全てを見たわけではありません。世界界各地に隠されている謎の石積みや人形、そして全ての家具をクラフトするなど、やれることはまだまだたくさんあるからです。
そんな本作を自分のゲームスタイルに合わせ、ぜひ相棒の車と犬と、そしてマルチプレイで仲間と一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。
『アウトバウンド』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox Series X|S向けに2026年5月11日、PS5/ニンテンドースイッチ/スイッチ2向けには5月14日にリリース予定。また6月25日には、PS5/ニンテンドースイッチ/スイッチ2にて国内パッケージ版も発売予定です。
Outbound ©2026 Square Glade Games. Published by Silver Lining Interactive. Developed by Square Glade Games.
¥3,867
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)













