かわいいタヌキの配達員がBMXで空を舞う!日本の夏を駆け巡る『TANUKI: Pon's Summer』プレイレポ&インタビュー【BitSummit PUNCH】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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かわいいタヌキの配達員がBMXで空を舞う!日本の夏を駆け巡る『TANUKI: Pon's Summer』プレイレポ&インタビュー【BitSummit PUNCH】

京都での10年の暮らしから生まれた、可愛いタヌキと自転車で自由に駆け回る開放感。

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かわいいタヌキの配達員がBMXで空を舞う!日本の夏を駆け巡る『TANUKI: Pon's Summer』プレイレポ&インタビュー【BitSummit PUNCH】
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2026年5月22日から24日にかけて京都・みやこめっせで開催された日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」。数多くの出展作品から気になったものをピックアップしてご紹介!

本記事では、タヌキの郵便配達員となって日本の美しい町を駆け巡るアクションアドベンチャー『TANUKI: Pon's Summer』の試遊レポと開発者インタビューをお届けします。

BMXスタントと住民との交流で紡ぐ、神社再建へのドタバタ奮闘記

本作は、1か月後に迫った「タヌキ祭り」に向けて、荒れ果てた神社を建て直すために奮闘する3Dアドベンチャーです。少し怠け者の配達員タヌキ「ポン」を操作し、神社修復の資金を稼ぐために郵便局での配達業務に挑みます。

最大の特徴は、愛くるしい「ポン」の移動手段がBMXであること。京都や青森、札幌、別府をモデルにした風情ある4つの町を、自転車で自由に駆け抜けることができます。道中では華麗なトリック(技)を決めながら、屋根や電線の上などの広大な町のほぼ全域を駆け回ることができます。各地にはミッションが用意されており、BMXのテクニックを極めたいあまりに気づけば配達を忘れてしまうほど夢中になってしまいました。

各地に配達する小包は重さや大きさが異なり、どう運ぶかというパズル的な楽しさもあります。グラフィックスはどこか懐かしくも鮮やかな色使いで、日本のノスタルジックな夏の空気感が見事に表現されています。

汗を流して働き、住民と笑い合い、少しずつ神社が活気を取り戻していく過程には、これ以上ないカタルシスが詰まっています。タヌキとBMX…不思議な組み合わせながらもスタイリッシュなアクションとノスタルジーが見事に調和しています。誰もが童心に帰って夢中になれる、優しさと爽快感に満ちた本作の発売を、ぜひ楽しみに待ちましょう。

京都に住んで10年、そこから得たインスピレーション

ここから開発を手がけるDENKIWORKSのAri氏へのインタビューをお届けします。

――まずは開発チームのご紹介をお願いします。

Ari氏:開発チームとしては3年目になるのですが、もともと3人で始めた京都のスタジオで現在は10人ほどで開発を続けています。

――タヌキをはじめとする日本のモチーフとBMXを組み合わせようと思ったきっかけは何ですか?

Ari氏:最初は割と平和というか、タヌキがただ郵便配達をするというところから始まりました。開発過程で「まずはタヌキを動かせるようにしよう」「自転車に乗れるようにしよう」と段階を踏んでいって…。そこから「ジャンプができたらどうかな?」となり、自然とBMXができたら面白そうだなとなりました。

実際にプロトタイプを作って人に触ってもらったとき、最初は「タヌキが動いていて可愛い!」という入りだったのが、自転車に乗ってトリックを決めた瞬間にすごく良い反応が返ってきたんです。これはかなりいい組み合わせなんじゃないかと確信を持ってからは、BMXのトリック要素をどんどん拡張していきました。郵便配達として目的地に届けるというベースの中に、自分なりのショートカットを見つけたり、カッコよくトリックを決めて配達したりできるような、遊びの幅を持たせる形で開発していきました。

――ゲームシステムとして、舞台が「オープンワールド」になっている点も非常に魅力的です。この広大な世界観はどのようにして生まれたのでしょうか?

Ari氏:僕たちは京都に住んで10年ほどになるのですが、京都って自転車さえあれば、結構どこにでも行ける街なんです。鴨川があったり、山に囲まれていたり。自転車があればどこへでも行けるというあの独特な開放感や心地よい感覚を、そのままゲームの中に落とし込みたいなと思ったのが、オープンワールドにした大きな理由です。

――ということは、作中のマップも京都の街並みをイメージされているのですか?

Ari氏:はい。開発を始めるにあたって、九州の別府や尾道など、日本の色々な場所を旅して神社を巡ったりもしました。そこで得た面白い風景のインスピレーションもゲームに盛り込んでいますが、ベースにあるのはやっぱり自分たちが暮らしている京都の田舎の風景や、のんびりとした空気感ですね。すごく参考にしています。

――イベントでは多くの方がプレイしていると思いますが、国内外でのユーザーの反応に違いなどはありましたか?

Ari氏:それが、国籍による反応の違いはほとんど感じないですね。皆さん共通しているのは、とにかく「ニコニコしながらプレイしてくれている」ということです。画面の中で、常に「ポンが可愛い」という癒やしを感じながら楽しんでもらえるのはすごく嬉しいです。

――今回の試遊ではアクション部分が中心だったので、今後のストーリー展開についても気になります。どのような物語が待っているのでしょうか?

Ari氏:今回の体験版はゲームの中の「ある1日」を切り取った状態のものです。製品版では、ここからさらに色々な展開を見せていく予定ですのでぜひ期待していただきたいです。街に暮らすユニークなキャラクターたちとポンが、どのようにコミュニケーションを取っていくのか。まだまだたくさんの要素を用意しています。

――最後に、これからプレイされる方に向けてメッセージをお願いします。

Ari氏: 主人公のポンが、どんな風に街の人たちと仲良くなって神社を復興していくのか。そのプロセスをぜひ楽しんでいただきたいです。皆さんにとって、「夏が来たら、このゲーム(ポン)のことを思い出す」となるような、そんな記憶に残る作品になればすごく嬉しいなと思っています。

――ありがとうございました!


『TANUKI: Pon's Summer』はPC(Steam)/Xbox/ニンテンドースイッチ向けに現在開発中。Game Pass向けにも発売初日より提供されます。

ライター:ほろすけ,編集:みお

ライター/メトロイドヴァニアは心の鍛錬 ほろすけ

気づいたらインディーゲームの世界にのめり込んでいた生粋のインディーゲーマーでありぼっちプレイヤー。たまに配信もやる。 TGS2025でブーススタッフを経験。好きなジャンルは2Dアクション(メトロイドヴァニア)、謎解き、パズルなど。「ウィッシュリストに入れるのはタダ」をモットーに軽率に入れているが、順調に積みゲーを増やしている。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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