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ケイブ家庭用STG復帰作『新約・怒首領蜂大復活』先行プレイ!弾が遅くなる“アシストモード”で快適にプレイできる環境はより広がった

『怒首領蜂大復活』は我々の前に再び『新約』として現れる…!もう一つおまけに『大復活』だ!

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ケイブ家庭用STG復帰作『新約・怒首領蜂大復活』先行プレイ!弾が遅くなる“アシストモード”で快適にプレイできる環境はより広がった
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2026年4月に突如として発表され、6月には体験版も配信されたケイブの弾幕STG新作『新約・怒首領蜂大復活』。8月某日、東京・中目黒にあるケイブを訪ね、本作の発売前ビルドをプレイしてきました。アシストモードから新ボス、ロワイヤルモードまで、発売前ビルドをプレイした模様をお届けします。

本作は、2008年にアーケードで稼働した弾幕STG『怒首領蜂大復活』をリファインし、ゲームプレイ自体はオリジナルの『怒首領蜂大復活』を踏襲していますが、新たに「アシストモード」を実装したタイトルです。なお、本プレイレポでは新要素のロワイヤルモードだけでなく、ステージ6とその新ボスについて触れているのでご注意ください。

『新約・怒首領蜂大復活』とは? 旧作を現代向けに調整した新バージョンだ!

本作は、前述の通り『怒首領蜂大復活』の一部を改修し、現代のSTG環境でもプレイできるようにしたタイトルです。ケイブとしては、2013年のXbox 360版『怒首領蜂最大往生』以来の自社開発/パブリッシングとなるタイトルで、10年以上のブランクがありながらも発表時には大きな注目を集めていました。

オリジナルとなる『怒首領蜂大復活』は2008年にアーケードで稼働したタイトルです。大量の敵弾を避ける快感と大量の敵を破壊する高揚感を両立させた弾幕STGに属するもので、2003年の『怒首領蜂大往生』より5年の歳月を経てリリースされたタイトルでした。

本作では、従来のケイブシューからゲームシステムにも変化が加えられています。その代表的な要素が、ボムを持っている状態で被弾すると自動的にボムを消費するオートボムです。

オートボム搭載とはいえ、被弾時に完全に無防備になるわけではないため、従来のケイブシューよりもミスをリカバリーしやすいシステムになっています。そのため、アーケード向けのケイブシューとしては比較的ゲームオーバーになりにくく、全体的な難易度が抑えられているのが特徴です。

今回の『新約・怒首領蜂大復活』はオリジナル版の要素を持ちつつ、新たにアシストモードを搭載しています。このアシストモードは、一定の距離まで敵弾が近づくと自動で弾が遅くなり弾を避ける猶予が増えるものです。こうした基本要素は6月に配信された体験版である程度理解していましたが、今回は発売前ビルドをプレイし、後半に登場するレーザー地帯を含めたアシストモードの感触を確かめることができました。

「アシストモード」で広がるゲームプレイ環境の幅―応答速度が早くないディスプレイでも遊べるのは嬉しい

筆者はアーケードSTG出身なため、STGはアケコンでプレイするのが一番馴染みやすいことから、スタッフにお願いしてケイブ社内にあるセイミツレバーを備えたアケコン「リアルアーケードPro.AX S+G」をお借りしてのプレイとなりました。

ケイブシューはゲーセンでよくプレイしていたためアケコンでの操作に慣れており、今回はお願いしてお借りした。筆者は余り力を入れないことから三和レバー派だが、今回はセイミツレバーでのプレイも悪くないと思えた。

発売前ビルドなだけあって機能は全開放された状態ですが、今回プレイしたのはアーケードの通常難易度でのアシストモードです。会議室にある一般的な大型ディスプレイを介してのゲームプレイだったので、そこそこの表示遅延を感じました。しかし、アシストモードが有効だと遅延がある環境下でも意外としっかり遊べると感じました。

それは自機の近くまで敵弾が迫ると一旦速度が落ちるため、敵弾を視認してから避ける時間が生まれるからです。体験版をプレイした時は、旧来のアーケード向けの難易度をコンソール/PC向けに調整したものであるようにも感じましたが、表示遅延のあるディスプレイの環境下でも十分にプレイ出来る機能であることに驚きました。

体験版はステージ2までの収録だったため、ここまでは通常の『怒首領蜂大復活』と同じような感覚で突破。ここから先は、今回初めてプレイする未知の領域です。

ステージ3からは敵からの弾幕だけでなく、敵の雑魚ラッシュも激しくなるステージです。このステージにおいては、アシスト機能で敵弾が遅くなることによって弾幕と雑魚ラッシュ共に比較的対処しやすく、意外なほど遊びやすい印象を受けます。

加えて、アーケードSTGのステージ3と言えばプレイヤーが最初に躓く関門です。著しい難易度上昇が目立つだけでなく、敵の猛攻などによって容赦なくプレイヤーを倒し、初見/初級者の投入クレジットを無慈悲に奪うようなパターンが多く見られることを特徴としています。これは、比較的難易度が抑えられたオリジナルの『怒首領蜂大復活』でも例外ではありません。一方でアシストモードであれば、こうした難しさや弾幕の多さがあるものの、内容を出来るだけ削らずに遊びやすくしたことがとても良く働いていて、純粋にプレイして楽しいと思えました。

ステージ3突破後に続くステージ4では、弾幕だけでなく回転レーザー地帯を筆頭としたパズル的な要素が目立ってきます。特に敵が放つレーザーは、自機をボタン長押しのレーザーモードにしないと防御できないために、雑魚ラッシュや弾幕からの猛攻でレーザーを展開出来ず何らかの形で倒されてしまうこともよくあります。このアシストモードでプレイすると便利だと思えたのが、自動レーザー切り替え機能です。

アシストモードでは自動でレーザーが展開されるため、確かにレーザー展開を忘れて倒されることは無くなります。しかし、レーザーを解除して高速移動出来ないため、倒されにくいこととトレードオフであるように感じます。

いよいよラストステージとなるステージ5は、アシストモードがあったとしても難しいステージでした。回転レーザー地帯が長いだけでなく、アシストモードで防げない回転するレーザー砲台の接触ダメージなどから何度も倒されてしまうのはアシストモードと言えど、難しさは変わりません。

どうにか最深部にたどり着き、通常モードのラスボスであるシューティーをなんとか撃破。アシストモードと言えど万能ではなく、やはり難しいところはちゃんと難しいと思えるバランスに仕上がっていると思えました。

こうして一通りプレイして思ったのは、アーケードのケイブシューの難しさをいくらかマイルドにして、理不尽なほどの難しさを緩和したということでした。それでも、ステージ4や5になるとしっかり難しさが残っており、遊びやすさと歯ごたえを両立させた絶妙なバランスになっていると感じました。そして、ここからが今回のプレイレポで特に注目したかった新要素、ステージ6とそのボス、対戦要素の「ロワイヤルモード」です。

『新約大復活』の新ボスは清楚な天使から闇落ちギャルへ変身!?STGの対戦に新しい息吹を吹き込む新モードも体験

ステージ6のゲームプレイは、デバックモードでステージ6まで移動してからのプレイとなりました。なお、『新約・怒首領蜂大復活』での解禁条件は今回のプレイでは確認できませんでした。ただ、セリフの内容から推測すると、裏2周目における大佐の選択肢に新たなものが追加され、それを選択することで挑戦できるようです。

突如として現れる第三の選択肢。通常プレイでここまで行くのは至難の業だ

この新ステージには、セルフオマージュとして過去作『怒首領蜂』のステージ6要素が盛り込まれていることが判明しています。他にもセルフオマージュが含まれているのかもしれませんが、一度のプレイですべてのセルフオマージュを判別するのは難しく、それ以上の要素については確認できませんでした。ただ、それでもケイブが『怒首領蜂最大往生』以来、約14年ぶりに新ステージを作り出したとは思えないほどクオリティが高く、長いブランクを感じさせない完成度です。ステージ背景の動きとしては、前へ進んだと思ったら右へ移動、下へ降りつつ、左へ動き、最後に再び前へ進むという長方形を描くように動きます。

このステージにはまたしても回転レーザー砲台がここぞとばかりに大量に登場しプレイヤーを苦しめます。こうした難しさは、『怒首領蜂大復活』の特徴を踏襲しつつ作られたと思いました。

ステージ深部へたどり着くと、ついに新ボスであるビヨンドが登場。井上喜久子さんが演じることもあって、これまでのボスキャラクターとは一味違う印象が強く、ここまでストレートに魅力を押し出したボスキャラを出してくるのかと驚かされました。ボスの攻撃としては、本体とは別のユニットの存在が厄介です。敵弾を避けるために画面後方へ陣取っていると、別のユニットが移動してきて接触ダメージを食らってしまいます。

そしてさらに印象的だったのが、最終形態になると色が黒くなり厳しい口調で攻めたてる、いわゆる黒ギャル化をしたことでした。ダーク化や闇堕ちなどより適切な例え方があるかもしれませんが、少なくとも筆者の第一印象はそうとしか思えませんでした(もっと言うなら「シューターに厳しいギャル」)。

何がとは言わないが、改めて見るとあまりにデカい。その大きさに弾を避けながらだと気付けなかった
第二形態。合体した後の弾幕が厳しい。だがアシストモードを活用すれば突破出来なくもないと感じた。
最終形態。発表済み形態だが、黒ギャル化して口調も変わる衝撃は是非味わって欲しい。
羽の猛攻も厳しいぞ!

最終形態では、難しい弾の配置に加えて、レーザーや攻撃判定を持つ黒い羽根まで飛び出してきます。難度は凄まじいものでしたが、アシストモードとコンティニューを駆使してなんとか撃破しました。新ボスはシューターでさえ驚くような内容に仕上がっていたと思えます。

続いては「ロワイヤルモード」です。この新モードは、シューティングゲームとしては珍しい対戦モードです。SNKの『ティンクルスタースプライツ』やグレフの『旋光の輪舞』などと異なる点として、1vs1の対戦というわけでなく最大10人で生き残りを掛けるマルチプレイであることです。

プレイヤーは、迫りくる敵を倒し弾幕を避けつつも他のプレイヤーからの妨害を避けて生き残り、クリアを目指すという内容です。第一印象としては、どことなく『テトリス99』を彷彿とさせます。ところが実際にプレイしてみると、自分の力量の限界に挑戦できるだけでなく、他のプレイヤーも表示されることから、自分と他のプレイヤーとの動きの違いに気付かされます。

こうしたプレイスタイルの直接的な比較は、『怒首領蜂』シリーズに限らず、シューティングゲームではあまりありません。自分のプレイだけでなく、他のプレイヤーがどのように動いているのかを同時に見られることで、これまで個人で遊ぶことが中心だったSTGに、プレイヤー同士が同時に競い合う新しい交流が生まれるように感じました。今回は、ケイブのスタッフを交えた対戦でしたが、もしこれが一般プレイヤーを交えた本気のバトルだったらどんなドラマが生まれるのだろうと期待に胸を躍らせてしまいます。

今回は「ロワイヤルモード」を1度だけプレイしましたが、未知なるゲームモードを体験出来ただけでなく、その意図の片鱗に触れられたことで本作の全体像が少し理解できたような気がしました。

ケイブの弾幕STG家庭用向け復活の狼煙となる『新約・怒首領蜂大復活』

『新約・怒首領蜂大復活』のプレイを通じて、本作が「ケイブシューを現代のプレイヤーに向けて遊びやすくすること」と「STGに新たな遊び方を加えること」を目指しているように感じました。特にアシストモードは、敵弾を避ける難しさを緩和しながらも、ゲームそのものの面白さを損なわないバランスに仕上がっているだけでなく、表示遅延のあるディスプレイでも遊びやすいことが大きな発見でした。

また「ロワイヤルモード」の存在も、これまでのSTGにはあまりなかった対戦という要素にフォーカスしたことで、STGにおける新たな遊び方を切り開いたと言えるでしょう。

弾幕STGを引っ張ってきたケイブが久々に放つ、『新約・怒首領蜂大復活』はシューティングゲームファンにとって大きく注目されるべきタイトルであることは、今回の短いゲームプレイのなかでも感じる事ができました。本プレイレポだけでなく、インタビュー記事も本日19時に公開予定なのでこちらもチェックです!

『新約・怒首領蜂大復活』はSteam(PC)向けに8月27日に発売予定です。

《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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