!注意!本記事は性質上『天地創造』のストーリーに関する一部ネタバレがあります。閲覧時にはご注意ください。
スウェーデンを拠点とするパブリッシャーClear River Gamesは、2026年8月25日に配信されたレトロゲーム特化ショーケース「Pixel Arcadia」にて、アクションRPG『天地創造』のリマスターを発表しました。
エニックスから1995年にスーパーファミコン向けに発売された『天地創造』は、クインテットが開発を手掛けた作品。地球の裏側にある世界に住む主人公の少年・アークが、村に「禁じられた扉」を開いたことで、地球そのものに関わる壮大なスケールの冒険に挑むことになります。
藤原カムイ氏によるキャラクターデザイン、小林美代子氏・曳地正則氏・古代祐三氏による楽曲も本作の大きな魅力。リマスター版では、ゲームの魅力はそのままに、改良されたアイテムシステムなど、現代向けに遊びやすくなる機能も搭載しています。
そこで本稿では、いままで他機種への移植などもされていなかった『天地創造』の魅力を紹介していきます!
破壊と創造の物語
『天地創造』は、まずゲーム起動時のオープニングから見所です。世界の成り立ちには星の“2つの心”が関与しており、発展や滅亡をもたらすそれらの意志は「神」と「悪魔」の名前で呼ばれるという、とある惑星におけるひとつの神話を説明したあとにタイトルが登場します。ここのBGMも素晴らしいので、まず注目してほしいです!


ゲームは主人公・アーク(名前の変更可能)が、村で暮らしているシーンから始まります。アークは機織り小屋の機械を壊したりするような村一番のやんちゃ者。ゲーム序盤は幼馴染の少女・エルとの交流や、村の探索を行いながら、やがて暮らしている長老の家にある「禁じられた扉」を開けてしまいます。





扉の中には奇妙な箱があり、その封印を解いたことで村人が氷漬けになってしまいます。アークは長老から村を救うために、世界にある5つの塔の試練へと挑むことになります。ここで初めて村の外に出られるのですが、外の風景も必見!圧倒的な「物語の始まり」を感じること間違いなしです。
本作はRPGとして世界や街を巡る探索パートと、アクションを駆使して敵との戦いや謎解きをするダンジョンパートに分かれています。戦闘では、アークが最初に封印を解いた「箱」の中で武器やアイテムを装備する必要があります。箱の中では、禁じられた扉の中で出会った不思議な生物・ヨミが案内してくれます。





試練の塔をクリアしていくことで、表の世界「地表」に5つの大陸が復興していきます。すべての大陸が復興したとき、アークは長老から表の世界にかつての姿を蘇らすという目的を授けられ、ここから壮大な冒険が始まっていくのです。





世界を巡り、蘇らせろ
地表に辿り着いたアークは、さまざまなエリアを巡っていくことになります。しかし、最初にたどり着いた段階では地表は荒れ果てている上に生命の鼓動も感じられません。ゲーム内では、まず植物を蘇らせ、次に鳥の住む世界を蘇らせ、さらに動物を……と、アークの旅とともに世界の姿も変わっていきます。
ダンジョンでは、アークが手に持った槍を使った戦闘が発生します。槍は通常攻撃だけでなく、ダッシュやジャンプ状態で特殊な攻撃が繰り出せるほか、ガードボタンを押すことで敵の一部の攻撃を無効化できます。地裏では槍の効果で自動回復したHPですが、地表では回復アイテムを使用しなければなりません。





戦闘を続けていくとアークはレベルアップし、基礎ステータスが上昇していきます。本作はステータスによる補正が大きく、新しいエリアでレベルが足りなければ、雑魚相手にもかなり苦戦してしまいます。難しいと思ったらレベル上げも大切です。なお、敵に倒されても経験値などは稼いだ状態でセーブ地点に戻ります。
探索を続けていくと、アークは泳いだり崖を登ったりできるようになるツールも入手できます。探索することで色々なアイテムや、便利な「魔法」を使えるようになるリングやメダルと交換できる貴重な素材も入手できます。新しい移動手段を見つけたら、どんどん探索していくのも重要です。レベルも上がりますからね!





冒険の果てに見るものは
アークの冒険で蘇った世界では、植物や鳥、動物たちが新たな生命活動を始めます。鳥が活動できるようになれば渡り鳥に乗って新たなエリアに移動できるようになるなど、新たに生まれた生物たちはさまざまな形でアークの冒険を手助けしてくれます。
そして、最序盤、最初の塔で大陸を復興したときにプレイヤーに明示される、このゲームの舞台となる惑星の名前は「地球」。
復興した5つの大陸…すなわち「五大陸」での冒険は、どこかで聞いたことがある有名なスポットも多く登場します。そこで生活する植物も、鳥も、動物たちも色々な事を考えていて、アークが交流していくことで、世界の姿や謎も少しずつ見えてくるかもしれません。





世界の復興が進んでいくことで、やがて人間たちもその姿を現します。本作はここからが本番と言っても良く、世界がその姿を変えていく中で起こる変化や結末で、きっとプレイする人々に、さまざまな感情を与えることだと思います。
素晴らしいストーリーはもちろん、それを支えるBGMにも注目してください。序盤からやり応えのあるアクションは操作性も良く、難しいと感じた時のフォローもあります。特にレベル上げは本当に効果が絶大なので、困ったら基礎能力を上げましょう(やりすぎるとびっくりするくらい簡単にボスも倒せてしまいますが)。




『天地創造』は、そのタイトル名のもつ意味も非常に深い作品です。この記事ではゲーム内容の紹介のため、導入からしばらくの最低限の部分を説明していますが、ストーリーに関する重大なネタバレはなるべく行わないよう注意しています。
素晴らしい名作なので、未見のプレイヤーにはぜひ新鮮な感覚でプレイして欲しいですね!そして、願わくばクインテットの『ガイア幻想紀』『ソウルブレイダー』『スラップスティック』など、当時のスーパーファミコン向け作品も復刻してほしい……!
















