幾度もの死を乗り越えた先の「快感」がそこにある!硬派で骨太な高難度ダンジョン探索ARPG『Sprak in the Dark』プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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幾度もの死を乗り越えた先の「快感」がそこにある!硬派で骨太な高難度ダンジョン探索ARPG『Sprak in the Dark』プレイレポ

仄暗い陰鬱なダンジョンを探索するのが最高に楽しいぞ!

連載・特集 プレイレポート
幾度もの死を乗り越えた先の「快感」がそこにある!硬派で骨太な高難度ダンジョン探索ARPG『Sprak in the Dark』プレイレポ
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Stellar Fishが手がけるダークファンタジー『Spark in the Dark』が、4月8日よりSteamにて早期アクセスを開始しました。

本作は、中世ダークファンタジーの世界が舞台のアクションRPGです。プレイヤーは、不気味な古代ダンジョンに潜り、自動生成されるステージを探索しながら武器や防具を集めてモンスターと戦い、生き残ることが目的です。

一見シンプルなダンジョンクロウルに見える本作ですが、緊張感のある戦闘や探索、アイテムの収集、謎解きと仕掛け、書物を読んで世界観を紐解いていくなど、数多くのアクティビティが盛り込まれています。

というわけで、各要素をしっかり抑えながら、筆者が本作のどこに面白さや「快感」を感じたのか、その模様をレポートいたします


◆陰鬱な迷宮ダンジョンを探索し生き延びろ!

まずはオプション設定などを見ていきます。本作は、キーボード&マウスおよびパッドに対応しています。筆者はXboxコントローラーを使用しましたが、キビキビと反応も良く操作感もとくに問題なくプレイできました。

また、残念ながら日本語には未対応です。ゲーム内には、「なぜこんな世界になってしまったのか」という謎を明らかにするための書物や、壁に描かれた文献など、多くのロアやテキストが読めるのも魅力なので、欲を言えば日本語字幕が欲しかった……実装されたら没入感がさらに倍増するでしょうね。

とはいえ、英文自体はそこまで難しいものではなく、ゲームを進めるにあたっては特に支障はありませんでした。分からない単語は翻訳アプリ等を使えば大丈夫だと思います。

ブラックスミス

さてセッティングが終わったら、次はヒーロークラスの選択をします。ブラックスミス(Blacksmith)」「戦士(Warrior)」「狩人(Hunter)」「盗賊(Thief)」の4種類があり、それぞれに独自のスキルやアビリティが設定されています

戦士

たとえば筆者が選んだ「戦士」には、戦闘スキルの「ソード+1」「片手武器+1」「シールド+2」が永続効果として付与されていたり、「バトルレイジ」や「カウンターアタック」などの固有アビリティが設定されており、職業によって能力は一長一短です。

序盤から敵がわりと硬いのとスタミナやヘルス値も低い状態からスタートするので、初見プレイではブラックスミスか戦士をおすすめします。

難易度設定

次はダンジョンの難易度を決めていきます。ダンジョンは、「Forgotten」「Cursed」「Nightmare」に分かれていて、それぞれイージー、ノーマル、ハードに相当します。

今回筆者はCursed Dungeonでプレイしましたが、戦闘と探索のバランスがちょうど良くて初見おすすめの難易度です。

ゲームモード

そして最後に、ゲームモードを選択します。モードは「Path of Seeker」または「Path of Survivor」のどちらかを選べ、前者は死亡しても最後に訪れた「Bonfire(休憩場所)」からリスタート可能ですが、死亡するたびにプレイヤーは弱体化し、一部の武器を失うなどのペナルティがあります。

後者は、一度死亡するとすべてがロストする「パーマデス」仕様のハードコアなモードです。もちろん今回はPath of Seekerでプレイしました。

さて本編スタート。プレイヤーが降り立ったのは「Dargroth Gate」というダンジョン。ゲーム画面はアイソメトリック視点で、舞台やシステムも含めて2015年の『Exanima』っぽさを感じました。

左スティックでキャラの移動、右スティックでカメラ視点の移動ができます。しかし、「深淵のダンジョン」が舞台なだけあって周囲がめちゃくちゃ暗い。近くに灯りが点いてますが、それでも部屋の隅のほうは真っ暗闇です。初見ではこの視認性の悪さに戸惑いました。

近くに謎のシンボルが描かれたモノリスを発見。これが何を意味するかはまだ分かりませんが、ダンジョンの中には豊富なインタラクション要素があり、とくに「深淵の記憶(Memory of Depth)」と呼ばれるロアは、この世界の成り立ちや背景を知ることができるので、探索するモチベーションになっていました。

そして戦士の死体を漁ってみると「Bone Axe」をゲット。アイテムは、攻撃力や重量などの情報があり手持ちの装備と比較できます。

ちなみに序盤のオススメは「両手持ち武器」です。というのも、比較的入手しやすいことと、重量と火力が高いので相手をひるませたり、人型なら転倒させたりも可能で、こっちのスキも大きくなりますが、その分一発入るとデカいので頼もしいです。もし装備できるなら重装防具+ハンマー+盾の装備だとかなり安定します。

さて、ウロウロしていると初めての戦闘に突入!相手は重装備の武器持ちです。暗闇にいるとヘルスダメージを受けるので、ランプのある位置まで誘導します。

操作はRBボタンで攻撃で、LBボタンで防御です。白いバーがスタミナゲージ、赤いバーがヘルスゲージで行動ごとにスタミナを消費するので適切な管理が必須です。また、右スティックとAボタンを押せば、任意の方向へローリング回避できます。

戦闘は、敵の攻撃を誘って横や後ろにローリングで避けてから攻撃が基本。意外とリーチが足りずに空振って反撃されることも多々あったので、このヒット&アウェイの立ち回りが必須となります。

それでも、初見では敵のクセなど掴めていないため、おそらく苦戦することは必至でしょう。とくに、一瞬の気の緩みから来る反応の遅れが命取りで、やはり「死にゲー」にふさわしいハードコアな難易度でした。

戦闘の手触りとしては、モーションや回避アクションの挙動はとても滑らかで重厚感もたっぷり。攻撃がヒットした時の気持ち良さはそれなりにありました。

本作は、ランプの近くでHPや毒などの状態異常が回復する独特なシステムです。なので、戦闘はなるべくランプ付近でやる必要があり、立ち回りかたを含めてかなり緊張感がありました。

複数相手することもザラ
床トラップ

ただし、クモの敵は瀕死の時に仲間を呼び寄せてくるし、他の人型などが付いてきて一気にピンチになることも。複数相手の場合、広場ではなく通路など狭い場所まで逃げて各個撃破するなど上手く立ち回らないと、タコ殴りにされて瞬殺されます。

また、床にはトラバサミや槍が突き出るトラップや、毒ガス、落とし穴など危険な罠があちこちに散りばめられおり、一筋縄ではいかないのも特徴。さらに、本作にはマップ機能がないために未探索・既探索の箇所がわかりづらく同じ場所をループすることもしばしばで、マップを自力で覚えながら進む根気強さも必要になってきます。これも難易度の高さに繋がっていました。

強力なアーマー

上記のように高難度のため、筆者は何度も死んでリスタートしましたが、たとえば武器や防具は「使い込めば使い込むほど」経験値が溜まりスキルなどをレベリングできる仕様なので、比較的カジュアルにキャラや武器を「育てる」ことが可能な成長要素が良かったです

また中ボスクラスの強敵を倒せた時の達成感や、より強力な戦利品をゲットした時の嬉しさなど、何度も死を乗り越えた先の快感や、それまでの苦労に見合った報酬が必ず手に入るのも、本作の素晴らしい点だと思いました

また、何度も繰り返しているうちに勝てなかった敵のクセが掴めてくるので、「理不尽な難易度」というより、実は自分のちょっとした行動ミスや油断が死の原因だったりして、そのあたりの調整も言うほど悪くない気がしましたね。

休息部屋
拾った本もじっくり読める
武器の修復も可能

他にも、本作の魅力的な点はいくつもあります。扉を締めた状態の「ベッドルーム」では、安全に休息することが可能で、装備の手入れをしたり、拾った書物を読んだり、ゆったりと過ごすことができます。一歩外を出れば地獄のような空間なので、ベッドルームの安心感はとても心地よかったですね。

Hole in the Wall」は、一旦入ると自由に往来でき、その奥に貴重なアイテムの箱や安全な休憩所があることが多く、敵から逃げるための避難路にもなる隠れ家的な存在です。

隅々まで探索するのは戦闘や死のリスクが高くなりますが、相応の報酬が手に入ることもあるので、こうした面白さも本作についハマってしまう中毒性のひとつでした。



日本語に未対応なことや、マップ機能がないこと、全体的に画面が暗すぎこと、難易度の高さなど、ライトなゲーマーにはオススメしにくい本作ですが、そのやりごたえ抜群の骨太なゲームシステムと充実した内容は、お値段以上の価値はあると思います。是非一度挑戦してみては如何でしょうか。

  • タイトル:『Spark in the Dark』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 著者プレイ時間:6時間

ライター:DOOMKID,編集:みお

ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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