デカいオネエ吸血鬼のゲイバーで、酒と出会いを提供する血とヤニと愛の経営ADV『ソドミーファタ―ル』【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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デカいオネエ吸血鬼のゲイバーで、酒と出会いを提供する血とヤニと愛の経営ADV『ソドミーファタ―ル』【プレイレポ】

大きいオカマ、略してデカマ(作中台詞より引用)のマスター・アレクさん、一人称が「あーし」で良すぎる

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デカいオネエ吸血鬼のゲイバーで、酒と出会いを提供する血とヤニと愛の経営ADV『ソドミーファタ―ル』【プレイレポ】
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2026年5月15日、ヴァンパイア株式会社より『ソドミーファタール 』のデモ版とアーリーアクセス版がPC向け(Steam)に配信されました。

狂気より愛をこめて』や『トガネヨビ』などで知られるじゃむさんっぽいど氏が手掛ける本作は、“吸血鬼の営むごく普通のゲイバー”を手伝う経営シミュレーションADV。過去作に引き続き、目を惹くビジュアルと個性豊かなキャラクターたちで彩られる、ひとクセもふたクセもある世界観が魅力です。

章仕立てでストーリーが展開していき、デモ版では3章まで、アーリーアクセス版では7章まで体験することが可能。ストーリーが進むごとにキャラクターたちの秘密や関係性が明らかになっていくのはもちろん、自分好みのお店を切り盛りしていくバー経営シムとしての楽しさも十分です。

本記事では、Steamにて絶賛プレオープン中である『ソドミーファタ―ル』のプレイレポートをお届けします。

なお、本作のストアページには成人指定作品として注意点が掲載されています。間接的ではありますが性的表現が含まれますので、ご同意いただけるオトナの方の入店が推奨されます。

※本記事の執筆にあたって、パブリッシャーよりSteamキーの提供を受けています。

出自不明のロボットとなって、デカいオカマの吸血鬼が経営するバーをお手伝い

ソドミーファタ―ルというゲイバーを経営するオネエ吸血鬼・アレクが、記憶喪失になった汎用型ロボット・イニスをゴミ捨て場から拾ってきたところから物語は始まります。

プレイヤーはイニスを操作し、同じくアレクに救われた天真爛漫ワケアリガール・エレナとともにバーのお手伝いをすることに。

バー経営シムは数多くあれど、吸血鬼の営むゲイバーを切り盛りするゲームは珍しいのではないでしょうか。お店に訪れるお客は、全員ゲイの吸血鬼。そのちょっと特異な設定は、雰囲気だけでなくゲームシステムにもしっかり反映されています。

お客に提供するのは、血を使ったオリジナルのお酒・“エマテル”血液からつくられた"エマ”をはじめ、豊富なラインナップのミキサーやトッピングはショップにて仕入れ可能。それぞれの材料に甘味・酸味・苦味が割り振られており、それらをかけ合わせることで、多彩な味わいのカクテルを作ることができます。チャプターが進むごとにショップの取り扱いも増えていくのも楽しみのひとつです。

ロボットであるイニスは、お客の"カクテルの好み”を正確に分析することができます。SOURNESS・SWEETNESS・BITTERNESSに分類される味の割合が数値化されるので、エマやミキサー、トッピングを上手くかけ合わせて、お客の「今の気分にぴったり合う」エマテルを提供しましょう。といっても、味の判定はそこまでシビアではなく、失敗してもペナルティはありません。(顔の良い吸血鬼たちに微妙な顔をされるのが、ペナルティといえばペナルティ)個性豊かなお客との会話を楽しみながら、ゆったりとカクテル作りを楽しめます。

また、ゲームの進行を「まったりモード」と「入れ食いモード」の2種類から選べるのも特徴。「まったりモード」なら、画面の端に据え置いて、PC作業の合間にバー経営を楽しむデスクトップウィジットとしても遊べます。お金を稼ぎまくりたい、吸血鬼との交流をじゃんじゃん楽しみたい時は「入れ食いモード」を。オリジナルでつくったエマテルは、メニューに追加することも可能。色々な割合のエマテルを用意しておくと、お店が混雑したときもサッとサーブできて便利です。

稼いだお金は、材料の仕入れ以外に「インテリアの購入」にも使えます。インテリアショップは、なんとガチャ式。「ガチャ式……?」と戸惑いましたが、思いがけず手に入るインテリアはどれもカラフル。ランダム性によって、自認しているセンスでは生まれなかった"自分好みのバー”に出会える楽しさが味わえます

店作りにおけるカスタマイズは、インテリアだけに留まりません。「RADIO」機能では、チルなインストからオリジナルのポップまで多彩な楽曲でプレイリストを組み、店内BGMに設定できます環境音も変更できるのですが、雨音が用意されていた点が個人的に嬉しかったです。

そして、じゃむさんっぽいど氏の作品に触れる際、言及せずにいられないのが”ヘキの光るキャラクターたち”

メインキャラクターはもちろんのこと、来店客たちもメイン級に個性的です。見た目も中身も多種多様な吸血鬼たちは、"味の好み”だけでなく、"一緒に遊びたい相手の好み”も様々。「今夜は誰かと過ごしたい気分」になったお客が現れたら、好みに合う相手を引き合わせて、別室にご案内することができます

エマテルや出会いを提供しながら、時にゆったり、時に夢中で、自分好みの『ソドミーファタ―ル』を経営していきましょう。

チャプターごとに明かされる、各キャラのヒミツと関係性

お客をさばくごとに画面左上のメーターが進み、MAXになると特別なお客が来店。彼らとの会話を経てチャプターが進行するシステムです。ダウナーなマスターのアレクと、ハツラツと働くエレナが背負っている過去や、胸に秘めた想い、そして、捨てられていたロボット・イニスの出自が明らかになっていきます。

吸血鬼のゲイバー経営ゲームと聞くと、ちょっと突飛な印象を受けるかもしれません。しかし、チャプター後半で語られるアレクやエレナの言葉には、ハッとさせられたり、噛みしめたくなるような何かがありました。

制作者であるじゃむさんっぽいど氏の前作『トガネヨビ』では、「人が人を想う気持ち」や「愛」がテーマとされていました。吸血鬼やゲイバーといった尖った題材の奥にも、あたたかく、ときに苦しい“愛の在り方”が息づいているように感じました。

眠れぬ吸血鬼たちが安寧と刺激を求めて訪れるゲイバー『ソドミーファタ―ル』。色とりどりのエマテルを振舞いながら、夜の静けさと彼らの心の声に耳をすませてみてはいかがでしょうか。


ソドミーファタ―ル』はPC向け(Steam)にアーリーアクセス版とデモ版を配信中。アーリーアクセス版は1か月程度を予定しており、正式リリース時にはストーリーの追加が予定されているとのこと。

ライター:難波

ライター/ゲームと映画と小説と移動と格闘技と犬が好きな兼業ライター 難波

雪山のペンションで殺人事件に巻き込まれたり、きらめき高校で青春を謳歌したり、時を渡る翼で時代を駆け星の未来を救った経験を経て、現在はしがない会社員。主にRPGとADV、ホラゲーとギャルゲーが好きで、郷愁と可能性に満ちたドット絵のゲームに目がない。すてきなゲームを世に生み出してくれる作り手への感謝とリスペクトを原動力に文章を書いています。棺桶に入れてほしいゲームは『FF15』。

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