!注意!本記事は性質上、リリース前の『Valheim』正式版についての一部内容が掲載されています。閲覧前にご注意ください。
パブリッシャーCoffee Stainは、Iron Gateの手がける探検サバイバルゲーム『Valheim』をPC(Steam/Microsoftストア)/PS5/XBOX One/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに2026年9月9日に正式リリースします。
『Valheim』は、北欧神話やバイキング文化をベースにしたサバイバルゲームです。プレイヤーは、かつてオーディンが宿敵を討ち果たし、追放した「第10世界・Valheim」で再び動き出した混沌を収めるために魂を送り込まれた戦士となり、世界を冒険していきます。
2021年2月2日の早期アクセスのスタート時点からSteamユーザーレビューで高い評価を獲得した本作。2022年にはMicrosoftストア版、2023年にはXBOX Series X|S/XBOX One版のゲームプレビューが配信されています。そして、ついに待望の正式版実装にあわせ、PS5/ニンテンドースイッチ2版もリリースされます。
本稿では『Valheim』のGame*Sparkレビューをお届け。ゲームプレイはメーカー提供の先行ビルド版を使用しています。
◆裸一貫から始まるヴァイキング戦士の旅
今回の正式版アップデートでは、なんとアニメでのオープニングムービーが追加されています。Iron Gateはこれまでもアップデートの予告としてアニメ映像を使用していましたが、それがついにゲーム本編にも登場。しかも、ハイクオリティな映像で内容も楽しめる日本語字幕付きです!




ゲーム本編では、まずキャラクターを作り、次に冒険するワールドを作成します。本作は『テラリア』と同じように、キャラクターとワールドが別のセーブになっています。ゲームは、誇り高き戦士である主人公の魂が「Valheim」へと送り込まれるシーンから始まります。
転生した主人公は、かろうじてタイマツを一本だけ持っている、ほとんど裸一貫の状態から始まります。目覚めた場所の近くには、オーディンの使いである案内役のカラス・フギンがいて、プレイヤーに「世界にいるオーディンに仇なす存在を倒す」役割を与えられます。



しかし、ろくに装備も食糧もない状態では、まずは生きることを考えなくてはなりません。ゲームとしてはオーソドックスなクラフトサバイバルで、マップに落ちている木や石を拾って斧を作って木を切り倒したり、ベリーやきのこを食べたり、木を集めて拠点を作ったりしなければなりません。
もちろんこの世界には、恐るべきモンスターや野生生物も生息しているので、武器や防具を身につけることも重要です。クラフトはインベントリから行えるもの、作業台を使用するものがあり、作業台でのクラフトには「屋根がある場所」が必要になります。


こうしてオーディンから秩序をもたらす任務を与えられた主人公。その目的を果たすための、壮大な冒険が始まります。

◆強大なボスキャラクターを打ち倒せ!
『Valheim』の世界には、草原や森、沼などの多彩なバイオームがあり、それぞれのメインバイオームには強大なボスが待ち受けています。ゲーム内では、ボスを倒すことで新たな素材の獲得やバイオームを冒険するための道が拓けるようになっています。
プレイヤーが降り立った最初のバイオーム・草原では「エイクスュル」を討伐することになります。ボスと戦うためには、マップ内にある専用の施設に特定のアイテムを捧げる必要があります。その召喚アイテムを手に入れるためにも、装備を整える必要があるのです。





もちろん呼び出されるボスキャラクターはいずれも強力な存在で、簡単に倒すことはできません。戦うためにはその時点で手に入る最強の装備品を作るだけでなく、美味しい料理を食べることも重要です。本作の食事は3種類まで摂取可能で、最大HPやスタミナにボーナスが入ります。
また、生活や戦闘の中でスキルも成長していきます。スキルを上げれば武器の攻撃力や移動速度、スタミナなどが劇的に変わります。特にスタミナはあらゆるアクションに必要で、サバイバルや戦闘での快適さに関わります。スキル上げや、料理でサポートするのを忘れないようにしましょう。




なお、今回のアップデートではボスを倒した後に専用のムービーが見られるようになっています。このムービーでは、新たに入手したアイテムの使い道や、次に向かうべきバイオームのヒントなども表示されるので、ゲームのわかりやすさも大きく改善されています。




◆ルールのある建築も楽しい
『Valheim』では建築も大きな楽しみのひとつです。建築はハンマーを持つことで専用のメニューを呼び出し、建材を組み合わせることで、さまざまなスタイルの建物を作り上げることができます。
本作の建築にはいくつかのルールがあります。例えば床や屋根を設置する際には、支えがなくては強度が足りずに崩れてしまいます。そのため、柱や梁を使って補強する必要があるのです。建材の強度は色で識別できるので、危険な場所はすぐに分かります。




また、筆者が『Valheim』で好きな要素に「煙」の存在があります。料理や寒さ対策に焚き火を作れば、当然煙が発生します。この煙が部屋に充満するとダメージを受けるので、建物内に設置する時は煙の逃げ場を作る必要があります。自然と煙突の重要性を学べることに感動しました。


ゲームが進めばクラフト設備も増えていくので整地することも重要です。やがて畑や畜産などもできるようになれば、美味しい料理も安定供給できるようになります。建築したものは解体で100%素材も戻ってくるので、気軽に色々な建築を試すこともできます。ゲーム内では定期的に襲撃イベントも発生するので、防衛を考えるのも大切です。





なお、開発では、これまでの開発ログの中でプレイヤーが作る建築物の紹介も行っています。信じられないような規模のものや、発想が面白いものなどもあるので、建築にこだわりたいプレイヤーもたっぷり遊べます。

◆拡がっていく世界は非常に手強い
『Valheim』の目的は世界にいるボスを倒して秩序を取り戻すことです。これまでのアップデートでは、さまざまな新しいバイオームも追加され、今回の1.0アップデート「Deep North」ではバイオーム・極北が登場し、ゲームもいよいよ新たな局面へと突入します。
本作は基本的に遊びやすいゲームですが、ある程度進んだバイオームからは、かなり難易度も高くなっていきます。開発チームによればバイオームごとに、強いモンスターや厳しい環境といった“番人”のような存在を用意しているゲームデザインで、プレイヤーに考える必要を与える役目を担っているとしています。




中盤以降は少しの油断で死んでしまうことも珍しくなく、難易度設定にもよりますが、基本的にすべてのアイテムをドロップしてしまいます。回収するのも容易ではないので、しっかりと冒険先に仮拠点を作ってリスポーン場所を設定しておくなど、準備を整えることも大切です。バイキングと言えども蛮勇は禁物。
本作は、便利さと制約のバランスも絶妙です。例えばポータルを設置すれば離れた場所でも簡単に移動できるのですが、通常は「鉱石など一部貴重品は運べない」設定になっています。つまり、鉱石を運ぶために船で輸送したり、現地で加工する設備を作るしかないのです。



ときに難しい、理不尽に感じることもあるかもしれません。そんな時はワールド設定で難易度調整もできます。手強さを味わうのも醍醐味ですが、自分なりの楽しみ方を探すのも『Valheim』の遊び方です。マルチプレイで友人と一緒に冒険することもできるので、苦難の旅も宴も楽しみましょう!


およそ5年間の早期アクセスを経て、ついに正式版となった『Valheim』。探検・戦闘・建築など、クラフトサバイバルとしてのほしい要素をしっかりと備えた上で、遊びやすくやり応えのある冒険をプレイヤーに提供しています。
そして本作の最大の特徴とも言える動作や要求スペックの軽さは、正式版になっても健在です。今回の正式リリースに合わせて対応プラットフォームも増え、すべてのプラットフォーム間でのクロスプレイにも対応しているので、フレンドと気軽に遊びやすいのも嬉しいポイントですね!
開発チームインタビューでは“1.0をクリアすることが「真の『Valheim』の始まり」”というコメントもありました。現時点でも素晴らしくボリュームもやりごたえもある作品ですが、今後にも大きく期待できそうですね!
Game*Spark レビュー 『Valheim』 PC(Steam/Microsoftストア)/PS5/XBOX One/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2 2026年9月9日リリース
5年間の早期アクセスを経てついに完成!やりごたえ抜群のクラフトサバイバル
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GOOD
- 冒険・戦闘・クラフトすべてが遊びやすく魅力的!
- 便利さと制約のバランス感覚が素晴らしい。工夫が必要なゲーム性
- 圧倒的な要求スペックの軽さ!クロスプレイにも対応。
- 正式版でヒントなどが増えて、よりゲームがわかりやすく進化
BAD
- 中盤以降の難易度の上がり方。ときに理不尽と思えることも。












