不正アクセス被害によってマイクロソフトのアカウントが停止され、購入したゲームや写真のデータなどにアクセスできなくなってしまった海外ユーザーの投稿が話題となりましたが、マイクロソフトのサポートは同ユーザーにX上で返信を行いました。
何千ユーロ分のゲームや子供の写真が……25年分のデータを失ったユーザー
投稿がX上で話題となったのは、TwitchやKickなどでストリーミングを行っているクリエイターのJoshua Khane氏。7月14日に自身のXにて、マイクロソフトアカウントへの不正なアクセスが検出されたため、さらなる被害を防ぐためにアカウントを永久停止したとの通知を受け取ったことを明かしました。
この措置により、同氏はXBOXのライブラリ上に存在する何千ユーロもの購入したゲームや、OneDriveに保存していた自分の息子が赤ちゃんだった頃の写真など、25年分の大切なデータを失ってしまったかたちに。暗号化やプライバシー保護の観点からアカウントデータの復元は難しく、新しいアカウントを作成することを推奨してきたマイクロソフト側の対応にも、憤りをみせていました。
また、海外メディアDexertoによると、同様の事例で訴訟を起こしたユーザーも存在し、マイクロソフトに対してコンテンツの復元や罰金の支払いが認められたケースもあると言及していました。
投稿が話題となった翌日の15日、XBOXのサポートアカウントがJoshua Khane氏の投稿に対して返信。投稿では「アカウントが不正アクセスされた際、お客様にこのような不便をおかけすることは、私どもの望むところではございません」と謝罪し、ユーザーの購入履歴のアクセス復旧に向けて作業が進行していることを明かしました。
同氏もこのサポートに対して返信を行い、どうやら復旧作業のプロセスは次のステップに進んでいる模様。アカウントのデータを取り戻せるのか、続報にも注目です。
「問題は、同じような被害に遭った人が他に何百人もいる」見過ごされてきた同様の事例への指摘も
Joshua Khane氏の一連のやりとりに対して、彼の人生ともいえる大切なデータを取り戻すきっかけを得たことに称賛や安堵の声を送るユーザーがいる一方、マイクロソフトの“特例”とも見られるような措置に対しては疑問の声や指摘もみられています。
海外のテックメディアWindows CentralのJez Corden氏はマイクロソフトの返信を引用しつつ、「問題なのは、同じような被害に遭った人が他に何百人もいるということです」と指摘。
実際にXBOX 360時代から使用していたアカウントのアクセスを失ってしまったユーザーの投稿をはじめ、同様に不正アクセスの検出からアカウント情報を復旧できなくなってしまったユーザーの投稿も返信や引用で複数寄せられており、対応の差に不満を抱くユーザーも見られます。
また、Jez Corden氏は投稿のなかで、「マイクロソフトやどのようなアカウントであれ、アカウントをハッキングから救うために、わざわざネット上で拡散させて注目を集めなければならない現状は、本来あってはならないことです」とコメントしています。
Joshua Khane氏がデータ復旧の手掛かりを得る中で、マイクロソフトの対応も浮き彫りとなった今回の事例。今後のサポートや事態の動向についても注目です。
¥4,650
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)








