
マップを見て集めた情報で事前にルートを決めつつ、状況によって臨機応変に変えていく。そんな特性のストラテジー系ゲームを遊ぶ際はもちろん、筆者は遠方取材時におけるスケジューリングもゲーム感覚で楽しんでいます。
本稿では、計画&実行のシークエンスが楽しめるルート探索型ローグライク・ストラテジー『Voyage Router』のデモ版プレイレポートを、7月25日に京セラドーム大阪9階スカイホールで開催されたインディーゲームイベント「ゲームパビリオンjp 2026夏」会場よりお届けします。
リスクと時間のバランスが重要なターン制ストラテジー
本作の舞台は、人間が宇宙に進出したSF世界。パートナーのアンドロイドから「坊ちゃん」と呼ばれる主人公は、次元の狭間で獲物を狩る漁師としてのデビューを迎え、いざ「次元海峡」へ航海に繰り出すところからゲームはスタートします。

本作のマップは六角形が連なるハニカム構造になっており、宇宙の海ならではの危険な生物が待ち受けています。
始点となる「ダイブポイント」からターンごとに隣接マスへと移動し、ボス級の生物「ヌシ」が待つ「リーフポイント」を目指して進むのが大きな目標です。


ただし道中の環境は決して安全ではなく、「氷河」以外の地形を通る際には戦闘に使用する機体「ヘビーギア」がさまざまな影響を受けてしまいます。
「霧」マスは機体のシールド値を奪い、「亀裂」マスではランダムでHPとシールドが大きく削られてしまい、以降の戦闘が不利に。さらに地形の大半を占める「海」では1マスごとに1エンゲージ値を消費し、0になるとモブ敵とのバトルが発生します。

ならば安全のためとにかく遠回りをすれば……という簡単な話でもなく、10ターン経過、つまりは10マス移動する度に「潮汐(ちょうせき)」が発生してマップ上の環境が変化するうえ、敵も強化されるので、ここはとにかく急ぐが吉。
全体マップを見ながら、HPとシールド、そしてエンゲージ値の3要素を程よく保てるルートを探りつつ、目的地へと進まねばなりません。

なお、戦闘はモブもボス戦も完全オートバトル。クリティカルといったランダム要素もあるようですが、ここは見守るしかないので頑張って勝ってくれることを祈ります。
そして見事ボスに勝利すると機体のパワーアップが可能になり、また次の目的地へ。


ボスがいたマスからは脱出が可能になるため、移動して目標を制圧→無事に帰還して資源を獲得→さらに強化した機体でまた次のマップへ……というサイクルでより高難度のステージに挑んでいく構造になっている様子。
今回はチュートリアルステージをプレイしましたが、なんとか2体目のヌシを討伐できた……かと思いきや、急に敵が無敵になって不穏な展開を迎え、先が気になる終わり方でした。


六角形が連なるマップからはボードゲームのようなテイストも感じられる作品で、時間制限もなくバトル操作も必要ないので、ルート選びがすべてのカギ。
全体マップを見ながらじっくり考えるのはもちろん、移動して目標に近づいて初めて明らかになるロケーションもあるため、報酬を捨てての緊急脱出の選択肢も含め、決断の連続を楽しむゲームになりそうです。
宇宙を舞台とする定番のSF世界設定も魅力で、凛々しくも可愛らしいキャラクタービジュアルも◎。何度も「坊ちゃん」と繰り返し呼んでくれるティコが愛おしく、一緒に頑張って宇宙の海を乗り越えたい気持ちにさせてくれます。

softoko氏(@softoko_game)によるルート探索型ローグライク・ストラテジー『Voyage Router』は現在開発中。Steamストアページも公開されています。













