『Fallout: New Vegas』を、オープンソースの独自エンジン上で遊べるようにする「NVForever」プロジェクトが進行中です。
独自エンジンでオリジナル版の制約から脱却、独自機能追加でModにも対応

本プロジェクトは、Obsidian Entertainmentが開発し、Bethesda Softworksが発売したオープンワールドRPG『Fallout: New Vegas』を実際に遊べる、オープンソースの独自ゲームエンジンの開発を目指すプロジェクトです。なお、本プロジェクトはゲーム本体のデータを含んでおらず、実際に動作させるには正規に購入した『Fallout: New Vegas』が必要です。
『Fallout: New Vegas』はゲームエンジンとしてGamebryoが採用されており、発売当時であれば十分通用するものでしたが約16年が経過した現在では性能や機能面でさまざまな制約が生じています。
クラッシュ防止Modや各種メモリ管理機能の改善Mod、またDXVKなどのツールの登場もあり、より安定かつ滑らかな動作も可能な環境が整いつつある一方でエンジン由来の制約はModだけでは解消しきれていないのが現状です。

開発を手掛けるGitHubユーザーのLootJunkieAzza氏によれば、本プロジェクトはOpenMWの精神を継ぐフリーエンジンプロジェクトで、ゲームアーカイブとプラグインの読み込みやレンダリング、物理演算、スクリプト、AI、戦闘、会話、メニューおよびオーディオ処理など、オリジナルのゲームエンジンと同様の処理を行えるものを公開資料とオリジナル版の動作解析をもとに、新たに書き起こしたプログラムで再現するのが目的とのこと。
2026年10月21日に公開されたv0.4.0では、カードゲーム「キャラバン」やスロットマシン、コンパニオンへの指示機能、武器改造やスコープ表示、部位欠損表現などが追加されました。アーカイブやプラグインの読み込み、物理演算、戦闘、会話などの基本的な機能も実装が進められていますが、現時点では開発途中のプレリリース版となっています。なお、現時点ではゲーム全編を問題なくプレイできる段階には達していません。

また、Mod管理ツール「Mod Organizer 2」にも対応しており、対応する既存Modを読み込める点も本プロジェクトの注目点です。ただし、現時点ではスクリプト拡張ツール「NVSE」のプラグインには対応しておらず、既存Modとの互換性には制約が残されています。
古いゲームエンジンの弱点をModで補うのではなく、いっそ新しいゲームエンジンを独自に生み出す。大胆かつ野心的なプロジェクト「NVForever」。今後の進展が楽しみです。






