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映画「バックルームズ」を観た人に…今度はSteamで迷い込もう。期待のバックルームゲー5選【特集】

同じ「バックルーム」ネタでも、さまざまな切り口があります。

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映画「バックルームズ」を観た人に…今度はSteamで迷い込もう。期待のバックルームゲー5選【特集】
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「The Backrooms」(バックルーム)とは、海外で盛り上がったインターネット都市伝説のこと。きっかけは2019年に匿名のユーザーが投稿した一枚の写真でした。

黄色い壁のオフィスはガランとしていて、どことなく不気味なようす。その想像力を刺激するビジュアルがネットユーザーの関心を集め、物語性を付与したり、新たなフロアを登場させたり、エンティティーと呼ばれるモンスターを登場させるなどして、その世界観をユーザー間で共有および育ててきました。インスピレーションを得たホラーゲーム『The Backrooms: 1998』がよく配信者の間で実況プレイされていたので、なんとなく思い当たる人も多いはず。

中でも話題になったのが動画投稿者「ケイン・パーソンズ」氏による自主短篇映像の数々でした。

自主制作の短篇動画「The Backrooms (Found Footage) 」

2022年から投稿を始めたその一連のシリーズは、架空の研究機関による探索映像などでたちまち話題に。やがて映画業界から声をかけられるようになり、2026年9月4日にメジャーでの初監督作が公開されることになりました。それがまさに話題の長編映画「バックルームズ」です。

もともと「バックルーム」は特定の原作者がおらず、各個人で自由に発想することで現実を侵食してきた都市伝説です。そのためケイン氏も短篇を通じて独自の世界観を構築し、謎の研究機関や謎の生物などを登場させて盛り上げてきました。9月4日に公開される「バックルームズ」はその“ケイン的バックルーム”のベーシックなストーリーを語るとともに、ひとつの“アンサー”を提示するような内容となっています。

謎の空間「バックルーム」に迷い込んだ人々の不可思議な体験。そして空間そのものの不条理な様子。若手監督らしいイマジネーション溢れる嫌悪描写など、ホラーの要素もありつつホラーが苦手でも楽しめるものとなっていて「こう来るのね!」と思わず唸りました。

製作を務めたのは「ミッドサマー」や「ヘレディタリー/継承」などで話題になったA24。低予算ながら全米初週3日間で8100万ドルというヒットを記録しました。

そのようなパワーある都市伝説だからこそ、いまだに新作ゲームが後を絶ちません。Steamで検索しただけでも数えきれないほどヒットしました。

そこで本稿では、映画公開を記念して、今後リリースされる無数の「バックルーム」系ゲームのうち、「これプレイしてみたい!」と思ったタイトルを5つピックアップしたいと思います。

9月4日(金)全国公開|映画『バックルームズ』本予告

◆原体験に回帰する『BACKROOMS 0』

liminal_gamesが開発を進める『BACKROOMS 0』は、その名の通り「バックルーム」の原体験をモチーフとしたインディーゲームです。

2019年に話題になった頃の最初期の「バックルーム」といえば、ユーザーの手元にあるのは1枚の写真だけ。やがてそこに各ユーザーが想像するエンティティー、別フロア、謎の組織などがつけ足されていきますが、もともとは文字通り何もない空間に不安だけがあり、何もないからこそ想像力をかきたてられたのでした。

本作はその当時の原体験を思い起こさせるものとなっており、エンティティーも登場しなければ謎解きやギミックもありません。UIさえないシンプルな空間を探索していく内容となっています。その没入感と“何もない不安”こそがこの都市伝説の原点ということで、体験してみたいと思わせるものとなっていました。

◆パズルとパルクールで探索する『Backrooms: The M.E.G.』

Nightflow Studioが手がける『Backrooms: The M.E.G.』は、「バックルーム」の設定では定番の「Major Explorer Group」(M.E.G.)にスポットを当てた探索アクションです。

M.E.G.とはバックルーム内で活動する巨大組織のこと。バックルームに迷い込んでしまった放浪者を助けたり、バックルームの謎を調査したりする任務を帯びています。プレイヤーはそのM.E.G.のリサーチャーとなって広大な空間を調査していくわけです。

特徴はエンティティーが登場せず探索に特化していること。パルクールを駆使しながら簡単なパズルを解くなどして、内部の調査を進めていきます。ホラージャンルに偏りがちな本カテゴリにおいて、特徴的なプレイ体験が得られそうです。

◆自動生成ダンジョンから脱出する『Backrooms: Echo』

NonConformismが開発する『Backrooms: Echo』は脱出を目的としたアクションゲームです。各レベルにはエンティティーが生息しているのですが、中には映画『ミスト』のラストを思わせるような巨大タイプもいて、怪獣好きはそれだけでわくわくします。

ソロプレイも可能ではあるものの、マルチプレイを想定しており、最大4名参加の大人数プレイなら面白さが倍増するシステムとなっています。たとえば協力が脱出の近道になっている反面、ボイスチャットを使いながらのプレイだと仲間のふりをした偽物も混ざってくるということで、疑心暗鬼の中でプレイすることになるそうです。

またマップはプロシージャル生成に対応しており、入るたびに中の構造が変わります。ゲーム性の部分でも単純に面白そうで、興味を引く一本となっていました。

◆バックルーム人狼が始まる!!『Backrooms: Imposter』

リッパーウィングが開発する『Backrooms: Imposter』は、オンラインPvPに主眼を置いた、いっぷう変わった「バックルーム」ゲームです。

バックルームからの脱出が目的の本作は、物資を管理しつつ、協力体制でパズルを解きながら、自動生成されるマップを進んでいくことになります。また当然エンティティーが立ちふさがり、その目から逃れることを余儀なくされます。頼りになるのは、あらゆる音。その一方でチームメイトには偽物が紛れ込んでいて、どうやら脱出を妨害してくるようです。

マルチプレイで挑む本作は、いわば「バックルーム」版の人狼ゲーム。自動生成にも興味が湧きますが、それ以上に友人たちとわいわい遊ぶと盛り上がりそうな一本でした。

◆配信者に指示コメを送れ!!『リスナーさん、あっちに行きましょうか?』

Akarollsが開発する本作は、ここで紹介した「バックルーム」ゲームの中でももっとも変わり種の一本です。

プレイヤーはいち視聴者となり、「バックルームラン」に挑む配信者「シア」にひたすらチャットで指示を送ることになります。しかしゲームを始めた当初は、シアがなかなか指示を聞いてくれなかったり、パニックに陥って指示を聞き逃したりしてしまいます。つまり何度もチャレンジすることで経験を積ませ、こちらとのコミュニケーションの確度を高めていくのです。

注目ポイントはシアのセリフがAIで生成されること。その時々で回答が変わり、二度と同じセリフが登場することはありません。また無事に物資を持ち帰ることができれば、それを使って強化することもできます。

どれだけゲームとして成立するか不安なところもありますが、対話型AIが新たなゲーム体験をもたらしてくれそうで楽しみな一本です。


「バックルーム」を題材としたゲームはまだまだたくさんリリース予定となっており、FPS形式、パズルゲーム形式など、ホラーゲーム以外でもさまざまなジャンルで展開されています。映画を観て「これいい!!」と思ったら、ぜひ発売中のゲームも含め、新しいタイトルからも楽しみな一本を探してみてはいかがでしょうか。

話題の映画「バックルームズ」は全国の劇場で公開中です。

《ライター:気賀沢昌志,編集:みお


編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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