コナミデジタルエンタテインメントが放つ、世界的な人気を誇るゴシックホラーアクションである「Castlevania(キャッスルヴァニア)」シリーズ。その最新作となる『Castlevania: Belmont's Curse』のメディア先行試遊会が開催されました。

シリーズの伝統を受け継ぎながらも、現代的なアクションとしての洗練と新たな挑戦が詰め込まれた本作。今回は、美麗な2Dグラフィックで描かれる15世紀のフランス・パリを舞台に、新たな主人公ローズ・ベルモンドの戦いを、本作の世界観を再現した会場でいち早く体験することができました。本記事では、試遊で明らかになったゲームの全貌、実際にプレイして得られた手触りや興奮をお届けします。
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宿命の血統がパリに集う!トレバーの娘ローズが挑む新たな激闘


最初に重厚なアニメーションムービーによってプレイヤーは物語へと引き込まれます。災厄に見舞われ血と炎に染まったパリの惨状を嘆く司教から依頼を受け、英雄トレバーとその娘ローズは調査のために現地へと降り立ちます。そこでローズは、父トレバーから亡き母サイファの遺品である不思議なタロットカードを手渡されます。「父の意志を継ぐ」という強い決意を胸に抱いた彼女は、単身で闇に包まれたパリの街へと調査に向かうのでした。
最初に足を踏み入れるのは薄暗く不気味な地下水道です。いたるところに危険なトラップや魔物が潜むこのエリアでは、基本となる鞭のアクションを学びながら進むことになります。続いて探索することになる監視塔や墓地といったエリアは、高低差を活かした立体的な構造が特徴です。鞭を壁面や敵に引っかけてステージを縦横無尽に駆け巡る爽快感が肌で感じられました。


探索の道中では、現世に未練を残した亡霊たちに遭遇することもあります。彼らと対話を重ねることで、この地に潜む強力な魔物たちの情報や物語の背景が少しずつ明らかになっていく仕組みで、次の目的地まで迷いがちな探索においてモチベーションを維持してくれます。
多種多様な「武器」やMPを消費して発動する「スペル」、ステータスなどにおいて様々な効果を発揮する「魔導器」の存在が、プレイヤーごとのカスタマイズ性を極限まで高めています。プレイスタイルに合わせて装備を自由に組み合わせることで、近接特化型や魔法重視型などといった自分だけの最適なビルドを作り出す奥深さは、近年の探索型2Dアクションゲームの流行を取り入れつつも悪魔城らしい硬派な手応えを損なっていません。
今回の試遊範囲で最大の見どころとなるのが、何者かの強大な力によって支配されてしまっている3体のボスとの死闘です。巨大な爪で大暴れする怪物、そしてシリーズファンには馴染み深いメデューサ、さらには歴史上の英雄でありながら本作ではボスとして立ち塞がるジャンヌ・ダルク。それぞれが全く異なる苛烈な攻撃パターンを持っており、一筋縄ではいかない緊張感あふれるバトルを楽しむことができました。


これら3体の強敵を撃破し、地底深くに眠るカタコンベ(地下墓地)への重厚な扉を開いたところで今回の試遊は幕を閉じました。短い時間ながらも、濃密で歯ごたえのあるゲームプレイを存分に体感することができました。
過去作の魅力を凌駕する新世代のシステムを徹底解剖

本作のシナリオは『悪魔城伝説』の23年後として正統な系譜に連なる物語でありながら、1499年のフランス・パリという新たな舞台を選んだことで従来のシリーズとは一味違う新鮮な空気感をまとっています。父トレバーから娘ローズへと受け継がれるベルモンドの血統の絆、タロットカードという謎めいたキーアイテムが、物語をさらに奥深いものにしています。過去作のファンにとってはニヤリとできる文脈が散りばめられている一方で独立したひとつの物語としても非常に完成度が高く、本作から初めてシリーズに触れるプレイヤーでも迷うことなくそのドラマチックな世界観に没入できる工夫が見事になされていました。
ボスを倒すことでその能力を獲得できるタロットカードをモチーフとした「アルカナシステム」は、世界観を演出する要素の1つとなっています。メデューサといったお馴染みのキャラから歴史上の人物であるジャンヌ・ダルクまで、討伐したボスの魂をカードに封じることで強力なスペルや特殊なアクションが解放されていきます。これまでのシリーズにあったサブウェポンシステムを進化させたようなこのシステムは、新しく進めるエリアを発見する楽しさや、戦況に応じて使い分ける戦略性を倍増させています。
グラフィックス面においては、過去のドット絵や初期の3D作品が持っていた陰鬱で荘厳なゴシックホラーの雰囲気を完璧に継承しつつも、エリアごとにテーマカラーを用いて色彩豊かで鮮やかに描かれています。月明かりに照らされるパリの街並みや不気味に蠢く地下水道の水の質感、そしてボスたちの細やかなアニメーションは圧巻のひと言です。クラシックなドット絵の良さを知る往年のファンを満足させながら、現代の美麗なグラフィックに慣れ親しんだ若いゲーマーの目をも奪う、まさに「新時代の悪魔城」と呼ぶにふさわしいビジュアル表現に到達しています。


アクションの根幹を支える操作性については、シリーズの象徴である「鞭」の扱いやすさが一段と進化しています。過去作における鞭アクションは、重みがある一方でやや硬直が長いなどといった硬派な操作感を求められることが多くありました。しかし本作では、ステージを縦横無尽に駆け巡るスピード感と自由度が大幅にプラスされており、直感的かつ非常に滑らかなコントロールが可能となっています。鋭いウィップアクションで敵をなぎ倒す爽快感はもちろん、鞭を環境に引っ掛けて移動するような探索時のアクションもスムーズで、操作しているだけで純粋な楽しさを感じさせてくれます。アクションゲームとしての敷居を下げつつも、極めようとすればどこまでも応えてくれる絶妙なバランス調整は、開発チームの手腕が光る部分です。

クラシックシリーズの魂を正しく受け継ぎながらも、現代的なゲームデザインと独自の「アルカナシステム」によって、全く新しいエンターテインメントへと昇華しています。古参のファンに向けたリスペクトと、新規プレイヤーを歓迎する親切な設計が見事に調和し、誰もがそのダークファンタジーの虜になることは間違いありません。ローズ・ベルモンドとともに、呪われたパリの闇を切り裂くその日を楽しみに待ちましょう。
『Castlevania: Belmont’s Curse』は、2026年10月15日にPS5、XBOX Series X|S、XBOX on PC、PC(Steam)、Nintendo Switchにて発売予定。現在予約受付中です。公式サイトでは早期購入特典/予約特典とMidnight Editionの内容も公開されています。
ⒸKonami Digital Entertainment
※ゲーム画像は開発中のものです。













