
PlayWayは、Steamで多彩なシミュレーションゲームを展開するポーランドのパブリッシャーです。現在、同社のタイトルをまとめて割引するパブリッシャーセールがSteamで開催されています。今回はその中から、とくに注目したい5作品を紹介します。
PlayWayは2011年に設立され、現在は100以上の開発チームと提携する企業。『Car Mechanic Simulator』シリーズや『ハウスフリッパー』シリーズ、『Thief Simulator』、『UBOAT』など、あらゆるお仕事をSimulator化したゲームを次々に発表・発売するパブリッシャーとして知られています。
『ハウスフリッパー』シリーズ:廃墟をリフォームして富を築く
『ハウスフリッパー』は、PlayWayがパブリッシングに携わるリフォームシミュレーションの代表作です。プレイヤーは荒れ果てた住宅を購入し、掃除や修理、改築、塗装を行い、住みやすい家に仕上げて売却することで利益を上げます。ハンマーやドライバー、ドリルといった実在する道具を使い、壁の張り替えや床の張り替え、配線の修正までを手作業で進めます。

住民からのメールで依頼を受けて報酬を得るなど、経営者の視点も含めた高い没入感が特徴です。Steamのユーザーレビューでも高い評価を獲得しており、続編の『ハウスフリッパー 2』も同様に支持を集めています。
『UBOAT』:第二次世界大戦の潜水艦で生存を賭ける
『UBOAT』は、第二次世界大戦時のドイツ潜水艦を題材にしたサバイバルシミュレーションです。単なる戦闘ゲームではなく、乗組員の士気管理や食料・酸素の配分、機械の修理、敵艦の探索と回避といった現実的な生存管理がゲームの中核を占めています。

開発はDeep Water Studioが手掛け、PlayWayがパブリッシャーを務めています。2019年4月に早期アクセスを開始し、2024年8月2日に正式リリースされました。プレイヤーの判断が乗組員の命を左右する過酷でリアルな体験が評価され、戦略シミュレーションファンから高い支持を得ています。Steamのストアページによると、本作は現在72%オフの952円で購入できます。
『Cheap Car Repair』:90年代ポーランドの格安自動車修理工場を営む
『Cheap Car Repair』は、1990年代のポーランドを舞台にした自動車修理工場シミュレーションです。限られた資金のなかで、ガソリンに水を混ぜたり、錆を塗装でごまかしたりと、「どうにか動く」レベルの修理を繰り返しながら工場を拡張し、顧客を増やしていきます。

『Car Mechanic Simulator』シリーズとは異なり、貧しく質素な環境での「ぎりぎりの経営」をテーマにしている点が持ち味です。経済的な思考で利益を生み出す難しさをじっくり味わえます。
『Thief Simulator』:泥棒の日常を体験する異色のシム
『Thief Simulator』は、犯罪行為の計画と実行を疑似体験する異色のシミュレーションです。プレイヤーは空き巣や車上荒らし、窃盗などを計画・実行し、盗んだ品物を売却して収益を得ます。ターゲットの家を下見し、警報システムを回避し、盗みに入るタイミングを計るといった要素が再現されています。

Noble Muffinsが開発し、PlayWayがパブリッシャーを務めています。倫理的な選択を問うというより、「やりたい放題」の遊び心を追求した作品で、PlayWayが送り出す個性豊かなシミュレーション群の代表格です。
『Cooking Simulator』:料理人の腕前を試す本格調理シム
『Cooking Simulator』は、調理の工程を高い再現度で体験できる本格的な料理シミュレーションです。食材の下ごしらえから火加減、調味料のタイミング、盛り付けまでをプレイヤー自身がこなし、その出来栄えが評価されます。

メニューをこなすだけではなく、温度管理や調理時間の誤差が味に直結する緻密なシステムが採用されています。同社の食にまつわるシミュレーション群の中心に位置する作品で、料理好きのプレイヤーに強く訴えかけます。
『Barn Finders』:廃屋や納屋を漁って“お宝”を発掘
『Barn Finders』は、放置された納屋や廃屋、倉庫などを探索し、ガラクタの山から価値ある品物を探し出すシミュレーションゲームです。
プレイヤーはオークションなどで物件を手に入れ、その中を隅々まで探索。家具や骨董品、機械類などを回収し、修理や清掃を施して自分の店で販売します。一見するとただのゴミにしか見えない品物が、思わぬ高値で売れることもあります。

「廃墟を綺麗にする」のではなく、「他人が残したガラクタを漁って儲ける」という独特の快感が魅力。怪しげなロケーションやブラックユーモアも随所に盛り込まれており、PlayWayらしい少しクセのある“お仕事ゲーム”に仕上がっています。
『Bum Simulator』:路上生活から“街の伝説”を目指す異色作
『Bum Simulator』は、路上生活者となって街を生き抜くオープンワールド型シミュレーションです。
プレイヤーは食料や資源を集めながら生活拠点を整え、街の住人と交流したり、さまざまな依頼をこなしたりしながら勢力を拡大していきます。とはいえ、社会問題を真面目に再現する作品というよりは、かなりブラックユーモアと悪ノリを前面に押し出したバカゲー寄りの内容です。

奇妙な武器や能力を駆使して暴れ回るなど、一般的な生活シミュレーションとはまったく異なる展開も多数用意されています。「こんな題材までゲームにするのか」と驚かされる、PlayWay作品の懐の広さを象徴する一本です。
『Creature Lab』:狂気の科学者となって“怪物”を作り出す
『Creature Lab』は、マッドサイエンティストとなって秘密の研究所を運営する一人称視点のシミュレーションゲームです。
プレイヤーはさまざまな薬品や変異原を調合し、その性質を分析。DNAから異形の身体パーツを培養し、被験体に取り付けることで、自分だけの怪物を作り出していきます。完成したクリーチャーを街へ送り込み、物資や新たな被験体を確保することも可能です。

研究設備の拡張や資源管理といったシミュレーション要素を備えながら、倫理観はだいぶ置き去り。「料理」「自動車修理」「リフォーム」といった現実的な職業だけでなく、“悪の科学者”までシミュレーターにしてしまうあたりに、PlayWayらしい良い意味での節操のなさが光る一本です。
PlayWayのシミュレーションゲームの魅力
家を直すといった身近な作業を細部まで再現して没入感を高める『ハウスフリッパー』、極限状況の管理を通じて緊張感を生み出す『UBOAT』、社会的に「不快」な職業を題材にしてプレイヤーに倫理的な問いを投げかける『Thief Simulator』など、その作風は多様。
気になったお仕事ゲームがあれば、ぜひ今回のセールで“職業体験”をしてみてはいかがでしょうか。











